川尻浩作は、第4部『ダイヤモンドは砕けない』で妻のしのぶ、息子の早人と暮らす会社員です。本物の浩作は第39巻で吉良吉影に殺され、顔と右手の指紋を奪われました。
第40巻から第47巻の決着まで出てくる「川尻浩作」は、本物と入れ替わった吉良吉影です。
「本物はどこへ行ったの?」「家族はなぜ気づかなかったの?」は、読んでいて混乱しやすいところ。この記事では本物の浩作と成り代わった吉良を分けて、声優や登場する巻と話まで一気にまとめました。
この記事は第4部の結末まで触れます(ネタバレを含みます)。
川尻浩作は2人いる|本物と吉良吉影のプロフィール
「川尻浩作」として出てくるのは、本物の浩作と、浩作の顔になった吉良吉影の2人です。アニメ公式ポータルは「川尻浩作」を、吉良がエステ「シンデレラ」で施術を受けて得た「新しい身分」と紹介しています。
2人のプロフィールを列で分けて整理しました。
| 項目 | 本物の川尻浩作 | 浩作になりすました吉良吉影 |
|---|---|---|
| 名前(読み) | 川尻浩作(かわじり こうさく) | 吉良吉影(きら よしかげ) |
| 登場する部 | 第4部『ダイヤモンドは砕けない』 | 第4部『ダイヤモンドは砕けない』 |
| 年齢 | 記載なし(吉良と年齢が近い) | 33歳(1999年) |
| 誕生日 | 記載なし | 1966年1月30日 |
| 身長・体重 | 記載なし(体格は吉良に近い) | 175cm・65kg |
| 血液型 | 記載なし | A型 |
| 立場・職業 | 会社員 | 浩作として川尻家で暮らす |
| 家族 | 妻・しのぶ/息子・早人 | 同じ家族と暮らす |
| スタンド | 記載なし | キラークイーン |
| 出てくる巻 | 第39巻だけ | 浩作として暮らすのは第40〜47巻 |
「記載なし」は、アニメ公式ポータルの人物紹介に書かれていない項目です。年齢や身長は、本物の浩作の話か、中身の吉良の話かで答えが変わります。
吉良本人の手へのこだわりや最期の細部は、吉良吉影のプロフィール・声優・最期にまとめています。
川尻浩作の年齢は?
本物の浩作の年齢は、アニメ公式ポータルの人物紹介に数字で書かれていません。分かっているのは、吉良と年齢も体格も近かったために、身代わりに狙われたことです。
「33歳」という数字を見かけたら、それは中身の吉良の年齢です。吉良は1966年1月30日生まれで、第4部の舞台の1999年に33歳になります。
川尻浩作の髪型は?
髪型の説明は、アニメ公式ポータルの人物紹介にはありません。吉良の顔は、辻彩の能力で浩作のものに作り替えられました(第39巻)。
浩作の見た目を確かめたいなら、原作の第40巻以降か、アニメの第27話以降を開いてみてください。
本物の川尻浩作はどんな人? 第39巻で吉良に殺される
本物の浩作は、妻のしのぶとの夫婦仲が冷え切った会社員です。第39巻で吉良吉影に捕まり、そのまま殺されます。
アニメ公式ポータルの紹介では、しのぶにとって浩作は「悪い男ではないが、つまらない男」です。
しのぶは夫を「仕事には真面目」と評する一方、「フロ・メシ・ネルしか言わない」とも語ります。仕事の面では、浩作が昇進を狙っていたと吉良はみています。
ふたりは短大時代に付き合い、子どもを妊娠して結婚しました。公式ポータルのしのぶの紹介には、「たいして好きでもないのに優越感から」付き合っていたとあります。
息子の早人とも、ふだんから会話の少ない親子でした。
ちなみに本物の浩作は、シイタケが大の苦手です。この好き嫌いが、入れ替わったあとのほころびの1つになります。
浩作の運命が変わるのは第39巻です。仗助たちに正体を見破られて逃げる途中の吉良が、背格好の近い浩作を捕まえました。
連れて行かれた先は、辻彩が営むエステ「シンデレラ」。浩作は殺され、吉良に脅された辻彩の能力で、顔と右手の指紋を吉良に移されます。
吉良は口封じに辻彩の衣服を爆弾に変え、その爆発で浩作の遺体も消しました。本物の浩作の出番はここで終わり、第40巻からの「浩作」は中身が吉良です。
吉良吉影はどう入れ替わった? 家族をだませたもの・だませなかったもの
顔と右手の指紋を浩作のものにした吉良は、川尻家で暮らし、電車で通勤し始めます。ただ、好き嫌いや靴のサイズまでは同じにできませんでした。
入れ替えたものと、ごまかせなかったものを巻つきで整理しました。
| 項目 | どうなったか | 分かる巻 |
|---|---|---|
| 顔 | 浩作の顔に作り替えた | 第39巻 |
| 右手の指紋 | 浩作のものを移した | 第39巻 |
| 歯型 | 入れ替えていない | 第47巻 |
| シイタケ | 苦手なはずが食べ、しのぶに「珍しい」と言われる | — |
| 名前と靴のサイズ | 名前を何度も練習し、靴のサイズも違う | 第42巻 |
顔と指紋は本物どおりでも、歯型・好き嫌い・足の大きさは吉良のままでした。
シイタケはしのぶが、名前と靴は早人が、暮らしの中で気づいた違いです。歯型が分かるのは、吉良の死後に遺体を照合したときでした。
本性を隠した暮らしは、吉良にとって楽ではありません。アニメ第27話のあらすじでは、そうした暮らしにいらだち始めた吉良が、しのぶの首筋を見て殺人衝動に駆られます。
アニメ版の吉良は、川尻家で食事を作るときもラジオ番組『杜王町RADIO』を流します。
追う側の露伴は、吉良が誰かとすり替わったなら、その人物として通勤していると考えました。杜王駅前で通勤中の会社員を撮るのは、アニメ第26話です(原作第40巻)。
「家族は気づかなかったの?」という疑問の答えは、しのぶと早人で分かれます。
妻のしのぶは「変わった夫」にときめく
しのぶは、入れ替わったあとの夫にときめきを感じるようになります。きっかけは、夫が打って変わってスリルのある行動を取り始めたことでした。
第42巻では、川尻家に現れた猫草(ストレイ・キャット)がしのぶを襲います。助けた吉良は、彼女の無事に心から安堵した自分自身に動揺しました。
第47巻の結末でも、しのぶは帰ってこない夫を待っています。
息子の早人だけが偽者だと見抜く
家族の中で父が別人だと見抜くのは、早人だけです。もともと監視カメラや盗聴器を仕掛け、両親の様子をのぞいていた少年でした。
父の不審な行動を疑っていた早人は、猫草の一件で、今の父は殺人鬼が成り代わった偽者だと確信します(第42巻)。第44巻には、そのものずばりの「ぼくのパパはパパじゃない」という題の話があります。
通勤電車で態度の悪かったカップルを、父が尾行して殺す場面もビデオに撮りました(第44巻)。そのことを指摘された吉良は、逆上して早人を一度殺してしまいます。
バイツァ・ダストで時間が戻り、早人が生きていることになるのは第45巻です。
川尻浩作のスタンドは? 中身の吉良のキラークイーン
浩作の顔で戦うときのスタンドは、中身の吉良吉影のキラークイーンです。本物の浩作については、アニメ公式ポータルの人物紹介にスタンドの記載がありません。
浩作として暮らすあいだに、吉良の手札は2つ増えます。
1つめは第45巻で目覚めるバイツァ・ダストです。父の吉良吉廣が持っていた「矢」に、吉良が再び貫かれて生まれました(アニメ第35話)。
2つめは、川尻家の屋根裏でひそかに育てた猫草です。第46巻の市街戦では、キラークイーンとストレイ・キャットの空気弾で仗助と早人を追い詰めます(アニメ第38話)。
第45〜47巻の戦いは、この2つが加わった状態で進みます。爆弾の仕組みはキラークイーンの3つの爆弾と登場巻とバイツァ・ダストの能力と発動の条件にまとめています。
川尻浩作の声優はアニメが森川智之|ゲームは作品で違う
TVアニメ『ダイヤモンドは砕けない』の川尻浩作は、吉良吉影と同じ森川智之です。ゲームは、作品によって担当が変わります。
アニメとゲームの担当を、作品ごとに分けました。
| 作品 | 担当 |
|---|---|
| TVアニメ『ダイヤモンドは砕けない』(2016年) | 森川智之 |
| ゲーム『オールスターバトル』(2013年) | 小山力也 |
| ゲーム『オールスターバトル R』 | 森川智之 |
| アーケード『ラストサバイバー』(2023年12月6日追加) | 参戦を伝える記事に記載なし |
「浩作の声は小山力也」と覚えている人は、『オールスターバトル R』で森川智之に変わった点に注意してください。ファミ通(2022年3月10日)も、『R』では第6部までの声とデザインをアニメ版に合わせると伝えていました。
ゲームでは「川尻浩作」が吉良吉影とは別のキャラクターとして登録され、性能も違います。
アニメ公式ポータルのキャスト一覧には、「川尻浩作」の行がありません。浩作の「CV:森川智之」は、人物紹介のページのほうに書かれています。
実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は、2017年8月4日に公開されました。主な出演者に、川尻浩作の役はありません。
第4部のほかの人物の声はジョジョの声優一覧で探せます。
川尻浩作が登場する巻と話
本物の浩作が出るのは第39巻だけで、第40巻から第47巻までの「浩作」は中身が吉良です。主な場面を巻と話数で整理しました。
| 出来事 | 原作の巻 | アニメの話 |
|---|---|---|
| 本物の浩作が捕まり、殺される | 第39巻 | — |
| 露伴が通勤中の会社員を撮る | 第40巻 | 第26話 |
| 吉良が浩作として暮らし始める | 第40巻 | 第27話 |
| 猫を埋めた庭から植物が生える | 第42巻 | 第30話 |
| 早人にカップル殺害を録画される | 第44巻 | — |
| 早人を手にかけてしまう | 第44巻 | 第35話 |
| 矢に貫かれ、バイツァ・ダストが目覚める | 第45巻 | 第35話 |
| 朝の住宅地で市街戦が始まる | 第45〜46巻 | 第37〜38話 |
| 救急車に轢かれて死亡する | 第47巻 | 第39話 |
「—」は、アニメ公式サイトのあらすじにその場面が書かれていない行です。アニメで追うなら、吉良が浩作として暮らし始めるのは第27話で、決着は最終話の第39話です。
アニメ各部の話数は、部ごとのアニメの話数一覧で確かめられます。
本物の川尻浩作のその後と、浩作の顔をした吉良の最期
ここから第4部の結末に触れます。本物の浩作は行方不明として扱われたままで、浩作の顔をした吉良は第47巻で死亡します。
2人がどうなったかを、巻と合わせて表にしました。
| 人物 | どうなったか | 巻 |
|---|---|---|
| 本物の川尻浩作 | 殺され、遺体は爆破で消える/吉良の死後は行方不明として処理される | 第39巻・第47巻 |
| 浩作の顔をした吉良吉影 | 救急車に轢かれて死亡。遺体は吉良吉影として処理される | 第47巻 |
「浩作が死んだ」と言うとき、第39巻の本物の話か、第47巻の吉良の話かで巻が変わります。
本物の浩作は「行方不明」のまま
本物の浩作は、吉良の死後も行方不明として処理されます。浩作の顔をした遺体が、吉良吉影のものと判断されたためです。
吉良吉影のものと判断された主な理由は、次の3つです。
- 救急車のタイヤと地面に挟まれ、顔の皮膚がはがれた
- 直前に、救急隊員の女性へ「吉良吉影」と名乗っていた
- 歯型は浩作と入れ替えておらず、照合すると吉良本人のものだった
入れ替えなかった歯型が、最後に遺体の名前を吉良に戻したことになります。
家族の側では、帰らない夫を待つしのぶの姿を見て、早人も一緒に父を待ち続けると涙を流します(第47巻)。
浩作の顔をした吉良の最期は第47巻
浩作の顔のまま、吉良は第47巻で救急車に轢かれて死亡します。アニメでは第39話「さよなら杜王町-黄金の心」です。
追い詰められた吉良は、救急隊員の女性に正体を明かし、バイツァ・ダストを仕掛けようとしました。これを康一のエコーズACT3と承太郎のスタープラチナ・ザ・ワールドが止めます。
吹き飛ばされた吉良は、救急車の後輪に頭を轢かれました。顔が本来の吉良に戻るのは、死後の魂が「ふり向いてはいけない小道」で考えを改める場面です。
小道で待っていた杉本鈴美とアーノルドとの結末は、吉良吉影の結末と生死で追っています。
アニメ第39話のエピローグでは、吉良が以前勤めていた会社の新入社員たちが噂話をしています。吉良は顔のない遺体で見つかった、という噂です。
世間から見れば、亡くなったのは吉良吉影で、いなくなったのは川尻浩作です。
第4部でほかに誰が亡くなったかは、ジョジョ死亡キャラ一覧と生き残りで確かめられます。
関連する人物とグッズ
浩作のまわりにいるのは、成り代わった吉良、家族のしのぶと早人、辻彩、吉良の父の吉廣です。
- 吉良吉影:浩作を殺し、第40巻から浩作として川尻家で暮らした殺人鬼です
- 川尻しのぶ:浩作の妻で、アニメの声は嶋村侑です
- 川尻早人:浩作の一人息子で11歳。父が偽者だと見抜き、仗助とともに吉良を追い詰めます。アニメの声は佐藤利奈です
- 辻彩:エステ「シンデレラ」のエステティシャンです。浩作の顔と右手の指紋を吉良に移させられたあと、口封じに殺されます(第39巻)
- 吉良吉廣:吉良の父です。行方不明の息子を探し、川尻浩作になった吉影を見つけ出します(アニメ第31話)
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参考
- ジョジョの奇妙な冒険 公式ポータル TVアニメ『ダイヤモンドは砕けない』 CHARACTER 川尻浩作
- TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』公式サイト STORY 第27話
- 『ジョジョの奇妙な冒険』第39〜47巻(集英社、1994〜1996年)
- Wikipedia「ダイヤモンドは砕けない」
- Wikipedia「吉良吉影」

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