グリーン・ディ(グリーンデイ)は、ジョジョ第5部『黄金の風』でチョコラータが使うスタンドです。能力は、肉を腐らせるカビをまき散らすこと。そのカビは、浴びた生き物が今いる位置から少しでも低い所へ降りると、一気に増えます。
「何より低いとダメなの?」「ブチャラティにはなぜ生えなかったの?」は、引っかかりやすいところ。この記事では、カビが増える条件と効かないもの、登場する巻とアニメの話数を表にまとめました。
この記事は第5部のチョコラータ戦の決着まで触れます(ネタバレを含みます)。
グリーン・ディの基本情報|本体はチョコラータ
本体のチョコラータは、ボスの切り札の一人で、34歳の元医者です。名前・本体・ステータスは次の表のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | グリーン・ディ |
| 英語版の名前 | Green Tea(北米版で改名) |
| 本体 | チョコラータ(TVアニメの声は宮内敦士) |
| 登場する部 | 第5部『黄金の風』 |
| 初登場(原作) | 第59巻 第553話「目的地はローマ! コロッセオ」 |
| 戦う話(アニメ) | 第5部第30〜31話 |
| タイプ | 近距離パワー型 |
| ステータス | 破壊力A・スピードC・射程距離A・持続力A・精密動作性E・成長性A |
| 同じ名前のもの | アメリカのバンド、グリーン・デイ |
射程距離はAなのに、タイプは近距離パワー型です。カビは遠くまで届き、スタンド自身は殴り合いにも強い、という2つの顔を持っています。
見た目は、サボテンのような姿の人型です。頭や首に並ぶパイプのようなものから、カビをまき散らします。
原作で描かれるのは上半身だけです。下半身は、PlayStation 2のゲーム『黄金の旋風』に出るときに作者が描き下ろしました。
ゲームでは、キノコの傘を逆さにしたような形で這って動きます。アニメのアイキャッチでは、人と同じ2本の足で描かれました。
ゲームとアニメで下半身の形が違って見えても、どちらも同じグリーン・ディです。
ちなみに本体の名前は、登場する話の後半で「チョコラート」と表記されていました。文庫版以降は「チョコラータ」にそろっています。
グリーン・ディの能力|低い所へ降りるとカビが増える
能力のカギは「カビ」と「高さ」の2つです。まき散らしたカビは、相手が下へ動いたのをきっかけに一気に増え、肉を腐らせます。
カビが増える条件から順に見ていきましょう。
カビが増える条件は「今いる位置より低い所へ降りること」
「チョコラータより下にいるとダメ」と思いがちですが、本体の高さと比べるわけではありません。基準は、カビを浴びた人が今いる位置です。
そこから少しでも低い所へ降りると、カビは急に増え、痛みもないまま肉を腐らせます。反対に、今の位置から高い所へ移動し続ければ、増えるのを止められます。
ジョルノがこの性質に気づくのは、第59巻の最後の話(第553話)です。ボートに飛び降りたナランチャの体で、カビが一気に広がったのがきっかけでした。
相手の動きごとに、カビがどうなるかを表にしました。
| 相手の動き | カビはどうなる | 根拠 |
|---|---|---|
| 少しでも低い所へ降りる | 急に増えて肉が腐る | 第59巻 第553話〜第60巻 |
| 高い所へ移動し続ける | 増えるのが止まる | 第60巻 |
| カビに侵されたまま死ぬ | その時点で侵食が止まる | 第59〜60巻 |
カビを浴びたら「降りない」「上がり続ける」。この2つを頭に置いておくと、チョコラータ戦で一人ひとりがどう動くかを追いやすくなります。
死体から死体へ広がり、範囲に限りがない
カビの増え方は速く、早ければほんの数秒で人を死なせます。しかも犠牲者の死体から死体へと移るので、攻撃の範囲に限りがありません。
アニメ第30話では、ブチャラティたちが着いた漁村の人々も無差別に攻撃されます(公式あらすじ)。
第31話では、ヘリコプターに乗ったチョコラータが上昇を始めると、グリーン・ディが殺傷範囲を広げます。そのままローマへ向かい、街全体にカビをまき散らすのが狙いです。
集英社の第60巻の紹介文にも、「チョコラータの撒くカビの前にローマ中が朽ちようとしている」とあります。漁村から始まった攻撃が、ローマという街ひとつにまで広がろうとしているわけです。
チョコラータは自分の体にもカビを使う
カビは攻撃だけでなく、チョコラータ自身の体にも使われます。一つは、傷口の止血です。
元医者のチョコラータは、医療器具と薬物とスタンド能力で、自分の体をばらばらにして攻撃します。つなぎ直すのは、あとで形だけです。
切り離した体は離れたままでも動かせて、ここにもカビが使われます(第60巻)。
カビの役目は「攻撃」「止血」「切り離した体を動かす」の3つ、と押さえておけば十分です。
スタンド自体も接近戦に強い
殴り合いの強さは、ジョルノのゴールド・エクスペリエンスを圧倒するほどです(第60巻)。カビを避けて近づけば済む、という相手ではありません。
押し負けたジョルノ側のスタンドは、ゴールド・エクスペリエンスの能力で解説しています。
グリーン・ディにできること・できないこと
カビは生き物なら何でも腐らせますが、死んだものとスタンドには効きません。効かないものを知っておくと、チョコラータ戦で誰が無事だったのかが読み解けます。
根拠の巻つきで一覧にしました。
| 項目 | できる・できない | 根拠 |
|---|---|---|
| 低い所へ降りた生き物にカビを増やす | できる | 第59巻 第553話〜第60巻 |
| 生き物なら何でも腐らせる | できる | 第59〜60巻 |
| 死体から死体へ範囲を広げる | できる | 第59〜60巻 |
| 本体の止血・切り離した体を動かす | できる | 第60巻 |
| 接近戦でゴールド・エクスペリエンスを圧倒する | できる | 第60巻 |
| 高い所へ上がり続ける相手のカビを増やす | できない(止まる) | 第60巻 |
| 死体や生きていない物にカビを生やす | できない | 第60巻 |
| スタンドを侵食する | できない | 第60巻 |
| ゴールド・エクスペリエンスの治療で消す | 難しい(カビ自体が生きている) | 第60巻 |
| 同行するセッコを侵食する | 侵食しない | 第60巻 |
上の5行がグリーン・ディの攻め手、下の5行が効かない相手や消しにくさです。カビを根こそぎにするには、本体のチョコラータを倒すしかありません。
なぜブチャラティにはカビが生えなかったのか
ブチャラティの肉体が、そのときにはもう死んでいたからです。グリーン・ディのカビは、死体には生えません。
致命傷を負ったのは第56巻、ボスに挑んだときです。そこから先は、死んだ肉体のままチョコラータ戦(第60巻)まで戦い続けていました。
第56巻の出来事を覚えていないと、混乱しやすいポイントです。致命傷を負った場面はブローノ・ブチャラティの記事で追いかけられます。
グリーン・ディと同じ名前のバンド「グリーン・デイ」
グリーン・デイ(Green Day)は、1987年に結成されたアメリカのパンク・ロックバンドです。出身はカリフォルニア州バークレー。
第4部以降のスタンド名には、洋楽のアーティスト名・曲名・アルバム名から取られたものが多くあります。
名前の表記は3通りあるので、どこで使われているかを表にしました。
| 表記 | 使われる所 |
|---|---|
| グリーン・ディ | 原作・TVアニメ公式サイト |
| グリーン・デイ | バンドの日本語の表記 |
| Green Tea | 北米版 |
原作どおりに書くなら「グリーン・ディ」。「グリーン・デイ」「グリーンデイ」と書かれていても、ジョジョの話ならこのスタンドのことです。
グリーン・ディが登場する巻と話数
グリーン・ディが戦うのは、第59巻の最後の話から第60巻の終わりまでです。決着は第60巻の最後の話(第562話)で、アニメでは第5部第31話にあたります。
原作の巻とアニメの話を、出来事ごとに対応させました。
| 出来事 | 原作の巻・話 | アニメの話(第5部) |
|---|---|---|
| カビで漁村の人々ごと攻撃する | 第59巻 第553話〜第60巻 | 第29話の終わり〜第30話 |
| ヘリコプターで上昇しローマへ向かう | 第60巻 | 第31話 |
| ジョルノとミスタがチョコラータを倒す | 第60巻 第562話 | 第31話 |
| 留守番電話がセッコに渡る | 第61巻 | 第32話 |
チョコラータ戦は、ほぼ第60巻の1冊に収まっています。第60巻の題は『コロッセオの男に会え!』で、1998年10月2日に発売されました。
続く第61巻の中心は、ブチャラティとセッコの一騎討ちです。チョコラータ戦だけを読み返したいなら、まず第60巻を開いてみてください。
アニメ第29話の題は、原作第553話と同じ「目的地はローマ!コロッセオ」。戦いの本番は、第30話「グリーン・ディとオアシス その①」から始まります。
アニメで見返すなら、第29話の終わりから第31話までがチョコラータ戦です。
チョコラータ戦の決着は第60巻
ローマへ向かうチョコラータの相手をするのは、ジョルノとミスタです。ブチャラティはセッコを引き受けます(アニメ第31話)。
チョコラータを敗北に追い込んだのは、ピストルズのNo.5の活躍とジョルノの機転です。No.5の働きはセックス・ピストルズの能力にまとめています。
最後はジョルノの「無駄無駄」ラッシュを受け、ゴミ収集車の中まで吹き飛ばされて死亡します。このラッシュは単行本で7ページ半あり、雑誌掲載時は5ページ半でした。
アニメ第31話では、同じラッシュが約30秒にわたって描かれています。
関連するスタンド・人物
チョコラータ戦に関わる人物は、次の4人です。
- セッコ(オアシス):チョコラータとともに現れる追手
- ジョルノ・ジョバァーナ:チョコラータを倒した第5部の主人公
- グイード・ミスタ:ジョルノとともにチョコラータと戦う
- ブローノ・ブチャラティ:コロッセオを目前にセッコと一騎討ちする(第60〜61巻)
オアシス(セッコ)との組み合わせ
セッコのオアシスは、身にまとう形のスタンドです。周りのあらゆるものを泥にし、地中へ潜ったり、相手を地中へ引きずり込んだりできます。
オアシスの真価は、チョコラータの能力と組み合わせたときに発揮されます。
地中へ引きずり込まれるのは、そのまま低い所へ降ろされるのと同じこと。カビを浴びた相手なら、それだけでカビが一気に増えます。
メタリカとの違い|条件は「距離」と「高さ」
同じ第5部のメタリカと比べると、能力が効く条件の違いがはっきりします。
| スタンド(本体) | 効く条件 | 起きること |
|---|---|---|
| メタリカ(リゾット・ネエロ) | 射程距離5〜10mの中にいる | 血液中の鉄分が刃物などに変わる |
| グリーン・ディ(チョコラータ) | 今いる位置より低い所へ降りる | カビが急に増えて肉が腐る |
メタリカは「距離」、グリーン・ディは「高さ」。こう覚えておくと、2つの条件が混ざりません。

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