ルーシー・スティールのスタンドは涙の乗車券|声優・年齢・最後

ルーシー・スティールは、第7部『スティール・ボール・ラン』でレースを主催するスティーブン・スティールの妻です。年齢は14歳で、アニメの声は高橋李依が担当しています。

まぎらわしいのが「ルーシーのスタンド」。物語の大半で、ルーシーはスタンドを持たないまま大統領の陰謀に立ち向かいます。「涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)」が現れるのは、聖なる遺体の頭部を宿したあとの第18巻です。

第7部では最後まで生き残り、亡くなるのは『ジョジョリオン』で語られる1944年です。

この記事では、スタンドが現れるまでの順番と、プロフィール・声優・登場する巻を巻数つきでまとめました。

この記事は第7部の結末と『ジョジョリオン』の最終巻の内容に触れます(ネタバレを含みます)。

ルーシー・スティールのプロフィール

ルーシーのプロフィールで数字が分かるのは、14歳という年齢だけです。誕生日や身長は、アニメ公式サイトのキャラクター紹介に書かれていません。

公式サイトでは、年の離れた夫を精神的に支える人物として紹介されています。名前と旧姓からスタンド・声優まで、表にまとめました。

項目内容
名前ルーシー・スティール(英語表記 Lucy Steel)
旧姓ペンドルトン
登場する部第7部『スティール・ボール・ラン』/第8部『ジョジョリオン』
年齢14歳(第7部のレースの時点)
誕生日公式サイトに記載なし
身長・体重公式サイトに記載なし
血液型公式サイトに記載なし
出身公式サイトに記載なし(父はオクラホマ州の農場主)
立場レースの主催者スティーブン・スティールの妻
スタンド涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)。第7部第18巻から
初登場(原作)第7部の前半(陰謀に関わるのは第8巻から)
アニメの声高橋李依

夫スティーブンの年齢は、第7部第2巻では51歳、第17巻では53歳と書かれています。どちらで数えても、ルーシーとは37歳以上の差があります。

旧姓はペンドルトン(第1部のエリナと同じ)

ルーシーの実家は、オクラホマ州で農場を営むペンドルトン家です。第1部のヒロイン、エリナと同じ姓にあたります。

父のアダム・ペンドルトンは、移民の子孫です。不作と妻の死が重なってマフィアへの借金が膨らみ、借金のかたにルーシーを差し出してしまいます。

スティーブンと結婚した理由

落ちぶれていたスティーブンは、ある少女の言葉をヒントに北米大陸横断レースを思いつきます。その少女が、のちのルーシーです。

第2巻には、単行本だけに入っている「スティール・ボール・ラン レース開催のいきさつ」が収められています。

お礼を言いに訪ねたスティーブンは、成長したルーシーに求婚して結婚しました。後の回想では、身売りされそうだったルーシーを救うための偽装結婚だったとされています。

「14歳でなぜ結婚?」と引っかかった人には、この回想が答えになります。

ルーシー・スティールのスタンドは「涙の乗車券」

「涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)」は、流した涙を板状のカッターに変えるスタンドです。ルーシー自身は、この力を「涙のカッター」と呼んでいます。

カッターで切りつけられた相手は、傷ついた場所に不運が続きます。その不運の連続で、物事がルーシーの望む方向へ運ばれていく能力です。

追手が同じ傷を何度も負って命を落とす、馬車の御者が何度降りても馬車に戻ってしまう、といった形で働きます。

ステータスは破壊力E・スピードE・射程E・持続力C・精密動作性E・成長性C(『JOJOVELLER』2013年)。荒木飛呂彦は同じ『JOJOVELLER』のスタンド解説で、能力の由来を「女の武器は涙」だと述べています。

6項目のうち4つがEで、殴り合いに向いた力ではありません。相手を追い詰めるのは、傷から続く不運のほうです。

スタンドはいつ、どうやって現れたか(第16巻→第18巻)

注意したいのは、ルーシーがはじめからスタンド使いだったわけではないこと。第7部第16巻で聖なる遺体の頭部を宿し、そのあとの第18巻でスタンドが現れます。

スタンドを持たずに動いていた時期も含めて、巻ごとの流れを表にまとめました。

段階第7部の巻(通巻)主な出来事
スタンドなしで動く第8〜13巻(88〜93)伝書を盗む/脊椎を託す/公邸に忍び込む
遺体の頭部を宿す第16巻(96)正体が大統領に知られ、頭部が体内に現れる
涙の乗車券が現れる第18巻(98)側近2人を退けるが、大統領に捕らわれる
遺体と一体化する第19〜20巻(99〜100)全部位が集まり、ラブトレインの基点になる

伝書を盗む場面も、脊椎を託す場面も、スタンドを持たないルーシーがやり遂げたものです。

第18巻では、大統領の側近2人が、抵抗するルーシーに薬を注射して眠らせようとします。2人はスタンドの不運に見舞われ、そろって倒されました。

ただし、逃げた先は大統領の手の中でした。ルーシーを導いていたのは大統領自身です。身内からも行方をくらますため、大統領は側近2人を見捨てていました。

スタンドが初めて出る第18巻は、巻の題も第71〜72話の題もスタンド名と同じです。

第20巻で生まれる大統領の能力「ラブトレイン」の仕組みは、D4Cとラブトレインの解説で確かめられます。

同じ名前の曲(ビートルズ「涙の乗車券」)

ビートルズ(The Beatles)の「涙の乗車券」は、原題が Ticket to Ride です。1965年4月9日に、イギリスでシングルとして発売されました。

邦題の表記は、スタンド名とまったく同じです。

ルーシー・スティールの声優は高橋李依

高橋李依のルーシー役は、2025年9月23日の新情報発表イベントとアニメ公式Xで発表されました。ジョニィ役やジャイロ役も、同じときに明かされています。

アニメとゲームでは担当が違うので、作品ごとにまとめました(2026年10月10日時点)。

作品担当備考
TVアニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』高橋李依2025年9月23日に発表
同じアニメの英語吹替版Frankie Kevich英語での吹替
ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』桑島法子2015年12月17日発売

ルーシーの声優として桑島法子の名前を見かけたら、それはゲームでの担当です。

アニメでルーシーが動き出すのはいつか

アニメで「ルーシーの出番はまだ?」と待っている人へ。2nd & 3rd STAGEは2026年9月25日に始まり、Netflixで毎週金曜に配信中です(アニメ公式サイト)。

ルーシーが大統領の陰謀に踏み込む第4ステージは、原作の第7〜10巻。2nd & 3rd STAGEよりも先の区間です。

2026年10月10日時点で、第4ステージの配信予定はアニメ公式サイトに出ていません。各STAGEの配信開始日と話数は、ジョジョのアニメ配信の早見表で確かめてください。

ルーシー・スティールが登場する巻と話

ルーシーが夫を助けるために動き出すのは、第4ステージの第7部第8〜9巻(通巻88〜89)です。それより前に、大統領が持つ遺体を偶然目にしていました。

第8巻の第36話は、雑誌に載ったときの題が「ルーシー・スティール」でした。単行本では「緑色の墓標 その①」に改められています。

出来事ごとに、その巻と、巻に入っている話の番号をまとめました。

出来事第7部の巻(通巻)巻に入っている話
カンザスシティで伝書を盗み、マウンテン・ティムが命を落とす第8〜9巻(88〜89)第34〜39話
ブラックモアを撃って逃れ、遺体の脊椎をジャイロたちに託す第9巻(89)第37〜39話
ジャイロと組み、大統領から遺体の心臓部を奪う計画を立てる第10巻(90)第40〜42話
大統領夫人スカーレットに近づき、公邸に忍び込む第13巻(93)第49〜51話
遺体の頭部を宿す第16巻(96)第60〜63話
涙の乗車券が現れ、大統領の手に落ちる第18巻(98)第69〜72話
遺体の全部位と一体化し、ラブトレインの基点になる第19〜20巻(99〜100)第73〜80話
遺体が離れ、スティーブンと再会する第23巻(103)第89〜91話
並行世界のディエゴに決着をつける第24巻(104)第92〜95話
1941年の杜王町に現れる『ジョジョリオン』第27巻(131)第107〜110話

話の番号はその巻に入っている話ぜんぶで、出来事が描かれるのはその一部です。読みたい場面を単行本で探すときの目安にしてください。

スティール・ボール・ランでのルーシーの最後(結末と生死)

ルーシーの「最後」には、第7部の結末と『ジョジョリオン』のエピローグの2つがあります。混乱しやすいところなので、順に見ていきます。

第7部では生き残る(第23〜24巻)

ジョニィが大統領を倒すと、遺体はルーシーから離れました(第7部第23巻)。人間としての命を失いかけていたルーシーは、無事にスティーブンと再会します。

ところが遺体は、並行世界から来たディエゴに持ち去られます。ルーシーは「この世界で死亡したディエゴ」の生首を切り落とし、遺体を納めるシェルターへ先回りしました。

シェルターがあるのは、ニューヨークの教会の地下です。遺体を持って現れた並行世界のディエゴは、この生首によって消滅しました(第24巻)。

要するに、並行世界のディエゴに決着をつけたのはルーシーです。並行世界のディエゴがなぜ消えたのかは、ディエゴ・ブランドーの記事にまとめています。

遺体をめぐる話は、ルーシーが自分の手指を見つめて納骨堂を去る場面で締めくくられます。

『ジョジョリオン』第27巻のエピローグで1941年の姿が描かれる

第8部『ジョジョリオン』では、最終巻の第27巻(通巻131)にルーシーが登場します。エピローグ「ラヂオ・ガガ事件」(第109〜110話)の場面です。

1941年、スピードワゴン財団の職員になっていたルーシーは、杜王町の土地を調べに日本を訪れます。そこで17歳のジョセフ・ジョースター(仗世文)と出会い、ラヂオ・ガガ事件に巻き込まれました。

ジョセフは、体調を崩したルーシーに付き添ってアメリカへ渡ります。戦争で日本に帰れなくなり、ルーシーを後見人にアメリカの市民権を得ました。

ルーシーが亡くなるのは、その3年後の1944年です。その死が語られるのは第7部ではなく『ジョジョリオン』第27巻、と覚えておくと迷いません。

ルーシー・スティールと関わる人物

ルーシーと深く関わるのは、夫のスティーブン、遺体をめぐる味方と敵、『ジョジョリオン』で出会うジョセフです。

  • スティーブン・スティール: 夫でレースの主催者。第8ステージで撃たれて人質にされ、大統領が倒れたあとルーシーと再会します
  • ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリ: 遺体の脊椎を託す相手。ルーシーはジャイロから、代わりに遺体の右眼を受け取ります
  • ホット・パンツ: スタンドのクリーム・スターターで、ルーシーがスカーレットに変装するのを助けます
  • マウンテン・ティム: ルーシーに好意を寄せ、カンザスシティで彼女を助けようとしてブラックモアに殺されます
  • ファニー・ヴァレンタイン: 遺体を集める大統領。頭部を宿したルーシーを捕らえ、ラブトレインを得ます
  • スカーレット・ヴァレンタイン: 大統領夫人。ルーシーを射殺しようとして、ルーシーの機転で誤作動したチューブラー・ベルズに刺されて命を落とします
  • ジョセフ・ジョースター(仗世文): ジョニィの孫。1941年の杜王町でルーシーと出会います(『ジョジョリオン』第27巻)

スカーレットとの入れ替わりを押さえておくと、第16巻で正体が知られる流れを追いやすくなります。

参考

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