シーザー・ツェペリ(シーザー・アントニオ・ツェペリ)は、第2部『戦闘潮流』の波紋使いです。ジョセフ・ジョースターと組んで「柱の男」と戦い、第10巻(アニメ第20話)のワムウ戦で命を落とします。
第1部でジョナサンに波紋を教えたツェペリ男爵(ウィル・A・ツェペリ)の孫で、TVアニメの声は佐藤拓也が担当しています。
ツェペリの名は第1部・第2部・第7部に出てくるので、「誰と誰が家族?」「ジャイロとは関係あるの?」と迷いやすいところ。この記事では、プロフィールと登場する巻・話数、最期の場面、ジャイロとの関係まで、根拠の巻数つきでまとめました。
この記事は第2部の結末とシーザーの最期に触れます(ネタバレを含みます)。
シーザー・ツェペリのプロフィール(誕生日・身長・年齢)
シーザーは1918年5月13日生まれで、第2部の時点で20歳です。身長186cm・体重90kg、血液型はA型。
名前の表記から初登場の巻・話数まで、プロフィールを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | シーザー・アントニオ・ツェペリ |
| 略した表記 | シーザー・A・ツェペリ |
| 登場する部 | 第2部『戦闘潮流』(第5〜12巻) |
| 年齢 | 20歳(第2部の時点。物語は1938〜1939年) |
| 誕生日 | 1918年5月13日 |
| 身長・体重 | 186cm・90kg |
| 血液型 | A型 |
| 生い立ち | 父はイタリア人。ローマの貧民街で荒れた青春を送る |
| 立場 | 波紋の戦士。リサリサの弟子で、ジョセフの戦友 |
| 家族 | 祖父ウィル・A・ツェペリ、父マリオ・ツェペリ |
| スタンド | なし(波紋の使い手) |
| 初登場(原作) | 第7巻 |
| 初登場(アニメ) | 1st Season 第14話「太古から来た究極戦士」 |
相棒のジョセフは1920年9月27日生まれなので、シーザーのほうが2歳年上です。
見た目の目印は、両の頬のアザと、頭に巻いたバンダナ。このバンダナは、のちに形見としてジョセフの手に渡ります(第10巻)。
「シーザー・A・ツェペリ」のAはアントニオ
本名を略さずに書くと、シーザー・アントニオ・ツェペリ。祖父のウィル・アントニオ・ツェペリと同じミドルネームで、どちらも略すと「A」になります。
アニメ公式サイトの表記は「シーザー・A・ツェペリ」です。ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』の公式サイトは、略さずに書いています。
検索で2つの書き方を見かけても、指しているのは同じ人物です。
父マリオとの過去(なぜツェペリの名を誇るのか)
シーザーがツェペリの名を誇るようになったきっかけは、16歳のときに目の前で父マリオを亡くしたことです。この過去は第10巻(アニメ1st Season 第20話)で語られます。
母を早くに亡くしたシーザーは、尊敬していた父が理由も告げずに姿を消したことで、父を憎むようになりました。孤児院を抜け出し、ローマの貧民街で荒れた青春を送ります。
16歳のとき、シーザーはローマで父を見つけます。マリオは、石化して眠るカーズに近づいた少年を息子と気づかないままかばい、命を落としました。
父は家族を捨てたのではなく、柱の男との戦いに巻き込まないよう、黙って去っていたのです。それを知ったシーザーは、祖父と父の遺志を継ぐと決め、以後は一族の血筋を強く誇るようになります。
最期の場面でシーザーが思い返すのも、他人を救うために命を使った父と祖父の姿です(第10巻)。
シーザーのスタンドは? 戦い方は波紋とシャボン玉
シーザーにスタンドはありません。スタンドという考え方が作中に出てくるのは第3部からで、第2部の戦いは呼吸法で生み出す「波紋」が中心です。
スタンドの決まりごとは、スタンド(幽波紋)の基本ルールにまとめています。
シーザーの武器はシャボン玉です。衣服に仕込んだ特殊な石鹸水に波紋を流し、シャボン玉にして撃ち出します(アニメ公式サイトの人物紹介)。
主な技と、原作で初めて使う巻は次のとおりです。
| 技 | 何をするか | 初めて出る巻 |
|---|---|---|
| シャボンランチャー | 波紋を流したシャボン玉を撃ち出す | 第7巻 |
| シャボンカッター | シャボン玉を高速で回し、円盤にして撃つ | 第10巻 |
| シャボンカッター・グライディン | 円盤の縁で相手を切る | 第10巻 |
| シャボンレンズ | 円盤をレンズにして日光を操る | 第10巻 |
シャボンランチャー以外の3つは、どれも最後の戦いとなった第10巻のワムウ戦で初めて見せる技です。
シャボンカッターは、祖父ウィルが第1部で使った波紋カッターを、シャボン玉で応用した技です。
シャボン玉を選んだ理由の一つを、荒木飛呂彦がインタビューで語っています(『JOJONIUM』第6巻、2014年)。すぐに消えるシャボン玉に、シーザーの運命を重ねたという内容です。
シーザーの声優は佐藤拓也(アニメ・ゲーム)
第2部が初めて映像化されたのは、2012〜2013年のTVアニメ 1st Seasonです。シーザーを演じた佐藤拓也は、ゲーム『オールスターバトル R』でも同じ役を担当しています。
作品ごとの担当は次のとおりです。
| 作品 | 担当 |
|---|---|
| TVアニメ 1st Season(2012〜2013年) | 佐藤拓也 |
| ゲーム『オールスターバトル R』 | 佐藤拓也 |
アニメから入った人も、ゲームで同じ声のシーザーを聞けます。
アニメでは、祖父ウィル・A・ツェペリを塩屋翼、父マリオを山野井仁が演じました。
佐藤拓也は2020年12月、Webラジオ「JOESTAR RADIO」のパーソナリティも務めました。一緒に担当したのは、ジョセフ役の杉田智和です。
シーザーが登場する巻と話数(原作・アニメ)
シーザーが主に登場するのは、原作の第7〜10巻と、アニメ1st Seasonの第14〜20話です。主な出来事を、原作の巻とアニメの話数で対応させました。
| 出来事 | 原作の巻 | アニメの話(1st Season) |
|---|---|---|
| ローマでジョセフと出会う(初登場) | 第7巻 | 第14話 |
| 柱の男の復活、親友マルクを失う | 第7巻 | 第14話 |
| ヴェネチアでリサリサの修行 | 第8巻 | 第16話 |
| ジョセフとの合体技でエシディシを消滅させる | 第9巻 | 第18話 |
| 赤石を追ってスイスへ | 第9巻 | 第18〜19話 |
| 父マリオの過去、ワムウ戦で死亡 | 第10巻 | 第20話 |
| 形見のバンダナを巻いたジョセフがワムウに勝つ | 第11巻 | 第23話 |
形見のバンダナが勝負を決める場面まで見届けたいなら、第11巻(アニメ第23話)までが目安です。
シーザーの結末|第10巻のワムウ戦で死亡
ここから先は最期の場面に触れます。父の仇カーズを討つため、シーザーは罠を承知で、ひとり敵の隠れ家へ乗り込みました(第10巻)。
待っていたのはカーズではなく、「風の流法」を使うワムウでした(アニメ第20話のあらすじ)。シーザーはワムウを追い詰めますが、必殺技「神砂嵐」を受けて敗れます。
瀕死のシーザーは、最後の力でワムウから解毒剤入りのピアスを奪います。ピアスをバンダナに引っかけ、自分の血で作ったシャボン玉に入れてジョセフに託しました。
微笑を浮かべたまま息を引き取ったシーザーの戦いぶりは、敵のワムウにも認められています。集英社による第10巻の紹介文は、「ジョジョとリサリサの慟哭がスイスの谷にこだまする」と結ばれています。
ジョセフは形見のバンダナを額に巻いてワムウとの決戦に臨み、最後はそのバンダナを火種にして勝ちます(第11巻)。アニメ第23話では、シーザーとの誓いを果たしたジョセフが、その場で解毒剤を口にしました。
シーザーが最期に託した解毒剤とバンダナは、どちらも第11巻の決着につながっています。
第2部でほかに誰が命を落としたかは、ジョジョ死亡キャラ一覧で部ごとに確かめられます。
シーザーが死んだのはいつ?(アニメは何話?)
アニメでシーザーが亡くなるのは、1st Season 第20話「シーザー孤独の青春」です。続く第21話のあらすじは、「シーザーの死を悼む間もなく」という言葉で始まります。
第20話の題は原作第10巻に入っている話と同じもので、題だけでは最期の回だと分かりにくいところ。見返すときは「第20話」という話数で探すのが近道です。
作中の日付でいえば、1939年2月下旬の出来事です。2月25日の夜にエシディシがエア・サプレーナ島を襲い、2月28日にはカーズが究極生命体になります。
シーザーの死は、この2つの日付の間に起きています。「命日はいつ?」と気になった人は、2月25日から28日までの幅で覚えておいてください。
ジャイロ・ツェペリとシーザーの関係は?
ジャイロ・ツェペリとシーザーは、名前が重なる別人です。生まれ変わりや血のつながりを示す描写は、原作にはありません。
第7部『スティール・ボール・ラン』のジャイロは、父から「ユリウス・カエサル・ツェペリ」という秘密の本名を授かっています。英語読みにすると「ジュリアス・シーザー・ツェペリ」で、シーザーと名前が一致します。
荒木飛呂彦は『週刊少年ジャンプ』2004年8号の巻末で、「ジョジョの奇妙な冒険はパラレルワールドに突入」と書きました。過去の部に似た人物は「かつての登場人物の先祖であるか、あるいはパラレルワールドの存在と考えて欲しい」とも述べています。
「ジャイロはシーザーの生まれ変わり」という説明を見かけることがあります。ただ、原作と作者の発言からいえるのは、名前が同じというところまでです。
ジャイロの鉄球の技や最期の巻まで知りたい人は、ジャイロ・ツェペリの記事で確かめてみてください。第7部が第6部までと同じ世界なのかは、第7部の時系列の解説で整理しました。
シーザーの家族と関連する人物
シーザーを囲む家族・仲間・敵を、出てくる部と巻つきで表にしました。
| 人物 | シーザーとの関係 | 出てくる部・巻 |
|---|---|---|
| ウィル・A・ツェペリ(ツェペリ男爵) | 祖父。ジョナサンに波紋を教えた | 第1部 |
| マリオ・ツェペリ | 父。ナポリの家具職人 | 第2部(第10巻の回想) |
| ジョセフ・ジョースター | 戦友。修行を通じて無二の親友に | 第2部 |
| リサリサ | 波紋の師。母のように慕う | 第2部(第8巻〜) |
| メッシーナ | 波紋の師範代。シーザーを指導 | 第2部 |
| マルク | 親友のナチス軍人 | 第2部(第7巻) |
| ワムウ | 最後に戦った柱の男 | 第2部(第7〜11巻) |
| ジャイロ・ツェペリ | 名前が重なる別人 | 第7部 |
ウィルは第1部の時代に亡くなっているので、1918年生まれのシーザーとは生きて会っていません。祖父と孫をつなぐのは、ウィルの息子である父マリオです。
ジョセフとは、はじめは打ち解けませんでした。祖父ウィルはジョナサンのせいで死んだ、とシーザーが考えていたからです。
ワムウとの初戦で、ジョセフは自分をおとりにしてシーザーとスピードワゴンを助けようとします。これを機にシーザーはジョセフを見直し、二人はリサリサの下での修行を通して親友になりました。
ジョセフのその後(第3部・第4部)はジョセフ・ジョースターの記事にまとめています。
ツェペリ男爵の台詞が単行本第4巻で直された理由
連載時の第1部で、ウィルは「自分には家族がいない」という趣旨の台詞を話していました。第2部で孫のシーザーが登場すると、作者によれば苦情が殺到したそうです。
単行本第4巻では、若いころに結婚していたが家族を捨てた、という内容に台詞が改められています。同じ巻の巻末には謝罪文が載り、TVアニメも直したあとの台詞に合わせました。
「ツェペリ男爵に家族はいなかったはず」という話は、雑誌掲載時の台詞のことです。


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