DIO(ディオ・ブランドー)は、『ジョジョの奇妙な冒険』第1部と第3部の宿敵です。スタンドは時を止めるザ・ワールド、TVアニメの声を担当しているのは子安武人です。
ディオとDIOは同じ人物なのか、誕生日や身長はどこに載っているのか。調べていて混乱しやすいのは、このあたりです。
この記事では、プロフィール・スタンド・声優・登場する巻と話数・最期までを、根拠の巻数つきでまとめました。
この記事は第1部と第3部の結末、第6部でのDIOの扱いに触れます(ネタバレを含みます)。
DIO(ディオ・ブランドー)のプロフィール
原作と公式サイトに載っているのは、名前・出身・スタンド・初登場までです。誕生日・身長・体重・血液型は、どちらにも記載がありません。
まずは一覧で確かめてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ディオ・ブランドー(Dio Brando) |
| 登場する部 | 第1部『ファントムブラッド』・第3部『スターダストクルセイダース』 |
| 出身 | イギリスの貧民街 |
| 生年 | 1867〜1868年ごろ(自称なので不明) |
| 誕生日 | 原作・公式に記載なし |
| 身長・体重 | 原作・公式に記載なし |
| 血液型 | 原作・公式に記載なし |
| 立場 | ジョースター家の養子、のちに吸血鬼 |
| スタンド | ザ・ワールド(世界) |
| 初登場(原作) | 第1巻・第1話「侵略者ディオの巻」 |
| 初登場(アニメ) | 第1部第1話「侵略者ディオ」 |
| TVアニメの声 | 子安武人 |
身長や誕生日が出てこないのは、探し方の問題ではありません。原作にも、アニメ第3部の公式サイトの人物紹介にも、その項目自体が置かれていないからです。
生年だけは、愛蔵版『ジョジョニウム』第3巻のプロフィールに載っています。書かれているのは「自称なので不明(1867年〜1868年頃)」という一文で、年齢は1つに決まりません。
誕生日が月日まで分かる人と分からない人は、ジョジョ誕生日一覧で見分けられます。
「ディオ」と「DIO」は同じ人物
第1部では「ディオ」かフルネームの「ディオ・ブランドー」、第3部で復活して以降は「DIO」と表記されます。表記が変わるだけで、中身は同じ人物です。
「ディオ」という名前は、イタリア語で「神」を意味する言葉に由来します(『ジョジョニウム』第3巻)。
第3部以降の大文字の「DIO」は、バンド名が由来です(『ジャンプリミックス スターダストクルセイダース』vol.9)。ロニー・ジェイムス・ディオが結成した「ディオ(DIO)」から取られました。
もうひとつ混ざりやすいのが、第7部『スティール・ボール・ラン』のディエゴ・ブランドーです。通称が「Dio」なので同じ人に見えますが、別の世界に生きる別人です。
ふたりの違いはディオとディエゴ・ブランドーの違いで扱っています。
DIOのスタンドはザ・ワールド
ザ・ワールド(世界)は、自分以外の時を止めるスタンドです。止まった世界の中を動けるのは、DIOだけ。
アニメ第3部の公式サイトでは「仮面をつけた人型で、数秒の間、時を止められる能力を持つ」と紹介されています。拳のラッシュで殴りかかる、近距離パワー型のスタンドです。
止められた長さは、作中で最長9秒(第28巻)。承太郎と戦い始めた時点では5秒でした。
発現の理由は、原作の中で説明が1つに揃っていません。第3部では「ジョナサン・ジョースターの肉体を得て新たに獲得した能力」と説明されます。
第5部以降になると、エンヤ婆が持っていた「スタンドの矢」で得た能力として扱われます。どちらの説明も原作にある、と押さえておけば混乱しません。
できること・できないことや元ネタのタロットは、ザ・ワールドの能力をまとめた記事で詳しく扱っています。
DIOの声優(アニメ・ゲーム・舞台)
2012年のTVアニメ版と、それ以降の関連作品はすべて子安武人です(アニメ公式サイトのキャラクター紹介)。それより前の作品では、媒体ごとに担当が違います。
| 作品・媒体 | 担当 |
|---|---|
| TVアニメ版(2012年〜)以降の関連作品 | 子安武人 |
| 劇場版『ファントムブラッド』・第1部のゲーム版(青年期) | 緑川光 |
| 第1部のゲーム版(少年期) | 野島健児 |
| 第3部のOVA版 | 田中信夫 |
| 第3部のドラマCD版 | 若本規夫 |
| 第3部の対戦型格闘ゲーム版 | 千葉一伸 |
| ミュージカル版(2024年) | 宮野真守 |
声が分かれるのは、2012年より前の作品と、俳優が演じる舞台版だけです。
劇場版の公開は2007年2月17日、ミュージカル版の上演は2024年2月からです(東宝ステージ公式サイト)。
第1部のディオ(石仮面と吸血鬼の技)
ディオがジョースター家に来るのは、父ダリオの死がきっかけです(第1巻)。アニメ公式サイトの紹介文では「冷徹で計算高く、かつ野心的」と書かれています。
財産の乗っ取りをジョナサンに気づかれると、口封じのために石仮面を使います。返り血を浴びた仮面が起動し、ディオは吸血鬼になりました(第2巻/アニメ第1部第3話「ディオとの青春」)。
吸血鬼になってからは、自分で技を編み出しています。代表が気化冷凍法と空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)の2つ。
気化冷凍法は、肉体の水分を気化させて熱を奪い、触れた相手を一瞬で凍らせる技です。狙いは波紋封じで、血液の流れが止まれば波紋は起こせなくなります。
空裂眼刺驚は、眼球内の体液に高い圧力をかけ、弾丸のように飛ばす技。直線にしか進まないため、1度目はジョナサンに当たりませんでした。
どちらも第1部だけで使われ、第3部のDIOは使いません。
DIOが登場する巻と話数
初登場は第1巻、最後に姿を見せるのは第28巻です。その間の出来事を、原作の巻とアニメの話数で一覧にまとめました。
| 出来事 | 原作の巻 | アニメの話 |
|---|---|---|
| ジョースター家に来る | 第1巻 | 第1部第1話 |
| 石仮面をかぶる | 第2巻 | 第1部第3話 |
| 客船でジョナサンと決着 | 第5巻 | 第1部第9話 |
| 100年後、第3部が始まる | 第12巻 | 第3部第1話 |
| 「DIOの呪縛」が語られる | 第13巻 | 第3部第3話 |
| アヴドゥル・ポルナレフ・イギーが館に突入 | 第26巻 | 第3部第42話 |
| ポルナレフの前に姿を現す | 第27巻 | 第3部第45話 |
| 承太郎との決着 | 第28巻 | 第3部第48話 |
第1部でディオが最後に出る第5巻から、第3部の決着の第28巻までは20冊以上離れています。
DIOが関わる場面だけを追いかけるなら、読むのは第1〜5巻・第12〜13巻・第26〜28巻の3か所です。
ポルナレフたち3人が突入する館は、第26巻の内容紹介で「ディオの館」と書かれています(集英社の書誌)。
DIOの最期(第1部と第3部)
第1部の決着は、1889年2月7日の客船の上です(第5巻)。
エリナと結婚して新婚旅行中だったジョナサンを襲い、その肉体を奪おうとしました。首を抱きかかえられて動けなくなり、客船の爆発とともに海へ沈みます(第5巻)。
このとき、ディオはジョナサンの首から下を手に入れています。第3部のDIOの体がジョナサンのものなのは、この1889年の出来事が理由です。
第3部の決着は第28巻、アニメでは第3部第48話「遥かなる旅路 さらば友よ」です。
ジョセフの血を吸って停止時間が9秒に延び、ロードローラーで承太郎を潰そうとします。そこで承太郎のスタープラチナが、時を止める力に目覚めました(第28巻)。
血で目潰しを仕掛けたうえでザ・ワールドの蹴りを放ちますが、スタープラチナの拳に迎え撃たれます。スタンドを砕かれると同時に肉体も砕け、DIOは敗れました(第28巻)。
吸血鬼なので細胞はまだ生きていましたが、夜明けの日光を浴びて灰になり消滅します(第28巻)。
「何巻で終わるのか」の答えは、第1部が第5巻、第3部が第28巻です。
DIOの息子は4人
原作に出てくるのは、第5部のジョルノ・ジョバァーナと、第6部に登場する3人です。名前とスタンドを一覧にまとめました。
| 名前 | 登場する部 | スタンド |
|---|---|---|
| ジョルノ・ジョバァーナ | 第5部 | ゴールド・エクスペリエンス |
| ウンガロ | 第6部 | ボヘミアン・ラプソディー |
| リキエル | 第6部 | スカイ・ハイ |
| ドナテロ・ヴェルサス | 第6部 | アンダー・ワールド |
4人とも母親が違い、DIOに育てられてはいません。第6部の3人は、「天国」の時が近づくとプッチのもとに集まり、その協力者になります。
4兄弟の長男にあたるのがジョルノで、生まれたのは1985年4月16日。父の顔を生涯一度も見ていません。
第5部の主人公としての経歴は、ジョルノ・ジョバァーナの記事にまとめています。
第6部でのDIO(骨と「天国へ行く方法」)
第6部『ストーンオーシャン』でDIOが姿を見せるのは、プッチの回想の中だけです。そのかわり、DIOが残したノートと遺骨が物語を動かします。
1987年、DIOは修行時代のエンリコ・プッチと知り合います。のちに「天国へ行く方法」を書いたノートの存在を伝え、自分の骨を渡しました。
プッチはこの計画を引き継ぎます。エジプトから回収されたDIOの右足の骨が、囚人たちの魂を集める道具になりました。
ノートの6つの条件と「14の言葉」は、「天国へ行く方法」の解説にまとめています。
DIOの口癖はどこで出てくるか
吸血鬼になってからの叫びは「URYYYYY」と「WRYYYYY」で、どちらも「ウリィー」と読みます。
ザ・ワールドの拳のラッシュでは「無駄無駄」の掛け声が出ます。第5部のジョルノが激昂したときに口をついて出る言葉も、父であるDIOと同じです。
時を止めるときの決めゼリフが出てくるのは、第27巻と第28巻の「DIOの世界」です。
ゲーム『オールスターバトルR』の公式ページでは、第1部のディオに「貧弱貧弱ゥ」のセリフが添えられています。口癖から見分けるなら、第1部は「貧弱」、第3部は「無駄無駄」が目印です。
関連する人物
ジョナサン・ジョースターは第1部の主人公で、DIOに首から下を奪われた相手です(第5巻)。空条承太郎は第3部の主人公で、DIOを倒した本人です(第28巻)。
ジョルノ・ジョバァーナはDIOの息子で第5部の主人公、エンリコ・プッチは骨とノートを託された神父です。
ディエゴ・ブランドーは第7部の人物で、DIOとは別の世界の別人。呼び名が同じだけ、と覚えておくと取り違えません。


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