ベイビィ・フェイスの能力は分解と組み替え|弱点・元ネタ・登場巻

ベイビィ・フェイスは、第5部『黄金の風』で暗殺者チームのメローネが使うスタンドです。ノートパソコンの形をした「親」が、標的を自動で追いかける「息子」を生み出します。その息子が、人や物をブロック状に分解して別の物に組み替える能力を持ちます。

「ベイビィ・フェイス」と呼ばれるものが2つあるので、どちらが何をしているのか混乱しやすいところ。

この記事では、親と息子の役目と、できること・できないことを巻数つきで整理しました。同じ名前の歌手やデザインのイメージ、戦いがすべて収まる第54巻・アニメの話数もまとめています。

メローネの最期(第54巻)にも触れるので、未読の人は注意してください(ネタバレを含みます)。

ベイビィ・フェイスの基本情報

本体のメローネは、ギャング組織「パッショーネ」の暗殺者チームの一員です。「ディ・モールト(非常に)」という言葉を好んで使います(公式ポータルサイトの人物紹介)。

本体や初登場の巻と話、声優、北米版の名前を表にまとめました。

項目内容
本体メローネ(パッショーネの暗殺者チーム)
登場する部第5部『黄金の風』
初登場(原作)第54巻「ベイビィ・フェイス その①」(第500話)
初登場(アニメ)第5部第17話「ベイビィ・フェイス」
形ノートパソコンから手足が生えたような「親」と、生み出される「息子」
型息子は遠隔自動操縦型
本体の声優間島淳司(TVアニメ)
北米版の名前Babyhead(ベイビィヘッド)
同じ名前の歌手ベイビーフェイス(アメリカ)

息子は遠隔自動操縦型なので、メローネ本人は戦いの場に出ず、離れた場所から息子に標的を追わせます。

ゲームでは、メローネの声が作品ごとに違います。『黄金の旋風』は木内秀信、『オールスターバトル』と『アイズオブヘブン』は野島健児です。

原作とアニメでステータスが違う

差が出るのは、破壊力・スピード・射程距離・持続力の4項目です。原作の単行本とTVアニメの6項目を表にまとめました。

項目原作(単行本)TVアニメ
破壊力A教育次第
スピードB教育次第
射程距離A教育次第
持続力A教育次第
精密動作性教育次第教育次第
成長性教育次第教育次第

ステータスはAからEの5段階で、Aは「超スゴイ」、Bは「スゴイ」を表します。第5部のステータスは、単行本の話と話の間のページに載っています。

アニメは6項目すべてが「教育次第」。メローネの育て方しだいで、息子の強さが変わるということです。

ベイビィ・フェイスの能力|親が生んだ息子が標的を追う

能力は「生む → 追う → 分解して組み替える → 育つ」の順に見ていきましょう。

パソコンの「親」と、戦う「息子」

親は息子を生んで交信をつなぐ役で、標的を追って戦うのは息子のほうです。メローネは親を介して、チャットのように息子とやりとりします。

2体の違いを表にしました。

項目親息子
姿ノートパソコンから手足が生えたような姿母体の女性の体をもとに実体化した姿
役目息子を生み、メローネとの交信をつなぐ標的を追って戦う
能力標的の血を組み込んだ息子を生む人や物をブロック状に分解して組み替える

第54巻の出版社の紹介文では、後を追ってくる息子が「ベイビィ・フェイス」と呼ばれています。アニメ第5部第18話のあらすじは、息子を「ベイビィ・フェイスが生み出したスタンド」と書き分けています。

紹介文とあらすじで名前の指す先が違うので、混ざりやすいところです。追ってきて戦うのは息子、と押さえておけば迷いません。

息子は母体の女性と標的の血から生まれる

母体の女性は息子の体のもとになり、標的の血は追いかける相手の目印になります。

メローネは、現場に残されていたブチャラティの血を採りました。母体にしたのは、列車にいた女性です(第54巻)。

血を組み込まれた息子は、ブチャラティが発するエネルギーを自動で追いかけます(アニメ第5部第17話のあらすじ)。

息子の性格は、母体の女性と標的との「相性」で変わります。今回の母体は、メローネの見立てでブチャラティと相性の悪い血液型の女性でした。生まれた息子は、非行少年のような性格です。

原作では名前のない母体の女性は、TVアニメのエンディングのクレジットで「アニータ」と名付けられました。

人や物をブロック状に分解して組み替える

第54巻の出版社の紹介文には、「人間を分解して別の物質に組み替えてしまう」とあります。人だけでなく物も分解でき、どちらもブロック状にしてから別の物に組み替えます。

ブチャラティとトリッシュは、この能力で捕らえられました。息子は自分の体も分解して、周りの物に化けます(第54巻)。

相手の体の一部を奪い取って欠けさせ、傷を負わせることもできます。ジョルノが追い込まれたのも、この攻撃でした(第54巻)。

捕まえる・隠れる・奪うの3つを、同じ分解の力でこなすのが息子の戦い方です。

メローネが教育して育てる・教育を間違えると暴走する

息子はスタンドでありながら、自分の知能を持っています。メローネが教育すると、標的の追跡や細かな動きもできるようになります。

ただし教育を間違えると、暴走する危険もあるのが弱点です。今回の息子も初めは素直でしたが、ジョルノに押されるたびに指示を聞かなくなりました。

最後は「キレた」ことで急成長し、メローネの指示を完全に無視して戦います(第54巻)。強く育つほど思いどおりに動くとは限らない、というのが息子のやっかいな点です。

ベイビィ・フェイスにできること・できないこと

作中の描写と設定から分かることを、根拠の巻・話と一緒に表にまとめました。

項目答え根拠
標的の血を組み込み、離れた標的を自動で追うできる第54巻/アニメ第17話
人や物をブロック状に分解し、別の物に組み替えるできる第54巻/アニメ第18話
分解の力で相手を捕らえるできる第54巻(ブチャラティとトリッシュ)
自分を分解して周りの物に化けるできる第54巻
相手の体の一部を奪い取るできる第54巻(ジョルノ)
教育を受けて追跡や細かな動きを覚えるできる第54巻
息子が倒されても、母体がいれば生み直すできる第54巻
息子が倒されたとき、本体にダメージが返る返らない第54巻
メローネが戦況をすぐ正確につかむしにくい(チャットのような交信)第54巻
命令に必ず従わせるできない(教育を間違えると暴走)第54巻
母体になる女性なしで息子を生むできない(母体の女性の体を使って生む)第54巻/アニメ第17話

ここで戸惑いやすいのが、自動操縦型なのに命令できる点です。息子は親を通じて命令を受けられますが、無視や反抗をすることもあります。

自動操縦型のほかの決まりは、スタンドの基本ルールで整理しています。

ジョルノはどうやって倒した?決着とメローネの最期

ジョルノは息子の能力から反撃の糸口をつかみ、息子を倒しました。本体のメローネも、この戦いの直後に命を落とします(第54巻)。

息子はバイクで一行を追い、仲間を捕らえたうえでジョルノを瀕死まで追い込みます。

ジョルノが目をつけたのは、息子の「人間を別の物体に組み替える」能力でした。これをヒントに、ゴールド・エクスペリエンスで「身体の部品を作る」方法を見出します。

奪われた体を復元して、ジョルノは反撃に出ました(アニメ第5部第18話のあらすじ)。部品を作る力がその後どう使われるかは、ゴールド・エクスペリエンスの能力で追えます。

決め手は、息子が追跡に使ってきたバイクでした。息子はバイクの部品と融合させられ、体の内側から爆破されて消滅します(第54巻)。

息子は自動操縦型なので、倒されてもメローネ本体にダメージは返りません。「なのに、なぜメローネまで死んだの?」と引っかかりやすいところです。

理由は、息子とは別の攻撃でした。息子が消えた直後、メローネはジョルノが放った毒蛇に噛まれて死亡します(第54巻)。

この毒蛇は「スタンドの残骸から生まれた」もの。息子から返ったダメージで倒れたわけではない、と分かれば流れがつながります。

同じころ、暗殺者チームのギアッチョもジョルノたちのもとへ車を走らせていました。メローネと合流するためです(アニメ第5部第18話のあらすじ)。

同じ名前の歌手とデザインのイメージ

アメリカには、「ベイビーフェイス(Babyface)」の名で知られる歌手がいます。本名はケネス・ブライアン・エドモンズです。

シンガーソングライターで音楽プロデューサーでもあり、グラミー賞を何度も受賞しています。

表記はスタンドが「ベイビィ」、歌手が「ベイビー」で1字違います。検索するときは、この違いに気をつけてください。

第4部『ダイヤモンドは砕けない』以降は、洋楽のアーティスト名・曲名・アルバム名から取ったスタンド名が増えます。

北米版のスタンド名は Babyhead(ベイビィヘッド)で、英語版で探すときはこちらが目印です。

デザインのイメージはエコーズACT3の悪い版

荒木飛呂彦は『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』(2013年)のコメントで、イメージを挙げています。デザインは、広瀬康一のスタンド「エコーズACT3」の悪い版と、悪魔少年です。

本体メローネのイメージは、ヴェネツィアの仮面だと同じコメントで述べています。

元になったACT3がどんなスタンドかは、エコーズの能力で確かめられます。

登場する巻と話数

戦いは、「ベイビィ・フェイス その①〜⑦」(第500〜506話)を含む第54巻1冊にすべて収まります。アニメでは第5部第17〜18話にあたります。

第54巻の題は『ゴールド・エクスペリエンスの逆襲』で、1997年9月4日に発売されました。

出来事ごとに、原作の巻とアニメの話をまとめました。

出来事原作の巻アニメ第5部
メローネが血を手に入れ、息子が追跡を始める第54巻(第500話から)第17話「ベイビィ・フェイス」
ジョルノが「身体の部品を作る」方法を見出し、反撃する第54巻第18話「ヴェネツィアへ向かえ!」
息子が消滅し、メローネが毒蛇に噛まれて死亡する第54巻第18話

第17話は2019年2月1日、第18話は2019年2月8日に、TOKYO MXほかで放送されました。アニメで追うなら、この2話で戦いの始まりから決着までが見られます。

第53巻は偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)の戦いで終わり、第55巻の始まりはホワイト・アルバムの戦いです。

アニメは第17〜19話の3話で、ベイビィ・フェイスとホワイト・アルバムの戦いを1.5話ずつ描いています。

関連するスタンド・人物

ベイビィ・フェイスの戦いに関わった人物と、同じ暗殺者チームのスタンドです。

  • ゴールド・エクスペリエンス(ジョルノ・ジョバァーナ): この戦いで「身体の部品を作る」方法を見出した
  • ブローノ・ブチャラティ: 息子が血をもとに追いかけた標的。ブローノ・ブチャラティで人物を紹介しています
  • メタリカ(リゾット・ネエロ): 暗殺者チームのリーダーのスタンド。メタリカの能力で解説しています
  • ホワイト・アルバム(ギアッチョ): 暗殺者チームの一人。続く第55巻から一行と戦う

シアーハートアタックとの違い

第4部のシアーハートアタックも自動操縦型ですが、本体とのつながり方が違います。

スタンド本体とのやりとり倒されたとき本体は
ベイビィ・フェイスの息子通信で命令できるが、無視や反抗もあるダメージは返らない
シアーハートアタック本体は周りの状況が分からず、操作もできないキラークイーンの一部なので返る

ベイビィ・フェイスは本体と通信でやりとりできる自動操縦型、と覚えておくと見分けやすくなります。

参考

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