ジョジョのサンドマンは第11巻で死亡|スタンド・声優・本名

サンドマンは、ジョジョ第7部『スティール・ボール・ラン』に出てくるネイティブ・アメリカンの青年です。馬に乗らず、自分の足でレースを走ります。

スタンドはイン・ア・サイレント・ウェイで、アニメの声優は水中雅章です。

第5ステージで大統領の側につき、ジョニィのタスクACT2に敗れて第11巻で命を落とします。

「サンドマンとサウンドマン、どっちが本当の名前?」と引っかかった人も多いはず。名前の由来から音のスタンドの能力、登場する巻と話まで、根拠の巻数つきでまとめました。

この記事は第7部第11巻までの展開(サンドマンの最期)に触れます(ネタバレを含みます)。

サンドマンのプロフィール

サンドマンは、部族の土地を取り戻すための賞金を狙ってレースに出た青年です(アニメ公式サイトの人物紹介)。原作と公式サイトで分かる基本の情報を、表にまとめました。

項目内容
名前サンドマン(第1話では「砂男(サンドマン)」)
本名サウンドマン(部族の言葉で「音」をかなでる者)
登場する部第7部『スティール・ボール・ラン』
年齢記載なし(公式サイトの紹介は「青年」)
誕生日記載なし
身長・体重記載なし
血液型記載なし
出身アメリカ・アリゾナ州。ネイティブ・アメリカン
立場レースの参加者。第5ステージで大統領側の刺客になる
ゼッケン番号C-990
通称大地の俊足
愛馬なし(自分の足で走る)
家族故郷に姉がいる
スタンドイン・ア・サイレント・ウェイ
初登場第7部第1巻(通巻第81巻)第1話「スティール・ボール・ラン 記者会見」

「記載なし」の項目は、アニメ公式サイトの人物紹介にも載っていないものです。

自分の足で走るといっても、特殊な走法としなやかな筋肉で、馬並みの速さのまま長い距離を走れます。15kmの短い第1ステージでも、馬に乗った参加者と最後まで競り合いました(第7部第2巻)。

「サンドマン」は聞き間違いの名前(本名はサウンドマン)

「サンドマン」という名前の由来は、本人の口から語られます。第7部第11巻の第44話で、ジョニィに本名を名乗る場面です。

そのときの言葉が、「『サンドマン』………?それは白人が勝手に聞き間違えて呼んだ名前」。部族の言葉では「音」をかなでる者と呼ばれ、直訳すると「サウンドマン」だと続けます。

ところが第1巻の第1話では、部族の仲間や姉が「砂男(サンドマン)」と呼んでいます。ここは混乱しやすいところ。

本人が名乗る本名はサウンドマン、レースで呼ばれる名前はサンドマン、と分けて覚えておけば迷いません。

レースに出た目的は土地の買い戻し

買い戻したいのは、白人の移住者に奪われた部族の土地です。

サンドマンは部族の考え方が今の時代に通用しないと悟り、白人の本や新聞から知識を身につけていました。そのせいで、同胞には受け入れられません(第7部第1巻 第1話)。

そんな弟を、姉は両親の形見のエメラルドを渡して送り出します(第1巻 第1話)。このエメラルドが、第4話「1890年9月25日 スタート3時間前」でレースの参加費になりました。

サンドマンのスタンド「イン・ア・サイレント・ウェイ」の能力

イン・ア・サイレント・ウェイは、切る音や燃える音を、擬音の文字の形にして操るスタンドです。

形になった音に触れたものは、その音と同じ効果を受けます。切る音ならズタズタに切られ、燃える音なら高熱で焼かれます(第7部第10巻 第40〜41話)。

音は人間にも、ディエゴの恐竜にも乗せられます。水に流せば波になり、離れた相手まで届く攻撃に。

見える音に見えない音を混ぜて不意をつく、波を重ねて威力を上げる、といった使い方も第10〜11巻の戦いで見せました。

できること・できないこと

原作で描かれた使い方を、根拠の巻と話を添えて表にしました(巻は第7部の巻数)。

項目できる・できない根拠
切る音・燃える音を形にして、触れたものを切る・焼くできる第10巻 第40〜41話
物に音をためて罠にする(はしごに切る音)できる第10巻 第41話
ディエゴの恐竜に音を乗せて襲わせるできる第10巻 第41話
水に音を流して、離れた相手を攻撃するできる第10〜11巻 第42〜43話
音の形で爪弾をはじき、その上に乗って宙に浮くできる第11巻 第44話
泥の中で燃える音の威力を保つできない(弱まる)第10〜11巻 第42〜43話
タスクACT2の「穴」を無傷でかわすできない(片手を犠牲にして止める)第11巻 第44話

音をためて待ち伏せる使い方と、水や恐竜を通して離れた所から襲う使い方。この2つを押さえておくと、第10〜11巻の戦いが追いやすくなります。

第1話・第4話の「砂の力」との違い

第1話で現れるのはスタンドの腕だけで、砂を操るような力を見せるのは第4話です(第7部第1巻)。参加費を受け取った係員の目を、砂でふさぎます。

第5ステージで襲ってくるときには、能力は音のイン・ア・サイレント・ウェイに変わっています。

第1ステージのころは、まだスタンド「らしき」能力という説明の段階でした。雑誌『青マルジャンプ』の解説も同じ言い方で、作品が『ジョジョ』の第7部とはっきり位置づけられるのはこのあとです。

第4話の砂と第10〜11巻の音の能力が結びつかなくても、読み違いではありません。

イン・ア・サイレント・ウェイの基本情報(ステータス・英語名・同じ名前のアルバム)

ステータスで一番高いのは持続力のAで、射程と精密動作性はDです。

項目内容
本体サンドマン
音の能力が初めて描かれる話第7部第10巻 第40話「サイレント・ウェイ その①」
スタンドの名前が出る話第11巻 第44話「サイレント・ウェイ その⑤」
ステータス破壊力C・スピードC・射程D・持続力A・精密動作性D・成長性B
デザインネイティブ・アメリカンの壁画や民芸品のイメージ。胸にバラ
英語版での名前Silent Ways
同じ名前の作品マイルス・デイヴィスのアルバム『In a Silent Way』(1969年)

第7部では単行本にステータスの表が載らず、この数値は『JOJOVELLER』で設定されたものです。

荒木飛呂彦は『JOJOVELLER』(2013年)で、デザインにも触れています。胸のバラは、壁画や民芸品のイメージにあえて合わない要素として入れた、と述べています。

スタンド名と同じ名前のアルバムは、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の『In a Silent Way』。1969年7月30日の発売です。

第4部以降のスタンド名は、洋楽のアーティスト名・曲名・アルバム名から取られることが多くあります。

サンドマンの声優は水中雅章

水中雅章がサンドマン役に決まったと発表されたのは、2025年12月20日です。1st STAGEの配信日と新しいPVの公開にあわせて、ポコロコ役の松田健一郎と一緒に明かされました(電撃オンライン)。

アニメ公式サイトの人物紹介にも、声の担当として水中雅章の名前が載っています。日本語のアニメ、英語吹替、ゲームで声を担当した人を表にしました。

作品担当
アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』(2026年、Netflix)水中雅章
同じアニメの英語吹替Alejandro Antonio Ruiz
ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(2015年)野島裕史

『アイズオブヘブン』では操作できるキャラクターではなく、第7部の「その他のキャラクター」として声がつきます。ゲームで聞いた声とアニメの声が違うのは、作品ごとに担当が別だからです。

英語吹替のAlejandro Antonio Ruizは、同じアニメでミセス・ロビンスンの声も担当しています。

サンドマンが登場する巻と話

サンドマンは第7部第1巻の第1話で初登場し、第11巻の第44話で死亡します。主な出来事ごとに、原作の巻と話、アニメの話数を一覧にしました(2026年10月11日時点)。

出来事原作の巻と話アニメ
初登場。部族の村を出てレースへ向かう第1巻 第1話「スティール・ボール・ラン 記者会見」第1話(1st STAGE)
第1ステージでポコロコやジャイロと競り、2位でゴール第2巻 第7〜11話(第7話「ポコロコとサンドマン」)第1話(1st STAGE)
ジャイロの降格で、第1ステージの1位が決まる第3巻 第12話「1st. STAGE 優勝失格」第2話
第4ステージでジャイロたちに嵐を知らせる第8巻 第36話「緑色の墓標 その①」未発表
ディエゴと組み、ジョニィとジャイロを襲う第10〜11巻 第40〜43話「サイレント・ウェイ その①〜④」未発表
本名を名乗り、タスクACT2に敗れて死亡第11巻 第44話「サイレント・ウェイ その⑤」未発表

巻は第7部の巻数で、80を足すと通巻の巻数になります。

アニメでサンドマン戦は何話?

アニメの話数は、2026年10月11日時点ではまだ発表されていません。サンドマンがジョニィたちの敵になるのは第5ステージで、原作の第10〜11巻にあたります。

配信中の2nd & 3rd STAGE(全11話)が描くのは、第2・第3ステージまで。第5ステージは、その先の話です。

対決のアニメ化を待っている人は、配信日と話数をジョジョアニメの話数一覧で確かめてみてください。

ステージごとの順位(第1ステージは繰り上げで1位)

各ステージの名前と順位を一覧にしました。第1ステージの「1位」には、ちょっとした事情があります。

ステージ名前順位
第1ステージ15,000メートル1位(2位でゴールし繰り上げ)
第2ステージアリゾナ砂漠越え3位
第3ステージロッキー・マウンテン・ブレイク・ダウン6位
第4ステージ広い広い大草原の小さな墓標6位
第5ステージイリノイ・スカイライン脱落(死亡)

第1ステージを1位でゴールしたのはジャイロでした。鉄球で岩を壊したことがサンドマンへの走行妨害とされ、着順を20位下げられています(第3巻 第12話)。

繰り上げでも、1位の得点は100ポイント。第1ステージの賞金1万ドルとタイムボーナス1時間も、サンドマンが手にしました。

脱落するまでの合計は190ポイントです。馬に乗らない参加者が、第4ステージまで毎回6位以内に入っていたことになります。

サンドマンの最期(第11巻で死亡)

第5ステージの途中、サンドマンはジョニィとの戦いに敗れて死亡します(第7部第11巻 第44話)。大統領の側についた理由から決着の場面まで、順に見ていきましょう。

大統領の側についた理由

レースの途中で遺体をめぐる陰謀を知り、優勝賞金より大統領との取引のほうが現実的だと判断したからです。

第5ステージではディエゴと手を組み、ジョニィとジャイロが持つ遺体を狙います(第7部第10巻)。遺体を欲しがったのは、この国と交渉する材料にするためでした(第11巻 第43話)。

狙うものが賞金から遺体に変わっても、土地を買い戻すという目的は第1話から同じです。

取引の相手がなぜ遺体を集めているのかは、ヴァレンタイン大統領の目的とスタンドで追えます。手を組んだディエゴの人物像は、ディエゴ・ブランドーのスタンドと結末にまとめています。

タスクACT2との決着

サンドマンは能力と地形を使ってジャイロを動けなくし、ジョニィを追い詰めます(第7部第10〜11巻)。その場に居合わせたノリスケ・ヒガシカタも刺されました(第11巻 第43話)。

追い込まれたジョニィが撃ったのが、この戦いで黄金長方形から生まれたACT2の爪弾です。爪弾があけた「穴」(弾痕)は、標的を追いかけて動きます。

サンドマンは肩に止まった蝶を通して穴を移され、心臓に届く前に片手を犠牲にして止めました。最後はジャイロのベルトの金具から作った小さな鉄球を首に受け、命を落とします(第11巻 第44話)。

最期に思ったのは、故郷に残した姉の幸せでした(第11巻 第44話)。

ACT2の「穴」の仕組みを知りたい人は、タスクのACT1〜ACT4の能力を読んでみてください。

サンドマンと関わる人物

第1巻の姉から第11巻のノリスケ・ヒガシカタまで、サンドマンの周りの人物を巻つきで表にしました。

人物関係巻
姉参加を後押しし、両親の形見のエメラルドを渡す第1巻
ポコロコ第1ステージでロープの使い方を教えて助ける第2巻
ジャイロ・ツェペリ降格で1位が回ってくる。嵐を知らせ、のちに敵になる第3巻・第8巻・第10巻
ディエゴ・ブランドー第5ステージで手を組み、恐竜に音を乗せる第10巻
ファニー・ヴァレンタイン取引の相手(合衆国大統領)第10〜11巻
ジョニィ・ジョースター第5ステージで戦い、サンドマンを倒す第10〜11巻
ノリスケ・ヒガシカタ戦いの場に居合わせて刺される第11巻

サンドマンを倒したジョニィのその後は、ジョニィ・ジョースターのプロフィールと結末で分かります。

原作の外にも、名前でつながる人物がいます。小説『JORGE JOESTAR』(舞城王太郎、2012年)に出てくる、ゴヤスリー・サウンドマンです。

ネイティブ・アメリカンの血を引く青年で、能力は体と砂を一体化させる「デューン」。第7部のサンドマンの本名と同じ「サウンドマン」を苗字に持つ、別の人物です。

小説の設定を、原作のサンドマンの話と取り違えないようにしてください。

参考

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