スタープラチナの元ネタはタロット17番の星|能力と時止めの秒数

スタープラチナは、第3部『スターダストクルセイダース』の主人公・空条承太郎のスタンドです。漢字では「星の白金」と書きます。

名前の由来はタロット大アルカナ17番目のカード「星」です。第4部以降のスタンドのように、バンド名や曲名から取られたものではありません。

「時を止められるのは結局何秒なのか」「スタープラチナ・ザ・ワールドは別のスタンドなのか」は、混乱しやすいところ。能力とできないこと、元ネタ、登場する巻と話数を、根拠の巻数つきでまとめました。

この記事は第3部の最終決戦と、第6部でのスタープラチナの扱いに触れます(ネタバレを含みます)。

スタープラチナの基本情報

本体は空条承太郎で、初登場は原作第12巻の第3部第1話「悪霊にとりつかれた男の巻」です。まずは基本の情報を一覧で。

項目内容
本体空条承太郎(第3部では17歳の高校生)
登場する部第3部『スターダストクルセイダース』から第6部『ストーンオーシャン』まで
漢字表記星の白金
英語表記Star Platinum
初登場(原作)第12巻 第3部第1話「悪霊にとりつかれた男の巻」
初登場(アニメ)アニメ第3部第1話(2014年4月5日)
能力の種類のちに「近距離パワー型」と呼ばれるタイプの原型
元ネタタロット大アルカナ17番「星」

ここまでが名前と初登場の答え。ステータスは少しややこしく、載っている資料によって3通りあります。

記載のある資料ステータス備考
『JOJO A-GO!GO!』『JOJOVELLER』破壊力A・スピードA・射程距離C・持続力A・精密動作性A・成長性Aアニメ第3部・第4部も同じ
第6部第3巻成長性が「完成」ほかの5項目は上と同じ
第6部第16巻持続力E・成長性Cスタープラチナ・ザ・ワールド名義

6項目のうち5つがAで、Cが付いた射程距離は約2メートル。1行目の2冊は、どちらを開いても同じ数値です。

下の2行は、第6部のその巻に載った表記です。数字が食い違って見えたら、どの資料の値かを確かめてください。

スタープラチナの能力

パワー・スピード・精密動作性に加えて、視力と動体視力も桁外れです。短いのは射程距離だけです。

戦い方は3つ。拳の連打、指を伸ばす技、そして時間の停止です。

桁外れなパワーと精密動作性

至近距離から放たれた銃弾を、つかみ取ってしまうスピードがあります。精密動作性と圧倒的なパワーも兼ね備えていると、公式ポータルの第3部紹介に記されています。

同じ紹介文にある姿の説明は「屈強な体躯の像(ヴィジョン)」。力の強さと手先の細かさが、1体のスタンドの中で両立しています。

そのかわり、届く範囲は約2メートル。相手の間合いまで承太郎が踏み込まないと、この力は使えません。

スタンド自身が自我を持っているように動く描写や、射程の外から物を持ってくる場面も原作にはあります。射程距離Cという数字は、いつでも厳密に守られる線ではありません。

流星指刺(スターフィンガー)とオラオラのラッシュ

決め技は「オラオラオラオラ……」の掛け声とともに拳を叩き込む突きの連打です。第28巻ではDIOが「オラオラのラッシュ」と呼んでいます。

もう1つが、人差し指と中指に力をためて伸ばす「流星指刺(スターフィンガー)」です。

この技を使ったのは、海に引きずり込まれたダークブルームーン戦(第14巻、アニメ第3部第6話)。届く距離が伸びるので、射程の短さを補う一手になります。

スタープラチナ・ザ・ワールド(時を止める能力)

別のスタンドに変わったわけではありません。第3部の最終決戦で、DIOのザ・ワールドと同じ「時を止める」能力に目覚めたものです(第28巻)。

この名前で呼ばれるようになるのは第4部から。第6部の解説では、能力名がスタンド名として扱われた場面もあります。

DIOのザ・ワールドとの違いは、次の3点です。

項目スタープラチナ・ザ・ワールドザ・ワールド
本体空条承太郎DIO
タロットの暗示17番「星」21番「世界」
名前が使われ始める時期第4部から第3部から

同じ「時を止める」でも、持ち主とカードの暗示は別ものです。第3部の最終決戦は、時を止める者どうしの戦いになります。

第6部の説明によると、スタンドのスピードが光の速さを超えたときに、この世の時間が止まります(第6部第3巻・第17巻)。時を止める・消す・戻すの違いは、時を操る3つのスタンドを比べた記事にまとめています。

時を止められるのは何秒

時を止められるのは、最長で5秒です。最初はほんの一瞬で、DIOとの決戦の中で伸びました。

全盛期は第3部です。場面ごとの長さを整理しました。

場面止められる長さ根拠
目覚めた直後(第3部)ほんの一瞬第28巻
DIO戦で伸びたあと(全盛期)最長5秒第6部第3巻(通算66巻)の解説
第4部原作では明かされていない記載なし

「5秒」だけを覚えていると、目覚めたばかりの第3部の場面と食い違って見えます。伸びたのは第3部のDIO戦の中だと押さえておけば、部をまたいでも混乱しません。

DIOの停止時間も戦いの中で伸びました。承太郎と戦ったときで5秒、ジョセフの血を吸ったあとは9秒です(第3部)。

ゲームだけに出てくるスタープラチナ・オーバーヘブン

検索で見かける「スタープラチナ・オーバーヘブン」は、原作の漫画には出てきません。

荒木飛呂彦がストーリーと設定を監修したゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』の中だけで目覚める能力です。

触れた相手の「真実を上書きする」力で、天国に到達したDIOとの決戦で使われます。原作を読み返しても見つからないのは、そのためです。

スタープラチナができること・できないこと

できないことは大きく2つ。本体から離れて戦うことと、時を止め続けることです。

項目できる・できない根拠
至近距離の銃弾をつかみ取るできる公式ポータルの第3部紹介
指を伸ばして離れた相手を切り裂くできる第14巻
止まった時の中で動くできる第28巻
自分から時を止めるできる第28巻
本体から2メートル以上離れて戦うできない射程距離C
5秒を超えて時を止め続けるできない第6部第3巻(通算66巻)の解説
奪われたDISCを他人が使うできない第6部第2〜3巻

第6部では、徹底的に対策されたうえでDISCを奪われます。面会に来た承太郎は、ホワイトスネイクの不意打ちを受けました。

記憶とスタンドはDISCとして抜き取られ、承太郎は長く仮死状態になります(第6部第2〜3巻「面会人」)。

奪ったDISCは強すぎて誰にも使えず、ホワイトスネイクは持て余しました。そこを突いた徐倫が2枚とも取り返し、承太郎は目を覚まします(第6部)。

スタープラチナの元ネタはタロットカードの「星」

元ネタは、タロットカードの大アルカナ17番目のカード「星」です。作中で名付けたのは、仲間のモハメド・アヴドゥルでした。

第3部のスタンド名は、その多くがタロットの大アルカナ22枚とエジプト9栄神から採られています。バンド名や曲名が名前の中心になるのは第4部からです。

洋楽のバンド名や曲名から探していた人が答えに行き当たらないのは、この違いのためです。

デザインの元は守護神のイメージだと、荒木飛呂彦が述べています。渦巻き模様に込めたのは、無限や波紋の意味です(『JOJOVELLER』2013年)。

ジョセフや仗助、DIOのスタンドは、この姿との対比でデザインされました(『JOJOVELLER』2013年)。あとの部のスタンドを見比べるときの基準にもなっています。

漢字は「星の白金」、英語表記は Star Platinum

公式ポータルの第3部紹介でも、承太郎のスタンドは「星の白金(スタープラチナ)」の表記です。

英語表記は Star Platinum です。第3部のスタンドは、漢字の名前と読みが並ぶ書き方。銀の戦車(シルバーチャリオッツ)や暗青の月(ダークブルームーン)も同じです。

スタープラチナが登場する巻と話数

スタープラチナが戦う場面は、第3部から第6部まで散らばっています。出来事ごとの巻と、対応するアニメの話数を表にしました。読み返したい場面から探してみてください。

出来事原作の巻アニメ
初登場「悪霊にとりつかれた男の巻」第12巻第3部第1話
流星指刺を使う(ダークブルームーン戦)第14巻第3部第6話
DIOとの最終決戦が始まる第27巻第3部第45話
時を止める力に目覚める第28巻第3部第48話
エコーズACT3とともにバイツァ・ダストを妨げる第47巻第4部第39話
スタンドをDISCとして奪われる第6部第2〜3巻第6部第3〜4話

第3部と第4部の巻数は通し巻数、第6部は部ごとの巻数です。数え方が途中で変わる理由は、部ごとの巻数をまとめた記事で確かめられます。

アニメ第3部は全48話で、DIOとの決戦にあたるのは最後の4話です。どの話で本筋が動くかは、第3部の話数をまとめた記事にあります。

関連するスタンド・人物

スタープラチナを追うときに出てくる5人です。誰がどの場面で関わるかを、ひとりずつ短く。

  • 空条承太郎: 本体。テレビアニメの声優は小野大輔、OVA版は小杉十郎太です。
  • モハメド・アヴドゥル: スタンドに「スタープラチナ」と名付けた人物です。
  • DIO: ザ・ワールドの本体。第3部の最終決戦の相手です(第27〜28巻)。
  • エンリコ・プッチ: ホワイトスネイクで承太郎の記憶とスタンドを奪います(第6部)。
  • 空条徐倫: 承太郎の娘。奪われたDISCを取り返します(第6部)。

ほかの部の話数も知りたい人は、部ごとの話数を一覧にした記事のほうが早いです。

参考

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