ジョジョ4部のスタンド一覧|全24体の本体・元ネタ・初登場の巻

ジョジョ第4部『ダイヤモンドは砕けない』で新しく出てくるスタンドは、名前で数えると24体です。最初に出てくるのは東方仗助のクレイジー・ダイヤモンドで、第4部の1話目(第29巻)から登場します。

アニメで見た人は「あのスタンド、原作だと何巻?」、原作で読んだ人は「アニメだと何話?」が気になるところ。この記事では、本体と初めて出てくる巻・アニメの話、元ネタになった洋楽を、出てくる順の一覧にまとめました。

第4部の終盤、吉良吉影のバイツァ・ダストまで触れています(ネタバレを含みます)。

ジョジョ4部のスタンド一覧(初めて出てくる順)

24体は、スタンドの名前ごとに1つと数えた数です。ACT1〜3まで姿を変えるエコーズも、1体と数えます。

シアーハートアタックとバイツァ・ダストは、キラークイーンの能力なので数えません。名前で探す人のために、表には行を作りました。

第3部から続けて出てくるスタープラチナとハーミットパープルも、数には入れず表にだけ載せています。

「初登場」は、そのスタンドの姿か能力が初めて描かれる話です。写真に写るだけの話や、名前が出るだけの話は数えていません。

巻は通し巻数で、第4部は第29〜47巻です(部ごとの巻数)。アニメの話は、TVアニメ第4部の話数で書いています(アニメの話数の一覧)。

第29〜33巻(アンジェロ・虹村兄弟・音石明)

第4部の前半では、虹村形兆が「弓と矢」で杜王町にスタンド使いを増やしていました。第33巻までの敵の多くは、その矢でスタンド使いになった人たちです。

スタンド名本体初登場(巻/アニメ)
クレイジー・ダイヤモンド東方仗助第29巻/第1話
スタープラチナ空条承太郎(第3部から)第29巻/第1話
アクア・ネックレス片桐安十郎(アンジェロ)第29巻/第1話
ザ・ハンド虹村億泰第29巻/第3話
バッド・カンパニー虹村形兆第30巻/第4話
エコーズ(卵)広瀬康一第30巻/第4話
レッド・ホット・チリ・ペッパー音石明第30巻/第5話
ザ・ロック小林玉美第31巻/第6話
エコーズ ACT1広瀬康一第31巻/第6話
サーフィス間田敏和第31巻/第7話
ラブ・デラックス山岸由花子第32巻/第8話
エコーズ ACT2広瀬康一第32巻/第9話
パール・ジャムトニオ・トラサルディー第33巻/第10話

エコーズは、卵・ACT1・ACT2・ACT3で出てくる巻が違うので行を分けました。ACT3は第38巻なので、あとの表に入っています。

レッド・ホット・チリ・ペッパーは、第30巻で形兆を襲って「弓と矢」を奪う場面で初めて出てきます。本体の音石明が姿を見せるのは、3冊あとの第33巻です。

スタンドと本体で初めて出てくる巻がずれていることもあるので、人の名前から探すときは気をつけてください。

第34〜36巻(ジョセフの来日・露伴・重ちー)

第34巻では、ジョセフ・ジョースターが杜王町にやって来ます。続く話で透明の赤ちゃんを拾い、そのあと岸辺露伴と重ちーのスタンドが出てきます。

スタンド名本体初登場(巻/アニメ)
アクトン・ベイビー静・ジョースター(透明の赤ちゃん)第34巻/第13話
ハーミットパープルジョセフ・ジョースター(第3部から)第34巻/第13話
ヘブンズ・ドアー岸辺露伴第34巻/第14話
ラットネズミ2匹第35巻/第16話
ハーヴェスト矢安宮重清(重ちー)第36巻/第18話

ヘブンズ・ドアーが出てくるのは、第34巻の「漫画家のうちへ遊びに行こう」(第319話)です。この話は第35巻まで続くので、第35巻と書かれることもあります。

「岸辺露伴の冒険」(第330〜334話)も、第35〜36巻にまたがる話です。見つからないときは、前後の巻も開いてみてください。

第37〜39巻(吉良吉影・辻彩・吉良吉廣)

吉良吉影は、第36巻の「岸辺露伴の冒険 その⑤」(第334話)で初めて登場します。スタンドのキラークイーンが出てくるのは、次の第37巻です。

スタンド名本体初登場(巻/アニメ)
キラークイーン吉良吉影第37巻/第21話
シンデレラ辻彩第37巻/第20話
シアーハートアタック吉良吉影(キラークイーンの第2の爆弾)第38巻/第22話
エコーズ ACT3広瀬康一第38巻/第23話
アトム・ハート・ファーザー吉良吉廣第39巻/第25話

エコーズ ACT3は第358話で現れ、次の第359話で能力の「3 FREEZE」を使いました。どちらも第38巻・アニメ第23話の範囲です。

アニメのキラークイーンは、第21話の終わりで初めて姿を見せます。シンデレラの話はその前の第20話で、原作の載った順と逆です。

アニメで話の順番を入れ替えたためです。入れ替わった場所は、このあとの「アニメで出てくる順番が原作と違うところ」にまとめました。

第40〜47巻(吉廣が送り込むスタンド使いと最終決戦)

第40巻からは、吉良吉廣が「弓と矢」で作ったスタンド使いが出てきます。第46〜47巻は最終決戦とその後の話で、新しいスタンドは出てきません。

スタンド名本体初登場(巻/アニメ)
ボーイ・II・マン大柳賢(ジャンケン小僧)第40巻/第26話
アース・ウインド・アンド・ファイヤー支倉未起隆第40巻/第27話
ハイウェイ・スター噴上裕也第41巻/第28話
ストレイ・キャット猫草(もとは猫のタマ)第42巻/第30話
スーパーフライ鋼田一豊大第42巻/第31話
エニグマ宮本輝之輔(エニグマの少年)第43巻/第32話
チープ・トリック乙雅三第44巻/第33話
バイツァ・ダスト吉良吉影(キラークイーンの第3の爆弾)第45巻/第35話

第4部で最後に生まれるスタンドが、バイツァ・ダストです。吉影が吉廣の矢にもう一度射抜かれて、この能力を身につけます。

鉄塔のスーパーフライからバイツァ・ダストまでの第42〜45巻は、アニメの第31〜35話にあたります。

エニグマの少年が仗助と噴上の前に現れるのは、アニメ第33話です(公式サイトのあらすじ)。紙に閉じ込める能力は、その前の第32話から描かれています。

アニメで出てくる順番が原作と違うところ

アニメで話の順番が大きく変わっているのは、主に2か所です。どちらも、初めて出てくるスタンドの話数に関わります。

1つ目は、山岸由花子がシンデレラに通う話です。原作の第37巻では吉良吉影の話が先に載っていますが、アニメはシンデレラの話を先にしました。

辻彩は、アニメでは杉本鈴美のもとにスタンド使いが集まる場面にも出てきます。放送の順番を入れ替えたことに合わせた出番です。

2つ目は、第42〜44巻の4つの話です。原作の題でいうと「鉄塔に住もう」「エニグマの少年」「ぼくのパパはパパじゃない」「チープ・トリック」。

アニメはこの4つをまとめて「7月15日(木)」と題し、時間の順に並べ直しました。題にスタンド名が入らないので、「鉄塔の話は何話?」と探すと迷いやすいところです。

順番が変わった話のうち、スタンドが初めて出てくる5話を表にしました。

アニメの話(題)初めて出てくるスタンド原作の巻
第20話「山岸由花子はシンデレラに憧れる」シンデレラ第37巻
第21話「吉良吉影は静かに暮らしたい その1」キラークイーン第37巻
第31話「7月15日(木) その1」スーパーフライ第42巻
第32話「7月15日(木) その2」エニグマ第43巻
第33話「7月15日(木) その3」チープ・トリック第44巻

第34話「7月15日(木) その4」で初めて出てくるスタンドはありません。スタンドの初登場を原作とアニメで行き来して探すなら、この5話の並びだけ押さえておけば迷いません。

4部のスタンド使いを生んだ2組の「弓と矢」

第4部のスタンド使いの多くは、2組の「弓と矢」のどちらかで生まれました。虹村形兆の矢と、吉良吉影の父・吉廣の矢です。

矢で射抜かれてスタンドが目覚める、という仕組みは第4部で初めて描かれました。形兆は、父とつながりのあったDIOやエンヤ婆の遺物から矢を見つけています。

吉廣のほうは、エジプトでエンヤ婆から矢を譲り受け、その時点でスタンドを手にしました。どの矢で誰がスタンド使いになったかを、表にまとめました。

矢の持ち主その矢でスタンド使いになった本体出てくる巻
虹村形兆片桐安十郎、広瀬康一、小林玉美、間田敏和、山岸由花子、岸辺露伴、音石明第29〜34巻
音石明(形兆から奪った矢)ネズミ2匹第35巻
吉良吉廣大柳賢、噴上裕也、猫草、宮本輝之輔、乙雅三、吉良吉影(バイツァ・ダスト)第40〜45巻

表の巻を見ると、前半(第29〜35巻)は形兆の矢、後半(第40〜45巻)は吉廣の矢とはっきり分かれています。形兆の矢は、音石が倒されたあと承太郎が回収しました。

矢とは関係なくスタンド使いになった人もいます。仗助は幼いころ、DIOの復活の影響でスタンドが目覚め、高熱で生死の境をさまよいました。

トニオ・トラサルディーは、料理を求めて世界を旅していたころに能力に気づいたと語っています。

支倉未起隆は、吉廣の矢に射抜かれずに済み、首に軽い傷を負っただけです。変身の力がスタンドなのかどうかは、あとの「一覧の見方と注意」で補足します。

吉廣の矢で生まれたスタンド使いは、表の吉影を除く5人です。鋼田一豊大はその5人とは別に、吉廣にそそのかされて味方につきました。

4部のスタンドと同じ名前の曲・バンド(元ネタ)

第4部の24体のうち21体は、名前のもとになった洋楽が集英社の資料で明かされています。スタンド名を洋楽から取ることが多くなるのは、この第4部からです。

表の「根拠」の列は、次の3つで書き分けました。

  • 集英社の資料: 『集英社ジャンプリミックス ダイヤモンドは砕けない』のコラム「The origin of STANDS!」で示されたもの
  • 作者の発言: 荒木飛呂彦のインタビューで語られたもの
  • —: 同じ名前の作品があることまでが確かなもの
スタンド名同じ名前の作品根拠
クレイジー・ダイヤモンド曲「Shine On You Crazy Diamond」(ピンク・フロイド、1975年)集英社の資料
ザ・ハンドバンド「ザ・バンド」(The Band)集英社の資料
バッド・カンパニーバンド「バッド・カンパニー」集英社の資料
エコーズ曲「Echoes」(ピンク・フロイド、1971年)集英社の資料
レッド・ホット・チリ・ペッパーバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」集英社の資料
サーフィスバンド「サーフェス」集英社の資料
ラブ・デラックスアルバム『Love Deluxe』(シャーデー、1992年)集英社の資料
パール・ジャムバンド「パール・ジャム」集英社の資料
アクトン・ベイビーアルバム『Achtung Baby』(U2、1991年)集英社の資料
ヘブンズ・ドアー曲「Knockin’ on Heaven’s Door」(ボブ・ディラン、1973年)集英社の資料・作者の発言
ラットバンド「ラット」集英社の資料
ハーヴェストアルバム『Harvest』(ニール・ヤング、1972年)集英社の資料
キラークイーン曲「Killer Queen」(クイーン、1974年)—
シンデレラバンド「シンデレラ」集英社の資料
シアーハートアタック曲「Sheer Heart Attack」(クイーン、1977年)—
アトム・ハート・ファーザーアルバム『Atom Heart Mother』(ピンク・フロイド、1970年)集英社の資料
ボーイ・II・マングループ「ボーイズIIメン」集英社の資料
アース・ウインド・アンド・ファイヤーバンド「アース・ウインド&ファイアー」集英社の資料
ハイウェイ・スター曲「Highway Star」(ディープ・パープル、1972年)集英社の資料
ストレイ・キャットバンド「ストレイ・キャッツ」集英社の資料
スーパーフライ曲「Superfly」(カーティス・メイフィールド、1972年)集英社の資料
エニグマ音楽プロジェクト「エニグマ」集英社の資料
チープ・トリックバンド「チープ・トリック」集英社の資料
バイツァ・ダスト曲「Another One Bites the Dust」(クイーン、1980年)—

「—」が付くのは、キラークイーンの3つの名前だけです。由来ではないと決まったわけではなく、同じ名前の曲があるという事実を載せた行です。

表にないアクア・ネックレスとザ・ロックは、資料で名前のもとが示されていません。第3部から続くスタープラチナとハーミットパープルの名前は、タロットのカードから取られています。

ほかの部のスタンドの元ネタは、スタンドの元ネタ一覧にまとめています。

集英社の資料で名前のもとが明かされている21体

コラム「The origin of STANDS!」は、5回に分けて載りました。掲載はvol14のP83・P86、vol16のP90、vol17のP106-107・P188です。

1回目はクレイジー・ダイヤモンドやザ・ハンドなど4体です。最後の5回目は、ストレイ・キャットとチープ・トリックの2体でした。

第4部に「元ネタ」と言い切れる名前が多いのは、このコラムがあるからです。

ヘブンズ・ドアーは、荒木飛呂彦も『ジャンプスクエア』2008年1月号のインタビューで触れています。そこでの言葉は「ボブ・ディランの名曲より。」です。

コラムでは、本体の名前のもとも明かされています。片桐安十郎の通称「アンジェロ」は、アメリカの作曲家アンジェロ・バダラメンティから。

重ちーの名字「矢安宮」は、カナダの歌手ニール・ヤングに由来します。スタンド名のハーヴェストも、ニール・ヤングのアルバム『Harvest』から取られています。

キラークイーンの3つの名前はクイーンの曲と同じ

キラークイーン、シアーハートアタック、バイツァ・ダストの3つは、コラムの21体に入っていません。名前が同じ曲を、収められたアルバムと年もあわせて見ていきます。

曲「Killer Queen」の初出は、1974年のアルバム『Sheer Heart Attack』です。ただ、このアルバムには題と同じ名前の曲がありません。

曲の「Sheer Heart Attack」が収められたのは、3年後のアルバム『世界に捧ぐ』(1977年)です。そのため、表のシアーハートアタックの年は1977年にしました。

バイツァ・ダストと同じ響きの曲は「Another One Bites the Dust」です。邦題は「地獄へ道づれ」。原作でも、第45巻の題が「アナザーワン バイツァ・ダスト」になっています。

一覧の見方と注意

表だけでは分からない点を、4つ補足します。

シアーハートアタックとバイツァ・ダストはキラークイーンの能力

シアーハートアタックは「キラークイーン第2の爆弾」、バイツァ・ダストは「第3の爆弾」です。どちらも吉良吉影のキラークイーンが持つ力なので、24体には数えていません。

この2つを別に数えると26体。第3部から続く2体も足すと、28体になります。

ほかの一覧と数を見比べるときは、どこまで数に入れているかを確かめてください。ジョジョ8部のスタンド一覧も、シアーハートアタックを数えない同じ数え方です。

アース・ウインド・アンド・ファイヤーはスタンドかどうか分からない

支倉未起隆本人は、自分の変身の力を宇宙人としての能力だと言っています。スタンドなのかどうかは、原作の描写からははっきりしません。

アース・ウインド・アンド・ファイヤーという名前も、劇中には出てきません。画集『JOJO A-GO!GO!』(2000年)で付けられた名前です。

この記事では、ほかのスタンドと同じく1体に数えています。

ちなみに第6部にも同じ名前の能力が出てきますが、単行本で「プラネット・ウェイブス」に名前が変わっています。

ラットは2匹がそれぞれ同じスタンドを持つ

ラットの本体は、杜王町のドブネズミ2匹です。1つのスタンドを分け合っているのではなく、同じ姿・同じ能力のスタンドを1匹ずつ持っています。

まったく同じ姿と能力のスタンドが複数出てきたのは、ラットが初めてです。名前は1つなので、1体と数えました。

名前の表記・英語版の名前・パラメータ

スタンド名は原作の表記で載せています。バンド名はストレイ・キャッツでも、スタンド名はストレイ・キャットです。

クレイジー・ダイヤモンドは、原作では承太郎が名づけたことになっています。仗助のキレやすい一面から付けた名前です。

北米版のゲーム(『オールスターバトル』以降)やアニメでは、名前が変わったスタンドもあります。たとえばクレイジー・ダイヤモンドは”Shining Diamond”、エコーズは”Reverb”です。

キラークイーンは”Deadly Queen”になりました。ほかのスタンドの英語名は、スタンドの英語名一覧で確かめられます。

第4部の単行本には、破壊力やスピードのパラメータ表がありません。値は、のちの画集『JOJO A-GO!GO!』でさかのぼって付けられました。

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参考

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