ゴールド・エクスペリエンスの能力|できないこと・元ネタ・登場巻

ゴールド・エクスペリエンスは、第5部『黄金の風』の主人公ジョルノ・ジョバァーナのスタンドです。触れた物に生命を与えるのが能力で、無機物を動物や植物に変えてしまいます(単行本第47巻)。

検索すると「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」の話ばかり出てきて、通常形態の情報にはなかなかたどり着けません。

この記事ではレクイエムになる前の姿だけを扱います。できること・できないこと、元ネタのアルバム、登場する巻とアニメの話数を巻数つきでまとめました。

この記事は第5部『黄金の風』の終盤の展開に触れます(ネタバレを含みます)。

ゴールド・エクスペリエンスの基本情報

まず押さえたい項目を表にまとめました。

項目内容
本体ジョルノ・ジョバァーナ
登場する部第5部『黄金の風』
漢字表記黄金体験
英語表記Gold Experience(英語版は Golden Wind)
初登場(原作)単行本第47巻・第5部第1話「黄金体験 その①」
初登場(アニメ)第5部第1話「黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)」
ステータス破壊力C・スピードA・射程距離E(2m)・持続力D・精密動作性C・成長性A
元ネタプリンス『The Gold Experience』(1995年)
本体の声優小野賢章

目を引くのは射程距離のEで、届く範囲は2mまで。ジョルノのすぐそばでしか能力を使えません。

表のステータスは単行本第48巻の表記です。アニメ版では射程距離がCで、原作とアニメで数字が食い違います。

デザインのモチーフは、エジプトで生命の象徴とされるスカラベです。体のあちこちにテントウムシと天使の羽が配されています。

ゴールド・エクスペリエンスの能力|触れた物に生命を与える

能力の芯は「生命を与える」の一本です。そこから4つの使い方が枝分かれします。

アニメ公式サイトの第2話のあらすじにも、2つの力が書き分けられています。「生命を与える」能力と、「攻撃した相手の感覚だけを暴走させる」能力です(アニメ第5部第2話)。

無機物を動物や植物に変える

拳で触れた無機物に生命を与え、動物や植物に変えます。生み出した生き物は、ジョルノの意思で成長も死も自在です。瞬時に生み出すことも、時間差でゆっくり生み出すこともできます。

最初に描かれるのは、ジョルノが康一のカバンをカエルに変え、木を生やす場面です(単行本第47巻/アニメ第5部第1話)。

使い方がはっきり説明されるのは、次のブチャラティ戦です(単行本第47〜48巻/アニメ第5部第2話)。

能力を使うときの言葉として知られるのが「生まれろ」。アニメ公式サイトのグッズ紹介でも「生まれろ…生命よ…」の一節が使われました(2019年1月)。

既存の生物には「感覚の暴走」が起きる

すでに生きている相手に当てると、生命エネルギーが過剰に注ぎ込まれます。その結果、感覚が暴走して相手の体感時間が狂ってしまいます。

この効果が描かれるのは、ブチャラティ戦を含む序盤だけです。

生み出した生物へのダメージが跳ね返る

生み出した生物が攻撃を受けると、その衝撃が攻撃した側に返ります。

初めて描かれるのは、涙目のルカとのやり取りです(単行本第47巻/アニメ第5部第1話)。ルカはジョルノが生み出したカエルごとスコップで殴り、その衝撃を自分の脳天に返されて再起不能になりました。

跳ね返りも感覚の暴走と同じで、中盤以降はまったく描かれなくなります。序盤の2つの効果はあとの戦いに出てこない、と覚えておくと混乱しません。

体の部品を作って傷にはめる

傷を「直す」のではなく、無機物から体の部品を作ってはめ込みます。ジョルノ自身もギアッチョ戦で「治すのではない」「痛みは残る」と説明しています(単行本第55巻)。

この方法を見出すのは、ベイビィ・フェイスとの戦いです(単行本第54巻)。人間を別の物体に組み替える敵の能力が、そのヒントになりました(アニメ第5部第18話)。

両腕を失ったときには、ブローチに生命を与えて左手を作り直しています(単行本第58巻/アニメ第5部第25話)。傷が元どおりになるわけではなく、作った部品で補っているだけです。

できること・できないこと

できるのは生命を与える力の応用で、できないのは射程の外に触れることと元どおりに「直す」ことです。原作で確かめられる範囲を、根拠の巻と話をつけて表にしました。

項目できる/できない根拠(巻・話)
無機物を動物や植物に変えるできる第47〜48巻/アニメ第1〜2話
生み出した生物の成長と死を操るできる第47〜48巻
攻撃した相手の感覚を暴走させるできる(序盤のみ)第47〜48巻/アニメ第2話
生み出した生物へのダメージを返すできる(序盤のみ)第47巻/アニメ第1話
無機物から体の部品を作って移植するできる第54巻/アニメ第18話
失った自分の腕を作り直すできる第58巻/アニメ第25話
2mより遠くの物に触れるできない第48巻(射程距離E・2m)
傷を元どおりに「直す」できない第54〜55巻(作るのは部品)
死んだ人間を生き返らせる原作に描写なし第54〜55巻・第58巻(作るのは部品まで)
相手の行動や意思を巻き戻すできないレクイエム化後の力(第63巻)

見落としやすいのは、表の下のほうに並ぶ「できない」側です。ここを押さえておくと、終盤でジョルノがレクイエムを必要とした流れが読みやすくなります。

ゴールド・エクスペリエンスの元ネタ

元ネタは、プリンス(Prince)のアルバム『The Gold Experience』です。1995年9月26日に、NPG Records と Warner Bros. Records から発売されました。

当時のプリンスは、発音できないシンボル(ラブシンボル)を名義にしていました。アルバムのクレジットもそのシンボルです。

荒木飛呂彦はプリンスを最も好きなアーティストと公言しています(mora トピックス、2018年10月10日)。

原作では「黄金体験」に「ゴールド・エクスペリエンス」のルビが振られています。アニメ第5部第1話のサブタイトルも同じ表記です。

登場する巻と話数

ゴールド・エクスペリエンスが動く主な場面を、原作の巻とアニメの話で整理しました。

出来事原作の巻アニメの話
初登場第47巻第1話
ブチャラティ戦で能力が明かされる第47〜48巻第2話
ポルポの入団試験第48〜49巻第3〜4話
体の部品を作る方法を見出す第54巻第18話
両腕を失い、左手を作り直す第58巻第25話
チョコラータとセッコとの戦い第60〜61巻第30〜32話
レクイエムになる第63巻第38話

第5部は単行本第47〜63巻の全155話、アニメは全39話です(2018年10月5日〜2019年7月28日)。能力の中身をアニメで確かめたいなら、説明がはっきり描かれる第2話と第18話から見てください。

第5部が単行本の何巻にあたるかは、ジョジョは何巻まで? 第5部まで通し63巻、第6部から1巻に戻るに一覧があります。

部ごとの話数を数えたいなら、ジョジョアニメは全何話?部ごとに話数を一覧でまとめが早いです。

ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムとの違い

本体はどちらもジョルノ・ジョバァーナで、そこは変わりません。変わるのは効果と、ステータスの表記です。

項目ゴールド・エクスペリエンスレクイエム
本体ジョルノ・ジョバァーナジョルノ・ジョバァーナ
主な効果触れた物に生命を与えるジョルノへの行動と意思をゼロに戻す
ステータス破壊力Cなど6項目に表記あり6項目とも「なし」

6項目の「なし」は、能力が低いという意味ではありません。数値として測定できないことを示す表記です。

同じ本体でも、単行本の上では別のスタンドとして扱われています。

レクイエムの効果と発現の条件はゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力|2つの効果と登場巻にまとめています。

関連するスタンド・人物

本体のジョルノ・ジョバァーナは第5部の主人公で、TVアニメの声優は小野賢章が務めました。

最初のスタンド戦の相手は、ブローノ・ブチャラティのスティッキィ・フィンガーズです(単行本第47〜48巻)。感覚を暴走させる力に気づくのも、この戦いのなかでした。

終盤の相手は、ボスのディアボロのキング・クリムゾン。時を飛ばす仕組みはキング・クリムゾンの能力|時を消す・止める・戻すの違いで確かめられます。

「直す」能力と混同されやすいのが、第4部の東方仗助のクレイジー・ダイヤモンドです。壊れた物を元の形に戻す力なので、部品を作って移植するゴールド・エクスペリエンスとは別ものです。

参考

コメント

タイトルとURLをコピーしました