矢安宮重清(重ちー)の読み方は「やんぐう」|死因・スタンド・声優

矢安宮重清(やんぐう しげきよ)は、第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場するぶどうヶ丘中学校の2年生です。「重ちー(しげちー)」はあだ名で、スタンドは約500体の群れで小銭を集めるハーヴェスト。アニメの声優は山口勝平です。

最期は第37巻(アニメ第22話)で、吉良吉影のキラークイーンによる爆死です。

名字の読み方や最期の場面は迷いやすいところなので、この記事では根拠の巻と話数つきでまとめました。

※この記事は、重ちーの死亡(第37巻)と残した手がかり(第38巻)まで触れます(ネタバレを含みます)。

矢安宮重清(重ちー)のプロフィール|本名の読み方は「やんぐう しげきよ」

漢字だけでは読み方の見当がつきにくい「矢安宮」は、「やんぐう」と読みます。あだ名の「重ちー」はアニメ公式サイトの人物紹介にも載っていて、読みは「しげちー」です。

分かっていることを項目ごとにまとめました。

項目内容
名前(読み)矢安宮重清(やんぐう しげきよ)
あだ名重ちー(しげちー)
登場する部第4部『ダイヤモンドは砕けない』
学校・学年ぶどうヶ丘中学校の2年生
年齢記載なし(中学2年生)
誕生日記載なし
身長・体重身長は記載なし/体重110kg
血液型記載なし
住んでいる町杜王町
一人称・口癖おら/「〜だど」「ししっ」「理解不能」
好物「サンジェルマン」のテリヤキチキンサンド
ペット亀の「ゴン太」
スタンドハーヴェスト
初登場原作第36巻/アニメ第18話
声優山口勝平

年齢・誕生日・身長・血液型は、アニメ公式サイトの人物紹介に書かれていません。誕生日や身長を探しているなら、分かるのは「中学2年生」と「体重110kg」までと覚えておいてください。

好物のサンドイッチの店は、TVアニメでは「サンジェルメン」の名前で出てきます。

名字「矢安宮」はニール・ヤングから

名字の「矢安宮」は、カナダの歌手ニール・ヤング(Neil Young)に由来します。スタンド名のハーヴェストも、同じニール・ヤングのアルバム『Harvest』(1972年)が由来です。

出どころは、集英社の『ジャンプリミックス ダイヤモンドは砕けない vol16 ヘブンズ・ドアー編』。90ページの記事「The origin of STANDS!」part.3に、2つの由来が載っています。

読みの「やんぐう」を「ヤング」と結びつけておけば、読み間違えにくくなります。

一人称は「おら」、口癖は「〜だど」「理解不能」

「おら」と名乗り、語尾に「〜だど」がつくのが重ちーの話し方です。口癖には「ししっ」「理解不能」もあります。

ゲーム『オールスターバトル』(2013年)の技名にも、「オラ」「〜どッ」がそのまま入っています。

重ちーのスタンドはハーヴェスト(約500体の群体型)

ハーヴェストは遠隔操作ができ、広い範囲で物を探して集めるのを得意とします(アニメ公式サイト)。

小銭を運ぶハーヴェストを仗助と億泰が追いかけたことが、3人の出会いです(第36巻・アニメ第18話)。

できることを、根拠の巻と話数つきで表にしました。

項目内容根拠
数と形約500体の小さな群体型。1体に4本の腕アニメ公式サイト(約500体)・原作
ステータス破壊力E/スピードB/射程距離A/持続力A/精密動作性E/成長性C『JOJO A-GO!GO!』
集める町中に落ちている小銭を集める第36巻・アニメ第18話
注入する眉間の注射針のような器官で、集めた酒などを相手の体に入れる第36巻・アニメ第19話
運ぶバケツリレーのように重ちー自身を運び、ビルも垂直に登る第36巻・アニメ第19話

破壊力はEでも、数で「集める」「運ぶ」ことがそのまま攻撃と移動になるスタンドです。数匹つぶされた程度では、本体の重ちーにダメージが及びません。

射程距離はAでも、ハーヴェストは迷子になるので杜王町の外には出ないようにしている、と作中で語られます。

グッズでは、2017年9月の一番くじ『吉良吉影は静かに暮らしたい』のC賞がハーヴェストのフィギュアでした。ほかの回の景品は、ジョジョの一番くじの年表で確かめられます。

ハーヴェストは強い? 作中の言葉と作者の発言

作中の台詞にも作者の発言にも、ハーヴェストの強さを認める言葉があります。

宝くじをめぐる戦いでは、仗助と億泰が2人がかりで挑み、奇策を使ってようやく重ちーを降参させました(第36巻)。仗助は、ハーヴェストに勝てる相手がいるとは考えられない、とまで言っています。

作者の荒木飛呂彦は、西尾維新との対談でこの話題に触れています。ハーヴェストがいちばん強いのではないか、という西尾の質問を肯定しました(『西尾維新クロニクル』宝島社、2006年)。

「しげちーは強いの?」と気になったら、この2つが作中と作者の側からの答えです。

重ちーの声優は山口勝平(アニメ・ゲーム)

TVアニメより先に、2013年のゲーム『オールスターバトル』で山口勝平が重ちーの声を担当しています。作品ごとの担当をまとめました(2026年10月15日時点)。

作品担当
TVアニメ『ダイヤモンドは砕けない』(2016年)山口勝平
ゲーム『オールスターバトル』(2013年)山口勝平
ゲーム『アイズオブヘブン』(2015年)山口勝平
ゲーム『オールスターバトル R』(2022年)山口勝平
実写映画『ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年)登場しない

『オールスターバトル』の重ちーは、発売日の2013年8月29日に配信が始まった追加キャラクターです。

実写映画に重ちーは出てきません。映画が描くのは原作第29〜30巻の範囲で、重ちーの初登場(第36巻)より前で終わります。

山口勝平は、TVアニメ第3部のオランウータンのフォーエバーと、第6部のヨーヨーマッの声も担当しています。「どこかで聞いた声」と感じたなら、『名探偵コナン』の工藤新一や『ONE PIECE』のウソップと同じ声です。

重ちーが登場する巻と話(原作・アニメ)

重ちー本人が出てくるのは、原作では第36〜37巻、アニメでは第18・19・21・22話です。原作の話の題は、第36巻が「「重ちー」の収穫(ハーヴェスト)」、第37巻が「吉良吉影は静かに暮らしたい」。

主な出来事を、原作の巻とアニメの話で対応させました。

出来事原作の巻アニメの話
小銭を運ぶハーヴェストを仗助と億泰が追い、重ちーに出会う第36巻第18話
500万円の当選くじをめぐって争い、賞金を三等分する第36巻第19話
サンドイッチの袋を吉良吉影と取り違える第37巻第21話
吉良のキラークイーンに爆破されて死亡する第37巻第22話
魂の叫びが届き、仗助たちが鈴美のもとに集まる第37巻第22話
残したボタンを手がかりに、承太郎と康一が吉良を追う第38巻第23話

注意したいのが、アニメでは話の順番が一部入れ替わっていることです。「山岸由花子はシンデレラに憧れる」は、原作では重ちーの死のあと(第37〜38巻)に入る話です。

アニメはこの話を第20話に移し、宝くじの話と吉良の話の間に置いています。漫画とアニメを行き来する人は、「シンデレラ」の話の位置だけがずれる、と覚えておくと戸惑いません。

重ちーの死因と最後|何巻・何話で死亡する?

重ちーは第37巻(アニメ第22話)で、吉良吉影のキラークイーンの爆弾によって死亡します。遺体が残らないので「本当に死んだの?」と気になるところですが、作中ではっきり死が描かれています。

死因はキラークイーンの爆弾(第37巻・アニメ第22話)

始まりは、サンドイッチの袋の取り違えです(第37巻・アニメ第21話)。吉良の袋には、殺した女性の手が入っていました。

袋を取り戻そうとした吉良は、ぶどうヶ丘中学校に入り込みます。そこで袋の中身を重ちーに見られ、吉良にとって初めてのスタンド使いとの戦いが始まりました。

重ちーはハーヴェストで応戦しますが、キラークイーンの能力で瀕死の重傷を負います(アニメ第22話)。

すきを見て逃げた重ちーが向かったのは、仗助のもとでした。クレイジー・ダイヤモンドで傷を治してもらい、吉良のことを知らせるためです。

その途中で、重ちーはキラークイーンの爆弾で命を落とします。触れたものを爆弾に変える能力は、キラークイーンの能力の記事で詳しく扱っています。

原作で死亡する話は、第37巻の「吉良吉影は静かに暮らしたい その⑤」です。アニメ第22話は、2016年8月26日深夜(27日未明)にTOKYO MXで放送されました。

遺体は残らず行方不明者の扱いに|作者が語った苦悩

爆破で遺体すら残らなかったため、重ちーは社会的には行方不明者のままです。作中では死亡、世間の扱いは行方不明、と分けて考えると混乱しません。

荒木飛呂彦は、物語を盛り上げるためとはいえ重ちーを死なせたことに苦悩した、と語っています。何度も復活させたいと思っていた、とも述べています(SPURムック『JOJOmenon』)。

最後に残したボタンが吉良を追う手がかりに

死の間際、重ちーはハーヴェストで吉良の服のボタンを手に入れ、仗助たちのもとへ運ばせていました。

重ちーの魂は昇りながら崩れていき、その叫びは仗助や億泰たちスタンド使いに届きます。叫びを聞いた仗助たちは鈴美のもとに集まり、町に潜む殺人鬼のことを知りました(第37巻・アニメ第22話)。

仗助たちが犯人探しを始めたとき、手もとにある唯一の手がかりがこのボタンでした。

ボタンの持ち主を探す承太郎と康一は、靴屋の「ムカデ屋」にたどり着きます。そこで吉良のシアーハートアタックに襲われました(第38巻・アニメ第23話)。

仗助・億泰・吉良吉影との関係(関連する人物)

重ちーと縁の深い人物を、関係が描かれる巻の順にまとめました。

人物関係巻
東方仗助小銭集めで知り合った友人第36巻
虹村億泰宝くじの賞金を三等分した3人組の1人第36巻
吉良吉影袋の取り違えから秘密を知り、殺される相手第37巻
杉本鈴美魂の叫びを受けて仗助たちが集まる、幽霊の少女第37巻
空条承太郎・広瀬康一残されたボタンで吉良を追う第38巻

重ちーは、欲深い守銭奴の一方で、心の底では杜王町と両親を想っている少年です。アニメ公式サイトの人物紹介によると、友人はあまりいませんでした。

そんな重ちーと死の当日も親しくしていた仗助と億泰は、大きな衝撃を受けます。2人が率先して吉良を探すきっかけになったのが、重ちーの死でした。

参考

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