ウェザー・リポートは、ジョジョ第6部『ストーンオーシャン』で空条徐倫の仲間になる囚人、ウェザー・リポートのスタンドです。雨・風・雷を起こすだけでなく、空気の中の酸素の濃さまで変えられる「天気を操る」能力です。
本体もスタンドも同じ名前なのは、記憶を奪われた本体が、スタンドの名前を仮の名前にしているから。人をカタツムリに変える「ヘビー・ウェザー」から声優、登場する巻と話数まで、一気に確かめられるようにまとめました。
第6部の結末とウェザーの最期に触れるので、ネタバレを含みます。
ウェザー・リポートの基本情報
本体は、G.D.st刑務所(グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所)に入っている囚人です。作中の呼び名は「ウェザー」。
名前が同じで混乱しやすいので、この記事でも本体をウェザー、スタンドをウェザー・リポートと書き分けます。まずはスタンドの初登場とステータスを一覧で。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体 | ウェザー(本名ウェス・ブルーマリン) |
| 登場する部 | 第6部『ストーンオーシャン』(全17巻・通算64〜80巻) |
| スタンドの初登場(原作) | 第6部第5巻(通算68巻、2001年2月2日発売) |
| スタンドの初登場(アニメ) | 『ストーンオーシャン』第10話 |
| 能力の種類 | 近距離パワー型 |
| ステータス | 破壊力A・スピードB・射程距離C・持続力A・精密動作性E・成長性A |
| 隠された能力 | ヘビー・ウェザー |
| 英語版での名前 | Weather Forecast |
| 同じ名前のグループ | ジャズ・フュージョンのウェザー・リポート(1970年結成) |
射程距離はCの近距離パワー型ですが、天気を操る能力を応用すれば、30km先にも雨を降らせられます。
ウェザー・リポートの能力|天気と空気を操る
ウェザー・リポートは、気流・雨・稲妻など、あらゆる気象現象を起こして操るスタンドです。雨や雲の使い方、酸素の濃さ、隠された能力ヘビー・ウェザーの順に見ていきましょう。
雨・風・雲を起こす
サヴェジ・ガーデン作戦の始まり(第6部第5巻)で、ウェザーは小さな雲を操ってペンを落とし、ピアノを鳴らしてみせます。
ラング・ラングラーとの戦いでは、無重力が生んだ真空を、雲のスーツで耐えしのぎました(第5巻/アニメ第11話)。中庭へ向かう徐倫のために、ヤドクガエルの雨を降らせたこともあります(第6巻)。
消えかけたF・F(フー・ファイターズ)を救ったのも、ウェザーの雨でした(第11巻/アニメ第22話)。脱獄後には、30km先のハイウェイを豪雨でふさぎます(第13巻/アニメ第26話)。
ただし、飛行中の旅客機までは追えません(第13巻)。遠くまで届いても、気象現象の限界は超えられないということです。
空気の中の酸素の濃さを変える
天気だけでなく、閉じた部屋の空気の中身も変えられます。使ったのは、一巡後の世界でウェザーのDISCを頭に入れたエンポリオです。
部屋を高濃度の酸素で満たし、プッチを酸素中毒に追い込みました(第17巻/アニメ第38話)。ウェザーが倒れたあとも能力はDISCとして残り、第6部の最後の戦いを決めたことになります。
隠された能力「ヘビー・ウェザー」
天気の能力なのに人がカタツムリになるのは、虹がサブリミナル映像の役目をしているからです。
ヘビー・ウェザーは、オゾン層に干渉して太陽光の屈折率を変え、「悪魔の虹」を生み出します。虹に触れた人は、少しずつカタツムリへ変わっていきます。
体の力が大きく落ちるのも特徴です。カタツムリになりかけた人の体に触れると、そこからも広がります。
弱点は、目が見えない相手には効かないこと。サブリミナル映像なので、見えなければ届きません(第15巻)。
最初に発動したのは、17歳の悲劇のあとでスタンドに目覚めたとき。街をカタツムリの大量発生が襲いました(第15巻の回想)。
記憶が戻ると再び発動し、まわりの人々がカタツムリになり始めます(第14〜15巻/アニメ第30話)。
注意したいのが、ウェザー本人にも止められないことです。無意識に出る能力で、止めるには記憶を奪うか、ウェザーを殺すしかありません。
ウェザー・リポートのできること・できないこと
できることは天気と空気の操作、できないことは天気の限界とヘビー・ウェザーの性質が中心です。巻は第6部の巻数、話数はアニメの話数で添えています。
| 項目 | できる・できない | 根拠(巻・話) |
|---|---|---|
| 小さな雲でペンを落とし、ピアノを鳴らす | できる | 第5巻 |
| 雲のスーツで真空に耐える | できる | 第5巻/アニメ第11話 |
| ヤドクガエルの雨を降らせる | できる | 第6巻 |
| 雨で消えかけたF・Fを救う | できる | 第11巻/アニメ第22話 |
| 30km先に豪雨を降らせる | できる | 第13巻/アニメ第26話 |
| 酸素の濃さを変えて相手を動けなくする | できる(エンポリオがDISCで) | 第17巻/アニメ第38話 |
| 人をカタツムリに変える | できる(ヘビー・ウェザー) | 第14〜15巻/アニメ第30話 |
| カタツムリ化を人から人へ広げる | できる(体に触れると広がる) | 第15巻 |
| 飛行中の旅客機を追う | できない(気象現象の限界) | 第13巻 |
| ヘビー・ウェザーを自分で止める | できない(無意識に発動する) | 第14〜15巻/アニメ第30話 |
| 目が見えない相手をカタツムリにする | できない | 第15巻 |
| 自分の命を絶つ | できない(スタンドが妨げる) | 第15巻(回想) |
「できない」のうち2つは、ヘビー・ウェザーの性質によるもの。アニメ第32話では、ヘビー・ウェザーの対処法を知るプッチがウェザーたちに奇襲をかけます。
本体ウェザー・リポートの声優・本名・プッチとの関係
本体のウェザーは、本名をウェス・ブルーマリンといい、プッチ神父の双子の弟です。アニメ公式サイトの人物紹介では、刑務所の中の秘密部屋にいる囚人で、過去の記憶がほとんどないとされています。
寡黙で無表情ながら、冷静で判断力と洞察力にすぐれた人物、というのが公式の紹介です。
ウェザー・リポートの声優
TVアニメ『ストーンオーシャン』の声は、梅原裕一郎です(アニメ公式サイト)。ゲームでは作品によって担当が分かれるため、声優の名前が2人出てきて迷いやすいところです。
| 作品 | 声 |
|---|---|
| TVアニメ『ストーンオーシャン』 | 梅原裕一郎 |
| ゲーム『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』 | 大川透 |
| 『ウルトラジャンプ』のテレビCM | 大川透 |
| ゲーム『オールスターバトルR』 | 梅原裕一郎 |
TVアニメの声を探しているなら梅原裕一郎。大川透が担当したのは、『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』とCMです。
『オールスターバトルR』には、2022年12月2日の無料アップデートで参戦しました。ほかのキャラクターの声はジョジョの声優一覧で確かめられます。
本名はウェス・ブルーマリン|プッチの双子の弟
1972年、生まれたばかりのエンリコ・プッチには双子の弟がいました(アニメ第31話の公式あらすじ)。その弟は、死んだ赤ん坊とすり替えられます。
すり替えたのは、息子を亡くしたブルーマリン夫人です(第15巻の回想)。弟は夫人の子ウェスとして育ち、生まれたときの名前はドメニコ・プッチといいます。
刑務所での囚人番号はMA152403です。アニメ公式サイトの人物紹介には、誕生日の記載がありません。6月5日とする資料もあります。
プッチが緑色の赤ちゃんと一体になると、ウェザーの体にも同じ星形のあざが現れます。ジョースター家の人のようにプッチの存在を感じ取れますが、血筋はジョースター家ではありません。
記憶を奪われていた理由
記憶を奪ったのは、双子の兄プッチです。発端は、ウェザーが17歳のときの悲劇でした(第15巻の回想)。
恋人のペルラは、実はプッチの妹で、ウェザーとも血のつながった兄妹でした。2人を別れさせようとプッチが依頼した何でも屋は、差別主義者だったのです。
ウェザーは暴行を受け、母の家には火を放たれます。ペルラはウェザーが死んだと思い込み、崖から身を投げました。
プッチがスタンドに目覚めると、双子のウェザーも同時に目覚めます。プッチを殺そうと向かったウェザーは、兄だと明かされた隙に記憶のDISCを抜き取られました。その後、プッチの手でG.D.st刑務所に入れられます。
ヘビー・ウェザーは、憎しみの記憶と切り離せない能力です。記憶が戻った途端に性格が荒々しくなり、能力も再び動き出すのはこのためです(アニメ第30話)。
プッチの側から見た過去は、プッチ神父のスタンドと過去にまとめています。
スタンド名と同じ名前のバンド「ウェザー・リポート」
第4部以降のスタンド名の多くは、洋楽のアーティスト名・曲名・アルバム名から取られています。スタンド名のウェザー・リポート(Weather Report)は、アメリカに実在するグループと同じ名前です。
ジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターが中心の、ジャズ・フュージョンのグループです。1970年に結成され、1986年まで活動しました。
隠された能力と同じ名前のアルバム『ヘヴィ・ウェザー』(Heavy Weather、1977年)も出しています。1曲目は「バードランド(Birdland)」。
表記はアルバムが「ヘヴィ」、能力が「ヘビー」と少し違うので、探すときは「ヘヴィ」で検索してみてください。
ウェザー・リポートが登場する巻と話数
スタンドの初登場は第6部第5巻、ウェザーの最期は第16巻です。アニメの話数と合わせて、主な出来事を表にしました。
| 出来事 | 原作の巻 | アニメの話 |
|---|---|---|
| 徐倫の護衛につく(サヴェジ・ガーデン作戦) | 第5巻 | 第10話 |
| ラング・ラングラーと戦う | 第5〜6巻 | 第11話 |
| 中庭を目指す(集中豪雨警報発令) | 第6巻 | 第12話 |
| 雨でF・Fを救い、徐倫たちと合流 | 第11巻 | 第22話 |
| アナスイと脱獄し、ボヘミアン・ラプソディーと戦う | 第12〜13巻 | 第25〜26話 |
| プッチの実の弟だと分かる | 第13巻 | 第28話 |
| 記憶が戻り、ヘビー・ウェザーが発動 | 第14〜15巻 | 第30話 |
| 1972年からの過去(ペルラとプッチ) | 第15巻 | 第31話 |
| プッチを捕らえるが倒され、DISCを託す | 第16巻 | 第32〜33話 |
| エンポリオがDISCでプッチを倒す | 第17巻 | 第38話 |
アニメで追うなら、第10〜12話と第22話、第25話以降でウェザーの場面をひととおり見られます。
ウェザーがプッチを捕らえるのは第16巻。その巻の集英社の紹介文は、ヴェルサスの車がウェザーと神父を直撃した場面を「そして風は止み…」と書いています。
倒れる前に、ウェザーはホワイトスネイクの攻撃を利用して、自分のスタンドをDISCにしていました。そのDISCを託されたのが徐倫です(アニメ第33話)。
第6部の最後の場面では、一巡後の世界にウェザーに似た青年がヒッチハイカーとして現れます(第17巻)。その世界がどういう場所かは、一巡後の世界の仕組みで詳しく追えます。
関連するスタンド・人物
ウェザーの物語に深く関わるのは、双子の兄プッチと、DISCを受け継いだ徐倫・エンポリオです。
- プッチ神父とホワイトスネイク:双子の兄。記憶もスタンドも抜き取るホワイトスネイクのDISCの仕組み
- 空条徐倫とストーン・フリー:ウェザーが護衛し、DISCを託した相手。ストーン・フリーの能力
- エンポリオ:DISCを受け継ぎ、一巡後の世界でプッチを倒す
- アナスイ:脱獄後の相棒
- ヴェルサス:記憶のDISCを投げ、記憶を戻した人物

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