ジョジョのテレンス・T・ダービー|声優・スタンド・再起不能の巻

テレンス・T・ダービーは、ジョジョ第3部『スターダストクルセイダース』に出てくるDIOの館の執事です。ギャンブラーのダービー(ダニエル・J・ダービー)の10歳年下の弟にあたります。

スタンドはアトゥム神で、TVアニメの声優は諏訪部順一。承太郎との野球ゲームで負けを認め、第25巻で再起不能になります。

「ダービー」は兄と弟の2人いるので、どっちの話なのか混乱しやすいところ。ここでは弟のテレンスについて、兄との違いも含めて巻数つきでまとめました。

この記事は第3部終盤(DIOの館)の展開まで触れます(ネタバレを含みます)。

テレンス・T・ダービーのプロフィール(年齢・誕生日・国籍)

テレンスは21歳のアメリカ人で、誕生日は1月5日。身長や血液型も含めて、主なプロフィールを表にまとめました。

項目内容
名前テレンス・T・ダービー(Telence T. D’Arby)
登場する部第3部『スターダストクルセイダース』
年齢21歳(第3部の時点)
誕生日1月5日
身長・体重原作に記載なし
血液型原作に記載なし
国籍アメリカ人
立場DIOの館の執事。エジプト9栄神のひとり
家族兄ダニエル・J・ダービー(10歳年上)
特技テレビゲーム
スタンドアトゥム神
初登場原作第24巻 第227話/アニメ第3部第39話の終わり

身長・体重と血液型は、アニメ公式サイトの人物紹介にも書かれていません。

ちなみに、1月5日生まれなので、レースゲームの車のナンバーにも野球ゲームの投手の背番号にも、15を選びます。ほかのキャラクターの誕生日は、ジョジョの誕生日一覧で探してみてください。

「ダービー」のフルネームと名前の由来

「ダービー」のフルネームは、兄がダニエル・J・ダービー、弟がテレンス・T・ダービーです。兄は第23巻で登場したとき、姓の「ダービー」しか名乗っていません。下の名前は、弟テレンスのプロフィールで初めて分かります。

『集英社ジャンプリミックス スターダストクルセイダース』vol.8によると、名前の由来は兄弟とも同じ。ミュージシャンのサナンダ・マイトレイヤが以前名乗っていた、テレンス・トレント・ダービーという名前です。

この名前で、1987年にデビュー・アルバムも出ています。英語では Terence Trent D’Arby と書き、ミドルネームはトレントです。

テレンスの綴りは Telence で、由来の Terence とは3文字目だけが違います。

テレンス・T・ダービーのスタンドはアトゥム神(能力と弱点)

アトゥム神の能力は、「魂を奪う」と「心を読む」の2つです(アニメ公式サイトの人物紹介)。

姿は人型で、体のあちこちにハートの模様があります。荒木飛呂彦は『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』で、デザインを軍隊ロボットのイメージだと述べています。

ハートの模様は、この時期の作者のこだわりでした。第4部のクレイジー・ダイヤモンドにもつながっていくと、同じコメントにあります。

ステータスは破壊力D・スピードC・射程距離D・持続力B・精密動作性D・成長性Dです(『JOJO A-GO!GO!』)。

スタンド名の由来は、エジプト9栄神の9番目で天地創造の神アトゥム。兄のオシリス神は1番目なので、兄弟で9栄神の最初と最後を占めています。

魂を奪って人形に閉じ込める

魂を奪えるのは、魂を賭けた勝負で相手が心の中で負けを認めたときです。奪った魂は、相手に似せて作っておいた人形へ。

テレンスはその人形を集め、着せ替えや会話を楽しんでいます。

厄介なのは、テレンスが死ぬと人形の魂も死に、気絶しただけでも魂が昇天すること。花京院の魂を取られた一行が、力ずくでなくゲームで取り返すしかなかったのはこのためです。

勝負の前から、アトゥム神は承太郎の魂の一部もつかんでいました。館の入口でスタープラチナの攻撃を読み、腕をつかんだのです(第24巻 第228話〜第25巻 第229話)。

YES・NOで心を読む

質問すると、相手の魂の反応がサーモグラフィーのように見え、YES か NO かが分かります。相手が口で答える必要はなく、嘘もつけません。

イカサマをしているかと承太郎に聞くと、「I DO(している)」と出ました(第25巻 第236話)。

できること・できないこと

原作で描かれた場面を、話数つきでまとめました。

項目できる・できない根拠(巻・話)
負けを認めた相手の魂を人形に入れるできる第25巻 第232〜233話(花京院)
不意を突いて魂の一部をつかむできる第24巻 第228話〜第25巻 第229話
YES・NOの二択で心を読むできる第25巻 第236話
二択でない質問の答えを読むできない(何も表示されない)第25巻 第236話
自分が負けを認めたあとも魂を持ち続けるできない(魂は解放される)第25巻 第237話
遠隔操作を見抜くできなかった第25巻 第237話

弱点がはっきり出たのは野球ゲームです。イカサマの有無は読めてもやり方は読めず、テレンスは追い詰められます(第25巻 第236〜237話)。

テレンス・T・ダービーの声優(アニメ・ゲーム)

TVアニメの声は諏訪部順一です(アニメ公式サイトの人物紹介)。ゲームでの担当も合わせて、表にしました。

作品声の担当
TVアニメ『スターダストクルセイダース』諏訪部順一
ゲーム『オールスターバトル』(2013年)諏訪部順一
ゲーム『オールスターバトルR』(2022年)諏訪部順一
ドラマCD版・OVA版なし(テレンスは登場しない)

『オールスターバトル』のテレンスは操作キャラクターではなく、ギャラリーモードのモデルビューアーの案内役です。

同作のテレビCM「ROUND1 – 3」にもテレンスが出ます。承太郎が野球ゲームの代わりにこのゲームを選ぶ、原作のパロディです。

OVA版に出てこないのは、OVAが第3部の一部の回だけを映像化しているため。入っている回はOVAとTVアニメ版の違いで確かめられます。

「ダービー弟の声、どこかで聞いた気がする」という人は、第5部のレオーネ・アバッキオを思い出してください。TVアニメでは同じ諏訪部順一が演じています(アニメ『黄金の風』公式サイトの人物紹介)。

テレンス・T・ダービーが登場する巻と話

主な出番は、原作の第24〜26巻とアニメ第3部の第39〜42話です(巻数はジャンプ・コミックス版の通し巻)。原作とアニメのどこで何が起きるかを、出来事ごとに分けました。

出来事原作の巻と話アニメ第3部の話
DIOの館の入口で一行を迎える(初登場)第24巻 第227話第39話の終わり
3人を小島に引き込み、人形を見せる第24巻 第228話〜第25巻 第229話第40話
花京院とレースゲーム「F-MEGA」で勝負第25巻 第230〜233話第40〜41話
承太郎と野球ゲームで勝負第25巻 第233〜237話第41〜42話
負けを認め、再起不能になる第25巻 第237話第42話
DIOが敗因を語る第26巻 第238話第42話

アニメの題は、第40話が「ダービー・ザ・プレイヤー その1」、第41話が「その2」です。

注意したいのが決着の回で、入っているのは第42話「亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス その1」。題はヴァニラ・アイスでも、野球ゲームの続きから始まります。

第27巻の第247話では、ヌケサクの回想にも登場。ヴァニラ・アイスやケニーGと一緒に、一行の迎撃に向かう場面です。

テレンス・T・ダービーは死亡した? 結末と生死

テレンスの結末は、死亡ではなく再起不能です(第25巻 第237話)。そこに至る2つのゲーム勝負を、順に見ていきましょう。

花京院とのレースゲーム(F-MEGA)

最初の相手は花京院で、種目はレースゲーム「F-MEGA」でした(第25巻 第230話)。始める前に、ジョセフがハーミットパープルでゲーム機に細工がないかを調べています。

花京院は自分の魂を、テレンスは承太郎の腕をつかんでいる状態を賭けました。

テレンスは、わざと弾き飛ばされて有利な位置を取る作戦を用意していました。それに気づいた花京院は心の中で負けを認め、魂を奪われます(第232話/アニメ第41話)。

第233話で花京院の魂は人形に入れられ、アトゥム神は承太郎の腕を放します。テレンスは恐怖に打ち勝った花京院を、コレクションの中でも特別な人形だと言いました。

承太郎との野球ゲームとイカサマの正体

花京院の魂を取り戻すため、承太郎は次の勝負に野球ゲームを選びます。テレンスが「最も得意」と豪語するゲームです(アニメ第41話のあらすじ)。

承太郎はゲーム自体が初めてで、最初は初心者のようなぎこちない動きでした(第25巻 第233話)。

テレンスは読心で優位に立とうとしますが、承太郎が予告した球と違う球が来て動揺します(第236話/アニメ第42話)。

この第236話で承太郎は、バレなければイカサマではないという兄ダニエルの考え方を持ち出します。兄が第23巻で公言していた持論を、今度は弟が承太郎から突きつけられます。

実際にコントローラーを動かしていたのは、承太郎ではなくジョセフでした(第237話)。ハーミットパープルのイバラを巻きつけて、遠隔操作していたのです。

死亡ではなく再起不能

テレンスが負けを認めた瞬間、花京院の魂は体に戻ります(第237話)。承太郎とジョセフが花京院を介抱する間に、テレンスは逃げようとしました。

命乞いもむなしく、最後はスタープラチナのラッシュで再起不能に。殴られる直前の「もしかしてオラオラですかーッ!?」も、同じ第237話のセリフです。

吹き飛ばされたテレンスは、空に見えていたものを突き破ります(第26巻 第238話)。一行がいた小島も、実は館の一室でした。

DIOはテレンスを天才と認めています。そのうえで、テレンスには一行のような死ぬ覚悟がなく、だから負けた理由も分からないのだと語りました(第238話)。

兄ダニエル・J・ダービーとの違い

兄弟はどちらも魂を奪うスタンド使いですが、勝負の種目と魂の入れ物が違います。

「兄と弟、どっちが強いの?」と気になりますよね。原作が示しているのは、それぞれの勝負の結果だけです。

項目兄 ダニエル・J・ダービー弟 テレンス・T・ダービー
スタンドオシリス神アトゥム神
奪った魂の入れ物コイン人形
勝負の種目ギャンブル(ポーカーなど)テレビゲーム(レース・野球)
心を読む力なし(強さは本人の技量)YES・NOの二択で読める
登場から決着まで第23巻 第211〜216話第24巻 第227話〜第25巻 第237話
結末ポーカーで気絶し再起不能イカサマに負けを認め再起不能
アニメ第3部の話第34〜35話第39話の終わり〜第42話
TVアニメの声優銀河万丈諏訪部順一

最後の相手が承太郎だった点は、兄弟で同じです。

テレンスは兄を、古いタイプの人間で同じ古い人間か素人にしか勝てない、と見下していました。一方の承太郎は、兄貴ならこんなイカサマは簡単に見破っていたとテレンスに言っています(第25巻)。

どちらも登場人物の口から出た見方です。表の勝負の結果と並べて読むと、兄弟の違いがつかみやすくなります。

テレンス・T・ダービーと関係する人物

主な人物と、かかわる巻をまとめました。

  • ダニエル・J・ダービー:10歳年上の兄(第23巻)
  • DIO:執事として仕える主人(第26巻 第238話)
  • 空条承太郎:野球ゲームの相手(第25巻)
  • ジョセフ・ジョースター:ハーミットパープルでコントローラーを遠隔操作(第25巻)
  • 花京院典明:レースゲームで魂を奪われる(第25巻)
  • ヴァニラ・アイス:敗北をDIOに報告(第26巻 第238話)

ポルナレフ・アヴドゥル・イギーは館の入口に残ったので、テレンスとは勝負していません(アニメ第42話のあらすじ)。

参考

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