カーズは、ジョジョ第2部『戦闘潮流』に登場する「柱の男」のリーダーで、石仮面を作った張本人です。
エイジャの赤石の力で究極生命体になりますが、ジョセフとの最後の戦いで宇宙へ吹き飛ばされます(第12巻)。死んだわけではなく、死ねないまま宇宙を漂い続けます。
「結局、死んだの?」「スタンドは?」は、検索しても答えがばらつきやすいところ。この記事では、声優・能力・登場する巻と話数まで、根拠つきでまとめました。
この記事は第2部の結末まで触れます(ネタバレを含みます)。
カーズのプロフィール(年齢・身長・初登場)
カーズは、2000年周期で眠りにつく「闇の一族」の生き残りです。石柱の中で眠っていた4人が「柱の男」と呼ばれ、カーズはそのリーダー格にあたります。
基本のデータを表にしました。年齢・誕生日・身長・血液型は、漫画の本編に書かれていない項目です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | カーズ(英語表記 Kars) |
| 登場する部 | 第2部『戦闘潮流』 |
| 種族 | 柱の男(闇の一族) |
| 立場 | 柱の男のリーダー格。石仮面を作った |
| 年齢 | 漫画の本編に数字の記載なし |
| 誕生日 | 漫画の本編に記載なし |
| 身長・体重 | 漫画の本編に記載なし |
| 血液型 | 漫画の本編に記載なし |
| 戦い方 | 光の流法「輝彩滑刀」。スタンドはなし |
| 目覚め | 1939年1月30日、ローマの地下遺跡 |
| 初登場 | 第7巻/アニメ1st Season 第14話 |
ちなみに、アメリカには1976年にボストンで結成されたロックバンド「ザ・カーズ(The Cars)」があります。ただし、カーズの名前との関係は原作では語られていません。
年齢の数字はなくても、手がかりから範囲までは絞れます。次の見出しで、その絞り方を見ていきましょう。
カーズは何歳?「1万歳」「12万歳」と数字が割れる理由
カーズ本人の年齢は、原作で「何歳」とは示されていません。手がかりになるのは、仲間の年齢と旅立ちの時期です。
- カーズが一族を滅ぼして旅に出たのは、およそ1万2000年前
- そのときワムウとサンタナは、生まれたばかりの赤ん坊
- ワムウの年齢は、およそ1万2000歳
ここから分かるのは「1万2000歳より上」というところまで。「1万歳以上」と言えるのは、この手がかりがあるからです。
一方の「12万歳」は、原作が示した数字ではありません。カーズには、サンタナを自分たちの10分の1しか生きていない若僧と呼ぶ言葉があります。
この言葉をもとに、同じころ生まれたワムウの年齢を10倍して出した推定が「12万歳」です。
カーズにスタンドはない|光の流法と究極生命体の能力
スタンドという仕組みが物語に初めて出てくるのは、第3部『スターダストクルセイダース』です。その前の第2部に登場するカーズは、スタンドを持っていません。
スタンドそのものの決まりを知りたい人は、スタンドの基本ルールの記事から読んでみてください。
カーズ・エシディシ・ワムウの3人は、波紋の使い手と戦うために「流法(モード)」という独自の技を磨いてきました。カーズの流法は「光」で、第12巻ではそこに究極生命体の力が加わります。
光の流法「輝彩滑刀」(第9巻)
カーズの技は、体から光る刃を生やして斬る「輝彩滑刀(きさいかっとう)」です。刃は腕だけでなく、脚などからも出せます。
光って見えるのは、刃の表面をチェーンソーのように走る無数の突起が、光を乱反射させるため。金属もたやすく切る切れ味があります。
刃を大きく振るうのは、スイスでシュトロハイムと戦う場面です(第9巻、アニメ第19話)。全身を機械にしたシュトロハイムも、この刃の前に押されていきます。
第9巻には「カーズ”光の流法(モード)”」という題の話があり、読み返すならここから入るのが近道です。
究極生命体(アルティミット・シイング)でできること・できないこと
カーズが究極生命体になるのは第12巻です(アニメ第25話)。とどめを刺そうとしたシュトロハイム隊の紫外線を、赤石をはめた石仮面で逆に利用しました。
集英社の第12巻の紹介文では、この姿を「真の究極生物」と呼んでいます。「究極生物」と「究極生命体」は同じ姿のこと、と覚えておけば迷いません。
究極生命体になった時点のIQは400。ほかに変わったことを、第12巻の描写から表にしました。
| 項目 | できる・できない | 中身 |
|---|---|---|
| 太陽の下に出る | できる | 弱点だった日光を克服する |
| 波紋に耐える | できる | 波紋も効かなくなる |
| 生き物の能力を使う | できる | 体の細胞を変え、あらゆる生物の能力を再現する |
| 空中から攻撃する | できる | 変形能力で、空中から飛び道具を放つ |
| 自分で波紋を練る | できる | ジョセフの数百倍の出力 |
| 溶岩の中で生き延びる | できる | 燃え尽きるより早く体が適応する |
| 宇宙から地球へ戻る | できない | 噴き出した空気が凍って失敗する |
| 死ぬ | できない | 不老不死のため |
ここで押さえておきたいのは、表のいちばん下の2つです。「戻れない」と「死ねない」が重なったことが、カーズの最後にそのままつながります。
カーズの声優は井上和彦(アニメ・ゲーム)
TVアニメでも『オールスターバトル』のゲームでも、カーズの担当は変わっていません。作品ごとの放送・発売の時期と合わせて表にしました。
| 作品 | 放送・発売 | 声優 |
|---|---|---|
| TVアニメ 1st Season(戦闘潮流) | 2012年12月〜2013年4月 | 井上和彦 |
| ゲーム『オールスターバトル』 | 2013年8月29日 | 井上和彦 |
| ゲーム『オールスターバトル R』 | 2022年9月1日 | 井上和彦 |
アニメでカーズを知った人も、ゲームで同じ声優の声を聞けます。
注意したいのが、アニメ公式サイトの戦闘潮流の人物紹介です。載っているのはジョセフ・シーザー・リサリサ・シュトロハイムの4人で、カーズの紹介はありません。
担当を公式に確かめたいなら、ゲームのサイトを見てください。『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』のカーズのページに「CV:井上和彦」とあります。
ワムウ・エシディシ・サンタナを含む第2部の声優は、ジョジョの声優一覧で部ごとにまとめています。
カーズが登場する巻と話数
カーズの出番は、目覚める第7巻から宇宙へ飛ばされる第12巻まで。主な場面を、原作の巻とアニメ1st Seasonの話数で対にしました。
| 出来事 | 原作の巻 | アニメ(1st Season) |
|---|---|---|
| ローマの地下遺跡で目覚める | 第7巻 | 第14話「太古から来た究極戦士」 |
| スイスでシュトロハイムと戦う | 第9巻 | 第19話「死の崖へつっ走れ」 |
| ワムウが敗れ、戦える柱の男はカーズだけに | 第11巻 | 第23話「風にかえる戦士」 |
| リサリサをだまし討ちして赤石を奪う | 第12巻 | 第23話「風にかえる戦士」 |
| ジョセフを追い詰める | 第12巻 | 第24話「JOJOを結ぶ絆」 |
| 究極生命体になる | 第12巻 | 第25話「超生物の誕生!!」 |
| 火山の噴火で宇宙へ(最後の登場) | 第12巻 | 第26話「神となった男」 |
アニメで追うなら、第14話(2013年1月12日放送)から第26話(2013年4月6日放送)までです。原作では第2部の決着が第12巻で、同じ巻の終わりにはもう第3部の始まりが入っています。
カーズの最後は死亡ではない(結末と生死)
原作が描くのは、死ねないまま宇宙をさまようカーズの姿です(第12巻、アニメ第26話)。
決着の舞台は、イタリアのヴォルガノ島です。ジョセフの特攻で溶岩に落とされても、カーズは生きて戻り、ジョセフの左腕を切り落とします。
とどめに、カーズは手に入れたばかりの波紋を使おうとします。その瞬間、ジョセフがとっさに掲げた赤石が波紋を増幅し、火山がさらに噴火しました。
噴き出した火山岩に押し上げられ、カーズは宇宙空間へ放り出されます。体内の空気を噴き出して戻ろうとしますが、空気が凍りついて失敗しました。
不老不死の体なので、死ぬこともできません。最後は生物と鉱物の中間の物体になり、宇宙を漂い続けます。
「死亡」ではなく「宇宙をさまよう」が、原作どおりの答えです。ほかの部のキャラクターの生死は、ジョジョ死亡キャラ一覧と生き残りにまとめています。
「考えるのをやめた」の意味
カーズの出番は、「そのうちカーズは考えるのをやめた」というナレーションで終わります(第12巻)。ナレーションはその前に、死にたいと思っても死ねないので、と理由を添えています。
死ぬこともできないまま漂ううちに、カーズは思考そのものを止めた、という意味です。太陽も波紋も効かない体を手に入れたカーズは、その不老不死のせいで、終わることさえできなくなりました。
その後、第8部や小説に出てくる?
2026年9月時点の漫画の本編では、第12巻がカーズの最後の登場です。第8部『ジョジョリオン』にも、カーズ本人は出てきません。
「第8部の岩人間は、柱の男と関係があるの?」と気になっている人へ。岩人間はSFでいうケイ素生物にあたる生き物ですが、柱の男との関係は原作では明かされていません。
『ジョジョリオン』第25巻の第99話には、岩人間の生態を説明するページがあります。エンヤ婆など過去作の人物も描かれますが、つながりは明言されていません。
小説なら、舞城王太郎の『JORGE JOESTAR』(集英社、2012年)にカーズが登場します。宇宙の終わりも生き延び、37回目の宇宙で火星にいる、という設定です。
連載25周年の記念企画「VS JOJO」の第3弾として出た1冊です。宇宙へ消えたあとのカーズが気になる人は、この本で読めます。
カーズのフィギュア(Mometria)
「戦闘潮流 Mometria カーズ」は、BANDAI SPIRITS のアミューズメント専用景品です。公式に出ている仕様は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流 Mometria カーズ |
| 発売元 | 株式会社BANDAI SPIRITS |
| 扱い | 非売品(アミューズメント専用景品) |
| 大きさ | 約22cm・全1種 |
| 登場時期 | 2025年8月21日から順次(発表時の予定) |
非売品なので、お店で値段をつけて売られる商品ではありません。景品として置かれるのは、全国のアミューズメント施設です。
商品紹介には、カーズの台詞「頂点に立つ者は常にひとり」が添えられています。
Mometria と、超像可動などほかのシリーズの違いは、ジョジョのフィギュア一覧で比べられます。
カーズと関係する人物
カーズと深く関わる人物を、主な巻つきでまとめました。
| 人物 | カーズとの関係 | 主な巻 |
|---|---|---|
| ジョセフ・ジョースター | 最後の戦いの相手。噴火で宇宙へ送る | 第12巻 |
| ワムウ | 階級第3位。旅立ちのときは赤ん坊 | 第11巻(最期) |
| エシディシ | 思想に共感した同志。脳だけになっても赤石をカーズへ送る | 第9巻 |
| サンタナ | 最下位の柱の男。3人と離れメキシコで眠っていた | 第6〜7巻 |
| リサリサ | 赤石をかけた決闘の相手 | 第12巻 |
| シュトロハイム | スイスで戦う。その攻撃が究極生命体化を助けてしまう | 第9巻・第12巻 |
柱の男はサンタナ(第7巻)、エシディシ(第9巻)、ワムウ(第11巻)の順に敗れ、最後にカーズだけが残ります。
リサリサとの決闘では、影武者の吸血鬼で隙を作ってだまし討ちにします(第12巻)。カーズが「勝てばよかろうなのだ」と言い放つのは、この場面です。
カーズとの戦いのあと、第3部・第4部でのジョセフは、ジョセフ・ジョースターの記事で追いかけられます。

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