ポコロコ(ジョジョ第7部)は死亡せず優勝|スタンド・声優・登場巻

ポコロコは、ジョジョ第7部『スティール・ボール・ラン』で「50億人に1人の幸運」を信じてレースに出た農夫です。スタンドはヘイ・ヤー、アニメの声は松田健一郎が担当しています。

途中で死亡することなくレースを走り切り、第24巻で繰り上がり優勝します。

ややこしいのは「あの幸運はスタンドの力なの?」というところ。ヘイ・ヤーにできること・できないことから、ステージごとの順位まで、根拠の巻数つきでまとめました。

この記事は第7部の結末(レースの優勝者)に触れます(ネタバレを含みます)。

ポコロコのプロフィール

ポコロコは、1890年の北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」に出場するジョージア州の農夫です。愛馬「ヘイ! ヤア!」に乗り、賞金を狙って参加しました(アニメ公式サイトの人物紹介)。

まずは、原作と公式サイトで分かる基本の情報から。

項目内容
名前ポコロコ(英語表記 Pocoloco)
登場する部第7部『スティール・ボール・ラン』
年齢21歳(レースが開かれた1890年)
誕生日記載なし
身長・体重記載なし
血液型記載なし
出身アメリカ・ジョージア州
立場・職業農夫。レースの参加者
通称黒い彗星
ゼッケン番号A-777
愛馬4歳のクオーター・ホース
スタンドヘイ・ヤー
初登場第7部第1巻(通巻81)第2話「ジャイロ・ツェペリ」

表の「記載なし」は、アニメ公式サイトの人物紹介にも載っていない項目です。身長や誕生日を知りたくても公式の数字が出てこないのは、このためです。

「50億人に1人の幸運」とは

出場のきっかけは、占い師に告げられた「レース期間中は50億人に1人の幸運」という予言です(アニメ公式サイト)。陰謀とは無縁で、優勝して幸せに暮らすためだけに走ります。

「オレは50億分の1のラッキー・ガイだッ!」というセリフも、第1ステージの途中で飛び出します(第7部第2巻 第8話)。

実はこの数字、雑誌に載ったときは「10億人にひとり」でした。単行本で「50億人にひとり」に書き換えられています。

アニメ公式サイトの紹介は「レース期間中」ですが、原作の予言では幸運が続くのは「2ヵ月」でした。ところがレースは1890年9月25日に始まり、終わるのは1891年1月です。

約4ヵ月のレースのうち、2ヵ月を過ぎた後半でも運が尽きる描写はありません。ポコロコは最終の第9ステージまで上位を走り続けます(第7部第23〜24巻)。

ポコロコのスタンド「ヘイ・ヤー」の能力

ヘイ・ヤーは、ポコロコに助言を与えて自信を持たせるだけのスタンドです。自我を持ち、小さな人形のような姿をしています。

発現したのは第1ステージの最中です(第7部第2巻)。聖なる遺体とも「悪魔の手のひら」とも関係ありません。悪魔の手のひらは、生きて抜け出した人にスタンドを目覚めさせるアリゾナ砂漠の土地です。

ここで混乱しやすいのが、「ポコロコの幸運=ヘイ・ヤーの能力」という思い込みです。ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(2015年)でも、「幸運を呼び込む」能力として扱われています。

原作では、あの幸運はポコロコ本人のもの。ヘイ・ヤーの能力によるものではありません。

ヘイ・ヤーにできること・できないこと

戦うことも、運を動かすことも、ヘイ・ヤーにはできません。根拠になる巻と資料を添えて、表で整理しました。巻は第7部の単行本の巻数です。

項目できる・できない根拠
ポコロコに話しかけて助言するできる(自我がある)第2巻 第9話で初登場
ポコロコの運を上げるできない(幸運は本人のもの)ヘイ・ヤーの設定(助言と後押しだけ)
敵と戦うできない(破壊力E・スピードE)『JOJOVELLER』のステータス
本体から遠く離れるできない(射程E)『JOJOVELLER』のステータス
遺体や悪魔の手のひらと関係なく現れるできる第1ステージで発現(第2巻)
第6ステージでも励ますできる第14巻 第55話「勝利者への資格」

要するに、ピンチを切り抜ける場面でも、ヘイ・ヤーは声をかけているだけ。体を張るのはポコロコ本人です。

ヘイ・ヤーの基本情報(ステータス・英語名・同じ名前の曲)

ヘイ・ヤーのステータスは、持続力のBを除いてすべて最低のEです。

項目内容
本体ポコロコ
初登場第7部第2巻 第9話「長い長い下り坂」
姿小さな人形のような姿。自我がある
ステータス破壊力E・スピードE・射程E・持続力B・精密動作性E・成長性E
英語版での名前Hey Yo!
同じ名前の曲アウトキャストの「Hey Ya!」(2003年)

第7部では単行本にステータスの表が載らず、この数値は『JOJOVELLER』で設定されたものです。数値を確かめたいなら、開くのは単行本ではなくこの資料本です。

曲名と同じなのは、日本語のスタンド名のほう。英語版の「Hey Yo!」は、アウトキャスト(Outkast)の「Hey Ya!」とつづりが1字違います。

スタンド名と愛馬の名前の違い

愛馬は「ヘイ! ヤア!」で、スタンドは「ヘイ・ヤー」です。「ヤア」なら馬、「ヤー」ならスタンドと覚えておくと取り違えません。

アニメ公式サイトの愛馬の英語表記は「Hey Yo!」です。英語版でのスタンド名も「Hey Yo!」なので、英語では同じつづりになります。

ポコロコの声優は松田健一郎

ポコロコ役の発表は2025年12月20日。1st STAGEの新しいPVと一緒に、松田健一郎の名前が明かされました(電撃オンライン)。

英語吹替やアニメ以外の作品まで含めると、ポコロコの声の担当は4人います。

作品担当
アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』(2026年、Netflix)松田健一郎
同じアニメの英語吹替Cedric Williams
VOMIC(集英社のヴォイスコミック)岡林史泰
ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(2015年)川津泰彦

ゲームやVOMICで聞いた声がアニメと違うときは、どの作品のポコロコかを確かめてみてください。

松田健一郎は、TVアニメ第2部『戦闘潮流』でドノヴァンの声も担当しています。部ごとのキャストはジョジョの声優一覧で見られます。

ポコロコが登場する巻と話

ポコロコは第7部第1巻の第2話で初登場し、第24巻のレースの決着まで出てきます。主な出来事ごとに、原作の巻と話、アニメの話数を一覧にしました(2026年10月10日時点)。

出来事原作の巻と話アニメ
初登場。占い師の予言を語る第1巻 第2話「ジャイロ・ツェペリ」第1話(1st STAGE)
第1ステージのゴール前で競り合う第2巻 第6〜11話第1話(1st STAGE)
ヘイ・ヤーが初めて現れる第2巻 第9話「長い長い下り坂」第1話の範囲
第1ステージの着順が決まる(3位)第3巻 第12話「1st. STAGE 優勝失格」第2話(着順の確定)
第3ステージのゴール第7巻 第32話未配信
第6ステージでジャイロとトップを争う第13〜14巻 第51話・第55話未配信
最終の第9ステージを走る第23〜24巻未配信
繰り上がり優勝が決まる第24巻未配信

巻は第7部の巻数で、80を足すと通巻の巻数になります。話の番号と題は単行本のもので、雑誌に載ったときとは題が違う話もあります。

アニメで追っている人へ。2026年10月10日時点の配信は第4話までで、ポコロコの優勝の場面はまだ先です。配信日と第7部の話数はジョジョアニメの話数一覧にまとめています。

ポコロコの結末と生死(死亡しない)

ここから先は、レースの最終結果に触れます。

ポコロコは聖なる遺体をめぐる戦いに関わらず、戦闘に巻き込まれることもないまま、レースを完走します。そして第7部第24巻で手にするのが、レースの優勝です。

結末を追うときに見落としやすいのが、この優勝が「繰り上がり」で決まったことです。

優勝は「繰り上がり」で決まる

最終の第9ステージを1位でゴールしたのは、並行世界から来たディエゴでした。ディエゴはゴールの直後に姿を消して失格となり、総合順位が繰り上がります(第7部第24巻)。消えた理由は、並行世界のディエゴの最期で追えます。

総合の結果は、398ポイントのポコロコが優勝。2位はノリスケ・ヒガシカタで、353ポイントでした。

優勝賞金は、アニメ公式サイトのあらすじで「5,000万ドル」と紹介されています。

ステージごとの順位

9回のステージのうち、ポコロコが1位になったのは第5ステージだけです。各ステージの名前と順位を表にしました。

ステージ名前順位
第1ステージ15,000メートル3位
第2ステージアリゾナ砂漠越え9位
第3ステージロッキー・マウンテン・ブレイク・ダウン5位
第4ステージ広い広い大草原の小さな墓標2位
第5ステージイリノイ・スカイライン1位
第6ステージミシガン・レイクライン3位
第7ステージフィラデルフィア・トライアングル3位
第8ステージボース・サイド・ナウ4位
第9ステージマンハッタン・ラプソディ2位

第1・第6ステージでは、ジャイロとトップを争って及びませんでした。それでも5位より下だったのは、第2ステージの9位だけです。

得点は1位が100ポイント、2位が50ポイント、3位が40ポイント。上位の得点を積み重ねた合計が、総合の398ポイントです。

注意したいのが、表の順位の一部は着順そのままではないことです。

  • 第1ステージの3位は、1位でゴールしたジャイロが走行妨害で着順を20位下げられたあとの順位(第7部第3巻)
  • 第8ステージの4位は、脱落者以外の全員がタイムボーナスを使ったあとの順位
  • 第9ステージの2位は、失格したディエゴを除いたあとの順位

優勝したあと(その後)

優勝したあとのポコロコの暮らしは、第7部では描かれていません。出番は第24巻のレースの決着が最後です。

2位のノリスケ・ヒガシカタは、第8部『ジョジョリオン』に「(初代)東方憲助」として登場します。準優勝の賞金を元手に、フルーツの輸入事業を始めた人物です。

レースのあと、ノリスケはジョニィと同じ船に乗ります(第7部第24巻)。そこから第8部の東方家へどうつながるのかは、ジョニィ・ジョースターの家系図と結末を読むと分かります。

ポコロコと関わる人物

レースでポコロコと競り合うのは、ジャイロやジョニィたち上位の走者です。主な人物と、関わる巻(第7部の巻数)をまとめました。

人物関係巻
ジャイロ・ツェペリ第1・第6ステージでトップを争う第2巻、第13〜14巻
ジョニィ・ジョースター第1ステージのゴール前で競り合う第2巻
サンドマン第1ステージで競り合う。第7話の題は「ポコロコとサンドマン」第2巻
ディエゴ・ブランドー並行世界のディエゴの失格で優勝が回ってくる第24巻
ノリスケ・ヒガシカタ総合2位(準優勝)第24巻

第1・第6ステージでトップを争ったジャイロのことは、ジャイロ・ツェペリのプロフィールと鉄球の解説で詳しく紹介しています。

ちなみに、小説『JORGE JOESTAR』(舞城王太郎、2012年)にも似た名前の人物がいます。ポコロコ・トリプルセブンという別人で、スタンドはライトスタッフです。

ポコロコのスタンドとして「ライトスタッフ」の名前を見かけたら、それは小説のほうの話です。

参考

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