ジョジョのスタンド名は、第4部『ダイヤモンドは砕けない』から洋楽のバンド名・曲名・アルバム名が中心になります。
第3部『スターダストクルセイダース』は、タロットカードとエジプトの神が名前のもとです。スタープラチナやザ・ワールドを曲名で探しても、元ネタにはたどり着けません。
もうひとつややこしいのが、元ネタの根拠の確かさがスタンドごとに違う点。この記事では第3部から第9部までを部ごとの一覧にして、根拠になる資料も書き添えました。
第9部『The JOJOLands』は連載中なので、2026年10月4日時点の単行本に出たスタンドまでです。表には各部の終盤に出るスタンドと本体の名前も並ぶので、未読の部はネタバレに気をつけてください。
ジョジョのスタンド名は第3部がタロット、第4部から洋楽(早見表)
スタンドが初めて登場するのは第3部です。第1部・第2部には、スタンド名そのものがありません。
部ごとの名前の出どころを、代表的なスタンド3体と合わせて表にしました。
| 部 | 名前の出どころ | 例 |
|---|---|---|
| 第3部『スターダストクルセイダース』 | タロットの大アルカナと色、エジプト9栄神 | スタープラチナ、マジシャンズレッド、オシリス神 |
| 第4部『ダイヤモンドは砕けない』 | 洋楽のバンド名・曲名・アルバム名 | クレイジー・ダイヤモンド、ザ・ハンド、キラークイーン |
| 第5部『黄金の風』 | 第4部と同じ | ゴールド・エクスペリエンス、スティッキィ・フィンガーズ、キング・クリムゾン |
| 第6部『ストーンオーシャン』 | 第4部と同じ | ストーン・フリー、ホワイトスネイク、メイド・イン・ヘブン |
| 第7部『スティール・ボール・ラン』 | 第4部と同じ(日本の曲と同じ表記だったものも) | タスク、スケアリー・モンスターズ、チョコレート・ディスコ |
| 第8部『ジョジョリオン』 | 第4部と同じ | ソフト&ウェット、ペイズリー・パーク、ワンダー・オブ・U |
| 第9部『The JOJOLands』 | 第4部と同じ | ノーヴェンバー・レイン、スムース・オペレイターズ、THE MATTEKUDASAI |
別の仕組みなのは第3部だけで、第4部からは洋楽、と覚えておけば探す場所で迷いません。探しているスタンドが決まっている人は、その部の表へ進んでください。
第3部のスタンドはタロットカードとエジプトの神
名前のもとになったカードは2種類。タロットの大アルカナ22枚と、作中だけの「エジプト9栄神」のカードです。
荒木飛呂彦は文庫版第7巻(349ページ)で、敵味方合わせて22人ほどで終わると思って描き始めた、と述べています。22は大アルカナの枚数です。
曲名で探していた人は、カードの名前で引いてみてください。スタープラチナの元ネタ(タロットの「星」)のように、スタンド名にカードの英語名が入っています。
タロットの番号順に、22枚とスタンド・本体の対応をまとめました。
| 番号 | スタンド(本体) | カード |
|---|---|---|
| 0 | ザ・フール(イギー) | 愚者 |
| 1 | マジシャンズレッド(モハメド・アヴドゥル) | 魔術師 |
| 2 | ハイプリエステス(ミドラー) | 女教皇 |
| 3 | エンプレス(ネーナ) | 女帝 |
| 4 | エンペラー(ホル・ホース) | 皇帝 |
| 5 | ハイエロファントグリーン(花京院典明) | 法皇 |
| 6 | ラバーズ(鋼入りのダン) | 恋人 |
| 7 | シルバーチャリオッツ(ジャン=ピエール・ポルナレフ) | 戦車 |
| 8 | ストレングス(フォーエバー) | 力 |
| 9 | ハーミットパープル(ジョセフ・ジョースター) | 隠者 |
| 10 | ホウィール・オブ・フォーチュン(ズィー・ズィー) | 運命の車輪 |
| 11 | ジャスティス(エンヤ婆) | 正義 |
| 12 | ハングドマン(J・ガイル) | 吊られた男 |
| 13 | デス・サーティーン(マニッシュ・ボーイ) | 死神 |
| 14 | イエローテンパランス(ラバーソール) | 節制 |
| 15 | エボニーデビル(呪いのデーボ) | 悪魔 |
| 16 | タワー・オブ・グレー(グレーフライ) | 塔 |
| 17 | スタープラチナ(空条承太郎) | 星 |
| 18 | ダークブルームーン(偽キャプテン・テニール) | 月 |
| 19 | サン(アラビア・ファッツ) | 太陽 |
| 20 | ジャッジメント(カメオ) | 審判 |
| 21 | ザ・ワールド(DIO) | 世界 |
承太郎たち一行のスタンドも、DIOのザ・ワールドも、同じ22枚の中に入っています。
エジプト9栄神のカードは、現実のタロットにはない作中だけの設定です。9体は、オシリス神、ホルス神、ゲブ神、バステト女神、セト神、クヌム神、トト神、アヌビス神、アトゥム神です。
どちらのカードにもよらないのが、終盤のクリーム(ヴァニラ・アイス)とティナー・サックス(ケニーG)。
ちなみに「THE WORLD」の名前は、第7部にも別の次元から来たディエゴのスタンドとして出てきます。
第4部〜第9部のスタンドと同じ名前の曲・バンド・アルバム一覧
表は部ごとに分け、3列目の「根拠」は次の3つで書き分けました。
- 作者の発言: 荒木飛呂彦のインタビューや資料本のコメントで、由来が語られているもの
- 集英社の資料: 『集英社ジャンプリミックス』のコラム「The origin of STANDS!」に載っているもの
- —: 同じ名前の作品があることまでが確かなもの
「—」は、由来ではないと決まったわけではありません。スタンド名と同じ名前の曲・アルバム・バンドがある、という事実を載せた行です。
同じアーティストの名前が、部をまたいで出てくることもあります。プリンスは第5部・第8部・第9部、クイーンは第4部と第6部の表にあります。
第4部『ダイヤモンドは砕けない』のスタンド
表の24体のうち21体は、名前のもとが「The origin of STANDS!」で示されています。
| スタンド名(本体) | 同じ名前の作品 | 根拠 |
|---|---|---|
| クレイジー・ダイヤモンド(東方仗助) | 曲「Shine On You Crazy Diamond」(ピンク・フロイド、1975年) | 集英社の資料 |
| エコーズ(広瀬康一) | 曲「Echoes」(ピンク・フロイド、1971年) | 集英社の資料 |
| ザ・ハンド(虹村億泰) | バンド「ザ・バンド」(The Band) | 集英社の資料 |
| バッド・カンパニー(虹村形兆) | バンド「バッド・カンパニー」 | 集英社の資料 |
| サーフィス(間田敏和) | バンド「サーフェス」 | 集英社の資料 |
| ラブ・デラックス(山岸由花子) | アルバム『Love Deluxe』(シャーデー、1992年) | 集英社の資料 |
| パール・ジャム(トニオ・トラサルディー) | バンド「パール・ジャム」 | 集英社の資料 |
| レッド・ホット・チリ・ペッパー(音石明) | バンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」 | 集英社の資料 |
| アクトン・ベイビー(静・ジョースター) | アルバム『Achtung Baby』(U2、1991年) | 集英社の資料 |
| ラット(ネズミ〈虫喰い〉) | バンド「ラット」 | 集英社の資料 |
| ハーヴェスト(矢安宮重清) | アルバム『Harvest』(ニール・ヤング、1972年) | 集英社の資料 |
| シンデレラ(辻彩) | バンド「シンデレラ」 | 集英社の資料 |
| アトム・ハート・ファーザー(吉良吉廣) | アルバム『Atom Heart Mother』(ピンク・フロイド、1970年) | 集英社の資料 |
| ボーイ・II・マン(大柳賢) | グループ「ボーイズIIメン」 | 集英社の資料 |
| アース・ウインド・アンド・ファイヤー(支倉未起隆) | バンド「アース・ウインド&ファイアー」 | 集英社の資料 |
| ハイウェイ・スター(噴上裕也) | 曲「Highway Star」(ディープ・パープル、1972年) | 集英社の資料 |
| ストレイ・キャット(猫草) | バンド「ストレイ・キャッツ」 | 集英社の資料 |
| スーパーフライ(鋼田一豊大) | 曲「Superfly」(カーティス・メイフィールド、1972年) | 集英社の資料 |
| エニグマ(宮本輝之輔) | 音楽プロジェクト「エニグマ」 | 集英社の資料 |
| チープ・トリック(乙雅三) | バンド「チープ・トリック」 | 集英社の資料 |
| ヘブンズ・ドアー(岸辺露伴) | 曲「Knockin’ on Heaven’s Door」(ボブ・ディラン、1973年) | 集英社の資料・作者の発言 |
| キラークイーン(吉良吉影) | 曲「Killer Queen」(クイーン、1974年) | — |
| シアーハートアタック(吉良吉影) | 曲「Sheer Heart Attack」(クイーン、1977年) | — |
| バイツァ・ダスト(吉良吉影) | 曲「Another One Bites the Dust」(クイーン、1980年) | — |
「元ネタ」と言い切れる行がそろっているのが第4部の表の特徴です。第5部からは「—」の行が中心になります。
アース・ウインド・アンド・ファイヤーは、第4部の劇中には出てこない名前です。画集『JOJO A-GO!GO!』(2000年)で付けられました。
第5部『黄金の風』のスタンド
第5部では、作者が名前の由来を語ったスタンドが4体あります。
| スタンド名(本体) | 同じ名前の作品 | 根拠 |
|---|---|---|
| ゴールド・エクスペリエンス(ジョルノ・ジョバァーナ) | アルバム『The Gold Experience』(プリンス、1995年) | 作者の発言(Billboard JAPAN) |
| スティッキィ・フィンガーズ(ブローノ・ブチャラティ) | アルバム『Sticky Fingers』(ローリング・ストーンズ、1971年) | 作者の発言(Comnavi) |
| ムーディー・ブルース(レオーネ・アバッキオ) | バンド「ムーディー・ブルース」 | — |
| セックス・ピストルズ(グイード・ミスタ) | バンド「セックス・ピストルズ」 | 作者の発言(語呂合わせ) |
| エアロスミス(ナランチャ・ギルガ) | バンド「エアロスミス」 | — |
| パープル・ヘイズ(パンナコッタ・フーゴ) | 曲「Purple Haze」(ジミ・ヘンドリックス、1967年) | — |
| キング・クリムゾン(ディアボロ) | バンド「キング・クリムゾン」 | — |
| マン・イン・ザ・ミラー(イルーゾォ) | 曲「Man in the Mirror」(マイケル・ジャクソン、1987年) | 作者の発言(JOJOVELLER) |
| スパイス・ガール(トリッシュ・ウナ) | グループ「スパイス・ガールズ」 | — |
| メタリカ(リゾット・ネエロ) | バンド「メタリカ」 | — |
| リトル・フィート(ホルマジオ) | バンド「リトル・フィート」 | — |
| ザ・グレイトフル・デッド(プロシュート) | バンド「グレイトフル・デッド」 | — |
| ビーチ・ボーイ(ペッシ) | バンド「ビーチ・ボーイズ」 | — |
| ベイビィ・フェイス(メローネ) | 歌手「ベイビーフェイス」 | — |
| ホワイト・アルバム(ギアッチョ) | アルバム『The Beatles』(通称ホワイト・アルバム、ビートルズ、1968年) | — |
| クラッシュ(スクアーロ) | バンド「ザ・クラッシュ」 | — |
| トーキング・ヘッド(ティッツァーノ) | バンド「トーキング・ヘッズ」 | — |
| ノトーリアス・B・I・G(カルネ) | ラッパー「ノトーリアス・B.I.G.」 | — |
| グリーン・ディ(チョコラータ) | バンド「グリーン・デイ」 | — |
| オアシス(セッコ) | バンド「オアシス」 | — |
| ブラック・サバス(ポルポ) | バンド「ブラック・サバス」 | — |
| ソフト・マシーン(マリオ・ズッケェロ) | バンド「ソフト・マシーン」 | — |
| クラフト・ワーク(サーレー) | グループ「クラフトワーク」 | — |
| ミスター・プレジデント(ココ・ジャンボ) | グループ「ミスター・プレジデント」 | — |
| ローリング・ストーンズ(スコリッピ) | バンド「ローリング・ストーンズ」 | — |
セックス・ピストルズには、同じ名前のパンクバンドがあります。作者のコメントでは「シックス・ピストルズ」の語呂合わせです(『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』)。
表の根拠が「作者の発言(語呂合わせ)」になっているのは、このため。バンドが由来だと覚えていた人は、混乱しやすいところです。
第6部『ストーンオーシャン』のスタンド
第6部の表は、23行すべてが「—」です。
| スタンド名(本体) | 同じ名前の作品 | 根拠 |
|---|---|---|
| ストーン・フリー(空条徐倫) | 曲「Stone Free」(ジミ・ヘンドリックス、1966年) | — |
| キッス(エルメェス・コステロ) | バンド「キッス」 | — |
| バーニング・ダウン・ザ・ハウス(エンポリオ・アルニーニョ) | 曲「Burning Down the House」(トーキング・ヘッズ、1983年) | — |
| フー・ファイターズ(F・F) | バンド「フー・ファイターズ」 | — |
| ウェザー・リポート(ウェザー・リポート) | グループ「ウェザー・リポート」 | — |
| ヘビー・ウェザー(ウェザー・リポート) | アルバム『Heavy Weather』(ウェザー・リポート、1977年) | — |
| ダイバー・ダウン(ナルシソ・アナスイ) | アルバム『Diver Down』(ヴァン・ヘイレン、1982年) | — |
| グーグー・ドールズ(グェス) | バンド「グー・グー・ドールズ」 | — |
| マンハッタン・トランスファー(ジョンガリ・A) | グループ「マンハッタン・トランスファー」 | — |
| ハイウェイ・トゥ・ヘル(サンダー・マックイイーン) | 曲「Highway to Hell」(AC/DC、1979年) | — |
| マリリン・マンソン(ミラション) | バンド「マリリン・マンソン」 | — |
| ジャンピン・ジャック・フラッシュ(ラング・ラングラー) | 曲「Jumpin’ Jack Flash」(ローリング・ストーンズ、1968年) | — |
| リンプ・ビズキット(スポーツ・マックス) | バンド「リンプ・ビズキット」 | — |
| サバイバー(グッチョ) | バンド「サバイバー」 | — |
| ホワイトスネイク(エンリコ・プッチ) | バンド「ホワイトスネイク」 | — |
| C-MOON(エンリコ・プッチ) | 曲「C Moon」(ウイングス、1972年) | — |
| メイド・イン・ヘブン(エンリコ・プッチ) | 曲「Made in Heaven」(フレディ・マーキュリー、1985年) | — |
| プラネット・ウェイブス(ヴィヴァーノ・ウエストウッド) | アルバム『Planet Waves』(ボブ・ディラン、1974年) | — |
| ジェイル・ハウス・ロック(ミューミュー) | 曲「Jailhouse Rock」(エルヴィス・プレスリー、1957年) | — |
| ボヘミアン・ラプソディー(ウンガロ) | 曲「Bohemian Rhapsody」(クイーン、1975年) | — |
| スカイ・ハイ(リキエル) | 曲「Sky High」(ジグソー、1975年) | — |
| アンダー・ワールド(ドナテロ・ヴェルサス) | グループ「アンダーワールド」 | — |
| グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム(緑色の赤ちゃん) | 曲「Green, Green Grass of Home」(トム・ジョーンズ版は1966年) | — |
プッチ神父の3つのスタンドは、バンド名、ウイングスの曲、フレディ・マーキュリーの曲と、出どころがばらばらです。
プラネット・ウェイブスは、雑誌連載時には「アース・ウィンド・アンド・ファイヤー」と呼ばれていました。単行本と文庫版で今の名前に直されています。
第4部の支倉未起隆の能力名とは、カタカナの「ウイ」と「ウィ」が違うだけです。
第7部『スティール・ボール・ラン』のスタンド
第7部で名前が分かりにくいのが、大統領のD4C(いともたやすく行われるえげつない行為)です。AC/DCの曲「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」から、4つのDとCを取った形です。
| スタンド名(本体) | 同じ名前の作品 | 根拠 |
|---|---|---|
| タスク(ジョニィ・ジョースター) | アルバム『Tusk』(フリートウッド・マック、1979年) | — |
| ボール・ブレイカー(ジャイロ・ツェペリ) | アルバム『Ballbreaker』(AC/DC、1995年) | — |
| D4C(ファニー・ヴァレンタイン) | 曲「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」(AC/DC、1976年) | — |
| D4C -ラブトレイン-(ファニー・ヴァレンタイン) | 曲「Love Train」(オージェイズ、1972年) | — |
| イン・ア・サイレント・ウェイ(サンドマン) | アルバム『In a Silent Way』(マイルス・デイヴィス、1969年) | — |
| オー!ロンサム・ミー(マウンテン・ティム) | 曲「Oh Lonesome Me」(ドン・ギブソン、1957年) | — |
| ヘイ・ヤー(ポコロコ) | 曲「Hey Ya!」(アウトキャスト、2003年) | — |
| ワイアード(ポーク・パイ・ハット小僧) | アルバム『Wired』(ジェフ・ベック、1976年) | — |
| スケアリー・モンスターズ(ディエゴ・ブランドー) | アルバム『Scary Monsters』(デヴィッド・ボウイ、1980年) | — |
| キャッチ・ザ・レインボー(ブラックモア) | 曲「Catch the Rainbow」(レインボー、1975年) | — |
| TATOO YOU!(11人の男たち) | アルバム『Tattoo You』(ローリング・ストーンズ、1981年) | — |
| チューブラー・ベルズ(マイク・O) | アルバム『Tubular Bells』(マイク・オールドフィールド、1973年) | — |
| 20th Century BOY(マジェント・マジェント) | 曲「20th Century Boy」(T・レックス、1973年) | — |
| シビル・ウォー(アクセル・RO) | 曲「Civil War」(ガンズ・アンド・ローゼズ、1990年) | — |
| チョコレート・ディスコ(ディ・ス・コ) | 曲「チョコレイト・ディスコ」(Perfume、2007年) | — |
| 涙の乗車券(ルーシー・スティール) | 曲「Ticket to Ride」(ビートルズ、1965年) | — |
ルーシーのスタンドは「涙の乗車券」と書き、チケット・ゥ・ライドと読みます。
チョコレート・ディスコは、雑誌掲載時には本体が「ディスコ」、スタンド名が「チョコレイト・ディスコ」でした。単行本で今の表記に直されています。
Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」を作詞作曲したのは、中田ヤスタカです。対談『Capsule Archive』で「最近感動したこと」を聞かれ、このスタンドのことを答えています。
表の中で日本の曲と同じ表記だったのは、チョコレート・ディスコの1体だけです。人物名では、ウェカピポとマジェント・マジェントが日本のSOUL’d OUTの曲名と同じです。
荒木飛呂彦は、曲名を漫画に使う許可をSOUL’d OUTからとっています(「MTV PAPER」VOL.67)。
第8部『ジョジョリオン』のスタンド
第8部では、ソフト&ウェット、ペイズリー・パーク、ビタミンCの3体に作者の発言があります。
| スタンド名(本体) | 同じ名前の作品 | 根拠 |
|---|---|---|
| ソフト&ウェット(東方定助) | 曲「Soft and Wet」(プリンス、1978年) | 作者の発言(Billboard JAPAN) |
| ペイズリー・パーク(広瀬康穂) | 曲「Paisley Park」(プリンス、1985年) | 作者の発言(Billboard JAPAN) |
| ドギー・スタイル(豆銑礼) | アルバム『Doggystyle』(スヌープ・ドッグ、1993年) | — |
| キング・ナッシング(四代目 東方憲助) | 曲「King Nothing」(メタリカ、1996年) | — |
| ナット・キング・コール(東方常秀) | 歌手「ナット・キング・コール」 | — |
| スピード・キング(東方常敏) | 曲「Speed King」(ディープ・パープル、1970年) | — |
| カリフォルニア・キング・ベッドちゃん(東方大弥) | 曲「California King Bed」(リアーナ、2010年) | — |
| スペース・トラッキング(東方花都) | 曲「Space Truckin’」(ディープ・パープル、1972年) | — |
| ボーン・ディス・ウェイ(虹村京) | 曲「Born This Way」(レディー・ガガ、2011年) | — |
| アイ・アム・ア・ロック(八木山夜露) | 曲「I Am a Rock」(ポール・サイモン、1965年) | — |
| ビタミンC(田最環) | 曲「Vitamin C」(CAN、1972年) | 作者の発言(第14巻の著者コメント) |
| ブレイン・ストーム(アーバン・ゲリラ) | 曲「Brainstorm」(ホークウインド、1972年) | — |
| オゾン・ベイビー(プアー・トム) | 曲「Ozone Baby」(レッド・ツェッペリン、1982年) | — |
| ドクター・ウー(羽伴毅) | 曲「Doctor Wu」(スティーリー・ダン、1975年) | — |
| ワンダー・オブ・U(透龍) | 曲「The Wonder of You」(エルヴィス・プレスリー版は1970年) | — |
| ブルー・ハワイ(ドロミテ) | 曲「Blue Hawaii」(エルヴィス・プレスリー版は1961年) | — |
| ファン・ファン・ファン(笹目桜二郎) | 曲「Fun, Fun, Fun」(ビーチ・ボーイズ、1964年) | — |
第8部の吉良吉影のキラークイーンとシアーハートアタックは、第4部の表と同じ名前なので重ねて載せていません。
第9部『The JOJOLands』のスタンド
『The JOJOLands』(ザ・ジョジョランズ)の表は、2026年10月4日時点の単行本の範囲です。既刊の数はジョジョの部ごとの巻数の一覧にまとめています。
| スタンド名(本体) | 同じ名前の作品 | 根拠 |
|---|---|---|
| ノーヴェンバー・レイン(ジョディオ・ジョースター) | 曲「November Rain」(ガンズ・アンド・ローゼズ、1991年) | — |
| スムース・オペレイターズ(ドラゴナ・ジョースター) | 曲「Smooth Operator」(シャーデー、1984年) | — |
| THE ハッスル(パコ・ラブランテス) | 曲「The Hustle」(ヴァン・マッコイ、1975年) | — |
| THE MATTEKUDASAI(ウサギ・アロハオエ) | 曲「Matte Kudasai」(キング・クリムゾン、1981年) | — |
| ビッグマウス・ストライクス・アゲイン(チャーミング・マン) | 曲「Bigmouth Strikes Again」(ザ・スミス、1986年) | — |
| バグス・グルーヴ(ルル) | アルバム『Bags’ Groove』(マイルス・デイヴィス、1957年) | — |
| グローリー・デイズ(ボビー・ジーン) | 曲「Glory Days」(ブルース・スプリングスティーン、1984年) | — |
| 200バルーンズ(寧波) | 曲「200 Balloons」(プリンス、1989年) | — |
| 偽りの瞳 Lyin’ Eyes(レムチャバン) | 曲「Lyin’ Eyes」(イーグルス、1975年) | — |
| ウエスト・エンド・ガール(キー・ウエスト) | 曲「West End Girls」(ペット・ショップ・ボーイズ、1984年) | — |
キング・クリムゾンの「Matte Kudasai」は、日本語の「待って下さい」を題にした曲です。
第9部には岸辺露伴も登場するので、ヘブンズ・ドアーは第4部の表で確かめてください。
作者や集英社の資料が元ネタを明かしているスタンド
表の「根拠」に資料が入っているのは、第4部の21体と第5部の4体、第8部の3体です。どの資料に何が書かれているかをまとめました。
| 資料 | スタンド | 書かれていること |
|---|---|---|
| 『集英社ジャンプリミックス ダイヤモンドは砕けない』vol14・16・17 | 第4部の21体 | コラム「The origin of STANDS!」で名前のもとを紹介 |
| 『ジャンプスクエア』2008年1月号のインタビュー | ヘブンズ・ドアー | 「ボブ・ディランの名曲より。」 |
| 『Comnavi』Vol.3のインタビュー | スティッキィ・フィンガーズ | ストーンズのアルバム。ジッパー付きのジャケットが能力のモチーフ |
| 『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』(2013年) | マン・イン・ザ・ミラー、セックス・ピストルズ | マイケル・ジャクソンの曲/「シックス・ピストルズ」の語呂合わせ |
| Billboard JAPAN のインタビュー(2021年) | ゴールド・エクスペリエンス、ソフト&ウェット、ペイズリー・パーク | プリンスの作品から |
| 『ジョジョリオン』第14巻の著者コメント | ビタミンC | CANの曲「Vitamin C」 |
コラムは5回で、vol14のP83・P86、vol16のP90、vol17のP106-107・P188に載りました。
表で「元ネタ」と言い切れるのは、資料のあるこの28体です。
作者が語ったスタンド名の付け方
主人公のスタンドには鉱物の名前、『ジョジョリオン』の東方家には「キング」。荒木飛呂彦はインタビューや画集で、こうした付け方を明かしています。
主人公のスタンドには鉱物の名前
スタープラチナのプラチナ、クレイジー・ダイヤモンドのダイヤモンド、ストーン・フリーのストーン。作者は、歴代ジョジョのスタンドに鉱物の名前を入れたと説明しています(『JOJO A-GO!GO!』160ページ)。
ゴールド・エクスペリエンスの金も、鉱物へのこだわりから出てきました。「金だったら何かな?」と考えて行き着いたのが、プリンスのアルバムでした(Billboard JAPAN)。
鉱物の名前が先で、合うアルバム名はあとから探した、という順番です。
第7部以降の主人公のタスク、ソフト&ウェット、ノーヴェンバー・レインには、鉱物の名前は入っていません。
『ジョジョリオン』の東方家は「キング」でそろえた
作者は同じインタビューで「東方家のスタンド名は「キング」で統一してるんですよ」と話しています。
四代目 東方憲助のキング・ナッシング、常秀のナット・キング・コール、常敏のスピード・キングが当てはまります。つるぎのペーパー・ムーン・キングと、大弥のカリフォルニア・キング・ベッドちゃんも同じです。
見落としやすいのが、単語の終わりに「キング」が入っている名前。鳩のウォーキング・ハート、密葉のアウェイキング・IIIリーブス、花都のスペース・トラッキングの3体です。
プリンスの作品から付いたスタンド
プリンスの作品をスタンド名に使うのは、なるべく避けていたと作者は話しています。プリンスばかりに偏るのを気にしていた、というのが理由です(Billboard JAPAN)。
作者が語ったのは、ゴールド・エクスペリエンス、ソフト&ウェット、ペイズリー・パークの3体です。第9部の200バルーンズには、同じ名前のプリンスの曲があります。
ソフト&ウェットは、原点に帰った感じと、しゃぼん玉に合う言葉から考えた名前です。
ペイズリー・パークは、康穂のスタンドを交通表記のデザインにする構想が先でした。「P」や「パーキング」といった場所のイメージから選び、プリンスの作品でそろえています。
ソフト&ウェットとペイズリー・パークは、どちらも能力やデザインのイメージが先にあった名前です。
表の見方と注意
- 原作の表記で載せたので、作品名と少し違うものがあります(例: ストレイ・キャット、TATOO YOU!)
- 英字の綴りが曲名と違うものもあります。ジェイル・ハウス・ロックは「JAIL HOUSE LOCK」、ナット・キング・コールは「Nut King Call」です
- 発表年は、曲やアルバムが最初に出た年です。シングルがあとから出た曲は、収録アルバムの年にしています
- 別の歌手の版で知られる曲はその版の年を書き、バンド名と人名には年を付けていません
- 表に載せたのは、同じ名前の曲・アルバム・バンドを挙げられるスタンドです。第4部のアクア・ネックレスやザ・ロックなどは載せていません
- 英語版のアニメやゲームで名前が変わったスタンドも、原作の日本語の名前で載せています。スピンオフ小説と『岸辺露伴は動かない』のスタンドは含みません
- 第9部は連載中で、単行本が出るたびに行が増えます(2026年10月4日時点)
関連する記事
参考
- 『集英社ジャンプリミックス ダイヤモンドは砕けない』vol14・vol16・vol17「The origin of STANDS!」(集英社)
- <インタビュー>荒木飛呂彦『ジョジョ』シリーズでともに歩んできたプリンスを語る(Billboard JAPAN)
- Wikipedia「スタンド (ジョジョの奇妙な冒険)」
- Wikipedia「ダイヤモンドは砕けない」
- Wikipedia「黄金の風」


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