チョコレイト・ディスコは、ジョジョ第7部『スティール・ボール・ラン』で大統領の刺客ディ・ス・コが使うスタンドです。腕の装置で座標のマスを押すと、投げた物や飛んできた物がそこへ瞬間移動して落ちてきます。第17巻ではジャイロを追い詰めました。
ややこしいのが名前で、単行本での表記は「チョコレート・ディスコ」。「チョコレイト」は雑誌に載ったときの表記です。この記事では、表記の違い、できること・できないこと、作者が語ったPerfumeの曲との関係、登場する話数をまとめました。
この記事は第7部第17巻まで、ディ・ス・コとの戦いの結末にも触れます(ネタバレを含みます)。アニメには2026年10月31日時点で、まだ登場していません。
チョコレイト・ディスコの基本情報
本体はディ・ス・コで、能力が初めて描かれるのは第7部第17巻(通巻97)の第65話です。名前の表記・登場する話・ステータスを、1つの表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スタンド名 | チョコレート・ディスコ(単行本)/チョコレイト・ディスコ(連載時) |
| 本体 | ディ・ス・コ(連載時は「ディスコ」)。大統領の刺客 |
| 登場する部 | 第7部『スティール・ボール・ラン』の第8ステージ(フィラデルフィア) |
| 初登場 | 第17巻(通巻97)第65話「チョコレート・ディスコ その②」。本体は第64話から |
| 名前が明かされる話 | 第66話「D4C その①」 |
| 姿 | 腕に付いた、座標ブロックのような装置 |
| 能力 | 指定したマスへ物を瞬間移動させて落とす |
| ステータス | 破壊力なし・スピードC・射程距離C・持続力B・精密動作性A・成長性D |
| アニメの声 | 発表なし(未登場。2026年10月31日時点) |
| 元ネタ | Perfumeの曲「チョコレイト・ディスコ」(2007年) |
ステータスは『JOJOVELLER』(集英社、2013年)に載っている値です。破壊力は「なし」で、相手を傷つけるのはディ・ス・コが持ち込む釘や硫酸のほう。
スタンド名にも本体の名前にも2通りの表記があることは、次の節で整理します。
「チョコレイト」と「チョコレート」はどっちが正しい?
どちらも公式に使われた表記で、今の単行本では「チョコレート・ディスコ」です。『ウルトラジャンプ』の連載時は「チョコレイト・ディスコ」で、単行本の第17巻で今の表記に直されました。
「チョコレイト・ディスコ」と検索するとPerfumeの曲ばかり出てくるので、どれが正しいのか迷いますよね。
本体の名前も、連載時の「ディスコ」が単行本で「ディ・ス・コ」に変わっています。4つの表記と、それぞれが使われている場所をまとめました。
| 表記 | 使われている場所 |
|---|---|
| チョコレイト・ディスコ | 連載時のスタンド名/Perfumeの曲名 |
| チョコレート・ディスコ | 単行本第17巻のスタンド名/『JOJOVELLER』 |
| ディスコ | 連載時の本体の名前 |
| ディ・ス・コ | 単行本の本体の名前 |
連載時のスタンド名は、曲名とまったく同じ綴りでした。単行本で読み返すときに出てくるのは「チョコレート」「ディ・ス・コ」の表記です。
ここから先の本文は、単行本の表記で書きます。
チョコレイト・ディスコの能力|座標を押して物を移す
チョコレート・ディスコは、座標のマス目の中で、物を好きなマスへ瞬間移動させるスタンドです。移された物は、そのマスの真上から落ちてきます。
使い方は4つに分けられるので、順番に見ていきましょう。
足元から座標のマス目が広がる
能力を使うと、ディ・ス・コの足元から地面に座標のマス目が広がります(第65話)。この座標の内側が射程です。
マス目には英字と数字が振られています。腕の装置にも同じマス目があり、そこを押すと、対応する地面の位置が選ばれます。
作者が「潜水艦ゲーム」のイメージだと語ったのが、この座標です(元ネタの節で紹介)。
投げた物を、押したマスへ移して落とす
何かを放り投げた瞬間に座標を指定すると、その物は選んだマスへ瞬間移動して落ちます。ディ・ス・コはこの方法で釘をジャイロの頭上へ移し、脚に突き刺しました(第65話)。
硫酸の瓶も第65話で取り出し、第66話でジャイロの上へ移しています。狙いをつけて投げる腕前がなくても、マスさえ合っていれば相手の真上から落とせるわけです。
飛んできた鉄球も跳ね返す
射程の内側なら、相手が投げてきた物も同じように移せます。第65話では、ジャイロの投げた鉄球が本人の頭上へ移され、そのまま当たりました。
鉄球を武器に戦う側からすると、投げた鉄球がそのまま自分に返ってくる相手です。ジャイロもこの能力を「かなり無敵」と評しています(第17巻)。
自分の体の上にも座標を出せる
座標は足元の地面だけでなく、ディ・ス・コ自身の体の表面にも移せます(第17巻)。体の上の座標を使えば、ピンポイントで攻撃できます。
チョコレイト・ディスコのできること・できないこと
できるのは物を移すことだけで、スタンド自身には相手を傷つける力がありません。6つの項目を、根拠になる巻・話・資料と一緒に表にしました。
| 項目 | できる・できない | 根拠(巻・話・資料) |
|---|---|---|
| 投げた物を指定したマスへ移して落とす | できる | 第17巻 第65〜66話(釘・硫酸) |
| 相手の飛び道具を跳ね返す | できる(射程の内側なら) | 第65話(ジャイロの鉄球) |
| 自分の体の上に座標を出して狙う | できる | 第17巻 |
| スタンド自身が殴る・物を壊す | できない(破壊力なし) | 『JOJOVELLER』のステータス |
| 座標の外へ物を送る | できない(射程は座標の内側) | 第17巻 |
| 相手の位置を見誤ったまま当てる | できない | 第66話 |
表から見える弱みは2つです。釘や硫酸のような道具がなければ攻撃できないこと、そして相手の位置を見誤ると当たらないこと。
ジャイロに負けた第66話では、この2つをどちらも突かれます。
弱点は? チョコレイト・ディスコがジャイロに負けた理由
ジャイロに遠近感を狂わされ、座標の狙いを外したことが負けた理由です(第66話)。
ジャイロが「かなり無敵」と評した能力なのに、名乗った回で決着がつくので、弱点が分かりにくいところです。
鉄球で遠近感を狂わされ、座標を外した(第66話)
第66話のディ・ス・コは、硫酸と飛んできた鉄球をまとめて、ジャイロの頭上へ移します。ところが、どちらもジャイロには当たりません。
続けて落とした硫酸と釘も外れました。ジャイロは鉄球を使って空気をレンズのようにし、ディ・ス・コの遠近感を狂わせていたのです。
マスの指定がいくら正確でも、相手の位置を読み違えれば、物は誰もいないマスに落ちるだけ。鉄球の技術とスタンドの違いは、ジャイロ・ツェペリの記事で確かめられます。
銃で抵抗し、鉄球で失神してリタイア(第66話)
狙いが外れたディ・ス・コは、銃を抜いて抵抗します。スタンド自身に破壊力がないので、座標が通じなくなった時点で、残る手は持ち込んだ道具と銃だけでした。
最後はジャイロに鉄球を打ち込まれ、失神してリタイアしました(第66話)。負けそうになっても、ジャイロに情報を一切明かしませんでした。
第66話で描かれるのは失神までで、命は落としていません。
ジャイロ戦を話ごとに追うと、こうなります。
| 話 | ディ・ス・コの攻め | ジャイロの対応 |
|---|---|---|
| 第64話 | 大統領と両側からジャイロに迫る | ジョニィの呼びかけに気づかない |
| 第65話 | 座標を出し、鉄球を跳ね返して釘を落とす | 自分の鉄球を浴び、脚に釘を受ける |
| 第66話 | 硫酸と鉄球を移すが外れ、銃を抜く | 遠近感を狂わせてかわし、鉄球で倒す |
表で並べると、第65話で当たった座標の攻めが、第66話では外れているのが分かります。読み返すときは、ディ・ス・コが何を見誤ったかに注目すると流れがつかみやすくなります。
元ネタはPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」
元ネタは、Perfumeの曲「チョコレイト・ディスコ」(2007年)です。作者の荒木飛呂彦が、『JOJOVELLER』でこの曲とスタンドの関係を語っています。
作者のコメント(『JOJOVELLER』)
荒木飛呂彦は『JOJOVELLER』(集英社、2013年)のスタンド解説で、こう述べています。
「潜水艦ゲーム」ってありましたよね、座標はあのイメージ。「チョコレイト・ディスコ」って曲が「チョコレイト・ディスコ」を繰り返す歌詞なので本体も余計なことは喋らない。
座標のマス目は「潜水艦ゲーム」から、ディ・ス・コの口数の少なさは曲の歌詞から来ています。第66話の名乗りの場面は、まさにそのとおりです。
ディ・ス・コは第66話で、自分のスタンド名を「チョコレート・ディスコ」と名乗ります。そのあとも同じ名前をもう一度くり返すだけで、名乗りはそれで終わりです。
同じ名前の曲
Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」は、シングル「Fan Service[sweet]」に入っている曲です。発売は2007年2月14日、作詞・作曲・編曲は中田ヤスタカです。
曲を聴いてみたいなら、2008年4月16日発売の2ndアルバム『GAME』にも入っています。
中田ヤスタカは、『Capsule Archive』の対談でこのスタンドに触れています。「最近感動したこと」を聞かれ、「ジョジョのスタンドにチョコレイト・ディスコ。」と答えました。
ほかのスタンドの元ネタも知りたいなら、ジョジョのスタンド元ネタ一覧をのぞいてみてください。
チョコレイト・ディスコが登場する巻と話数
ディ・ス・コとチョコレート・ディスコの戦いは、第7部第17巻(通巻97)の第64〜66話にまとまっています。戦いの場面を読み返すなら、この1冊で足ります。
| 出来事 | 原作の巻・話 | アニメ |
|---|---|---|
| 大統領とともにジャイロに迫る。ジョニィが背後から撃たれる | 第17巻 第64話「チョコレート・ディスコ その①」 | 未登場 |
| 座標を出し、鉄球を跳ね返して釘を落とす(能力の初登場) | 第17巻 第65話「チョコレート・ディスコ その②」 | 未登場 |
| スタンド名を名乗り、ジャイロに敗れてリタイア | 第17巻 第66話「D4C その①」 | 未登場 |
第64〜66話は、『ウルトラジャンプ』に載ったときは「真の力(パワー)③〜⑤」という題でした。第17巻は2009年3月4日発売で、巻の題は『D4C』です。
雑誌の題で覚えている人も、単行本は「チョコレート・ディスコ」「D4C」の題が目印です。
アニメでチョコレイト・ディスコはいつ出てくる?
2026年10月31日時点で、アニメにはまだ登場していません。配信中の「2nd & 3rd STAGE」は、題のとおり第2・第3ステージの話です(アニメ公式サイト)。
チョコレート・ディスコが出る第8ステージは、原作でいうと第7部第16〜23巻にあたります。公式サイトのキャラクター一覧にもディ・ス・コの名前はなく、声の担当も発表されていません。
アニメで見たい人は、物語が第8ステージに進むまで待つことになります。今どこまで配信されているかは、ジョジョアニメの話数一覧で確かめてください。
関連するスタンド・人物
ディ・ス・コを送り込んだのは、ファニー・ヴァレンタイン大統領です。ジョニィを撃った犯人として目撃者が描いた似顔絵は、大統領の顔でした(第66話)。
大統領のスタンドについては、D4Cの能力の記事にまとめています。
ジョニィ・ジョースターは第64話で背後から撃たれ、第65話で下水道へ逃れます。この間、ジャイロはディ・ス・コに足止めされ、ジョニィのもとへ向かえません。
第7部のスタンドを初登場の順に見たいなら、ジョジョ7部のスタンド一覧へどうぞ。
参考
- 『スティール・ボール・ラン』第17巻(集英社、2009年)
- アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』公式サイト キャラクター
- Wikipedia「スティール・ボール・ラン」
- Wikipedia(英語版)「Steel Ball Run」
- Wikipedia「ファン・サーヴィス[sweet]」


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