ジョジョのエンヤ婆の声優は鈴木れい子|スタンド・最期は第17巻

エンヤ婆は、ジョジョ第3部『スターダストクルセイダース』でDIOのそばに仕える老婆です。DIOにスタンドのことを教えた張本人でもあります。

息子J・ガイルの仇を討つため、霧のスタンド「ジャスティス(正義)」で承太郎たちを襲います。TVアニメで声を担当しているのは鈴木れい子です。

OVA版では声優も最期の描き方も変わるので、「どっちの話?」と混乱しやすいところ。この記事では、声優の違いからDIOとの関係、第17巻での最期まで、巻数つきでまとめました。

※ここから先は、エンヤ婆の最期と、第4部・第5部で明かされる「弓と矢」の話に触れます(ネタバレを含みます)。

エンヤ婆のプロフィール

エンヤ婆はDIOの側近で、はじめはジョースター一行に送る刺客たちを取りしきっていました。息子は、その刺客の一人J・ガイルです。

名前や家族、スタンドといったプロフィールを表にまとめました。

項目内容
名前エンヤ婆
フルネームエンヤ・ガイル(作中では呼ばれない)
登場する部第3部(第4部・第5部でも語られる)
年齢原作に記載なし
誕生日原作に記載なし
身長・体重原作に記載なし
血液型原作に記載なし
家族息子 J・ガイル
立場DIOの側近。DIOにスタンドを教えた
スタンドジャスティス(正義)
初登場第14巻 第130話「力(ストレングス)その①」

年齢や誕生日、身長の数字は、公式ポータルサイトの人物紹介にも載っていません。プロフィールではっきりしているのは、家族と立場、スタンドの3つです。

見た目でまず目につくのは、息子と同じく両手とも右手であること。原作の体つきは、登場したころは頭身が高く、連載が進むにつれて背の低い姿に変わっていきました。

TVアニメ版は、はじめから背が低く、頭身の低い姿で描かれています。アニメで見慣れた姿は、原作でいえば連載が進んでからのものです。

ポルナレフに「ジョイナー以上」と言われるほどの脚力の持ち主で、老婆とは思えない動きを見せます。ハサミ1つで、シルバーチャリオッツと互角以上に渡り合いました(第17巻)。

作中での呼び名は「エンヤ婆」だけです。フルネームのエンヤ・ガイルは、画集『JoJo6251 [荒木飛呂彦の世界]』で初めて明かされました。OVA版でも、この名前が使われています。

名前の由来は、アイルランド出身の女性歌手エンヤです(集英社ジャンプリミックス『正義-ジャスティス-編』)。フルネームで並べると、息子のJ・ガイルとは「ガイル」の部分が同じです。

エンヤ婆のスタンドはジャスティス(正義)

ジャスティスは霧の姿をしたスタンドで、霧の中に王冠をかぶった骸骨の像が浮かびます。公式ポータルサイトの人物紹介では「霧状のため、物理的な攻撃は一切無効」とされています。

TVアニメ版では、ジャスティスも本体と同じく両手とも右手です。

能力の1つは、傷口から入り込んで人を操ることです。血を蒸発させて傷口にコインほどの穴を空け、そこに霧の糸を通して相手の体を動かします。

操れるのは、生きた人だけではありません。死体も動かせるので、1つのスタンドで大勢を同時に操れます。

もう1つの力が幻覚で、墓場を1つの町に見せかけました(第17巻)。アニメ公式サイトのあらすじ(第15話)にも「町全体が、すでにエンヤ婆の支配下に置かれていた」とあります。

承太郎たちは、霧の町に宿を取ろうとした時点で、もう罠の中にいたことになります。

ステータスは、破壊力D・スピードE・射程距離A・持続力A・精密動作性E・成長性E。Aがつくのは、射程距離と持続力の2つだけです。

スタンド名は、タロットの大アルカナ11番目のカード「正義」から取られています。

ジャスティスでできること・できないこと

ジャスティスの弱点は、霧ごと吸い込まれると本体まで息ができなくなることです。できることとできないことを、根拠の巻と話つきで表にしました。

項目できる・できない根拠
傷口から入り、生きた人を操るできる第17巻(ホル・ホース、ポルナレフ)
死体を操るできる第17巻
墓場を町に見せるできる第17巻
物理攻撃を受け流すできる(霧なので効かない)公式ポータルサイトの紹介
傷のない体に入り込むできない(傷がつくと操られる)第17巻 第156〜158話
吸い込まれるのを防ぐできない(本体が窒息して気絶)第17巻 第159話

承太郎はスタープラチナの呼吸で、ジャスティスを霧ごと吸い込みました。本体のエンヤ婆は窒息し、そのまま気を失います(第17巻 第159話)。

エンヤ婆の声優(TVアニメとOVAで違う)

TVアニメ版でエンヤ婆の声を担当しているのは鈴木れい子、OVA版は深見梨加です。エンヤ婆さんの声優として名前が2人以上挙がるのは、作品ごとに担当が違うからです。

主な作品の担当を一覧にしました。

作品担当年
TVアニメ『スターダストクルセイダース』鈴木れい子2014年
OVA『ジョジョの奇妙な冒険』深見梨加2001〜2002年(エンヤ婆の回)
ゲーム『オールスターバトル』三輪勝恵2013年
ゲーム『オールスターバトル R』鈴木れい子2022年

ゲームは、2013年の『オールスターバトル』が三輪勝恵でした。2022年の『オールスターバトル R』からは、TVアニメと同じ鈴木れい子に替わっています。

同じゲームのシリーズでも、発売された年で声が違うと覚えておくと迷いません。

1992〜1993年のドラマCDでは、エンヤ婆に声の担当がついていません。

OVA版とTVアニメ版のほかの違いは、ジョジョOVAとTVアニメ版の違いで確かめられます。

エンヤ婆が登場する巻と話

原作のエンヤ婆は第14巻で初登場し、第17巻で命を落とします。その後も第4部・第5部で、弓と矢にかかわる人物として名前が出てきます。

初登場から、のちの部で語られる場面までを、巻と話の順に整理しました。

出来事原作の巻話
初登場。DIOのそばで7人の刺客を語る第14巻第130話
J・ガイルの死を知り、復讐を誓う第16巻第147話
霧の町でホテルの女主人に化ける第17巻第155〜158話
霧を吸い込まれて気絶する第17巻第159話
スティーリー・ダンに殺される第17巻第161話
DIOの回想に出てくる第28巻第257〜258話
形兆の弓と矢の話で語られる第30巻第276・282話
吉廣に弓と矢を渡した人物として語られる第39巻第369話
ディアボロの過去の話に出てくる第61巻第569話
岩人間の解説ページに描かれる『ジョジョリオン』第25巻第99話

表の最後の4行は、第4部以降で語られる場面です。第3部の中だけを読み返すなら、第14巻・第16巻・第17巻・第28巻で表の場面がそろいます。

第17巻の霧の町では、ホテルの女主人に化けて一行を迎えました。ところが、承太郎が宿泊台帳に偽名を書いていたことに気づかず、本名で呼んで正体がばれてしまいます。

宿に来たホル・ホースも、J・ガイルを置いて逃げたことを恨まれて狙われます。息子を倒したポルナレフには、操った死体の群れで襲いかかりました(アニメ公式サイトのあらすじ 第15話)。

TVアニメでは、霧の町の戦いが第3部第14〜15話、最期が第16話です(アニメ公式サイトのあらすじ)。戦いを映像で追いたいなら、第14話から見てみてください。

第7部・第8部にエンヤ婆は出てくる?

第8部『ジョジョリオン』では、第25巻 第99話にエンヤ婆の姿があります。岩人間の生態を解説するページに、過去作の人物と並んで描かれています。

ただし、岩人間との関連は作中で明言されていません。

第7部『スティール・ボール・ラン』第1巻では、ポコロコが占い師から「50億人にひとりの幸運」を告げられます。この占い師の名前は作中で明かされず、エンヤ婆との関係も語られていません。

占い師の予言がどの話に出てくるかは、ポコロコの登場巻をまとめた記事で確かめられます。

エンヤ婆とDIOの関係

エンヤ婆は、DIOにスタンドがあることと、その目覚めさせ方を教えた人物です。DIOのザ・ワールド(世界)も、エンヤ婆の手で目覚めました。

DIOを崇拝し、絶対の忠誠を誓っています。時を止める力のことを知っていたのも、エンヤ婆を含むごく少数でした。

第28巻では、承太郎とDIOの最後の戦いの最中に、エンヤ婆の言葉が回想として差し込まれます。DIOに、時を支配できると語った場面です。

ここがややこしいところで、DIOのスタンドが生まれた理由は部によって説明が違います。第3部では、ジョナサン・ジョースターの肉体を得たことで新しく身につけた能力とされていました。

第5部以降は、エンヤ婆が持っていた「スタンドの矢」で得た能力として扱われます。2通りの説明の詳しい流れは、DIOのスタンドと最期の巻で確かめてみてください。

第4部・第5部で明かされる「弓と矢」

エンヤ婆は弓と矢を使い、DIOをはじめ何人ものスタンド使いを生んでいます。第4部・第5部では「魔女」の異名でも呼ばれる人物です。

このつながりは、第3部の中では語られません。第4部と第5部で明かされる順に、表にしました。

人物明かされること原作の巻
虹村形兆DIOとエンヤ婆の遺物から弓と矢を手に入れた第4部(第30巻)
吉良吉廣エジプトでエンヤ婆から弓と矢を譲り受けた第4部(第39巻)
ディアボロ遺跡で見つけた矢6本のうち5本をエンヤ婆に売った第5部(第61巻)

物語の中の時間で並べ直すと、矢はディアボロからエンヤ婆に渡り、第4部の杜王町まで届いたことになります。第61巻で明かされる話が、一番さかのぼった出来事です。

形兆の父は、DIOとつながりのあった人物でした。形兆が弓と矢を手に入れた経緯は、虹村形兆の声優・スタンド・最期の記事で読めます。

エンヤ婆の最期は第17巻(死亡)

エンヤ婆が死亡するのは、第17巻の第161話「恋人(ラバーズ)その②」です。承太郎に倒された場面で死んだと勘違いしやすいのですが、あの戦いでは気を失っただけでした。

生け捕りにされたエンヤ婆は、DIOの秘密を探る一行にカラチまで連れて行かれます。そこに現れたのが、DIOの新たな刺客スティーリー・ダン(鋼入りのダン)でした。

ダンはDIOの命令に従い、口封じのためにエンヤ婆を殺します。肉の芽を植えつけられたエンヤ婆は、脳を食い破られて息絶えました(TVアニメ第3部第16話)。

死の間際、ジョセフはDIOのスタンドの正体を聞き出そうとします。エンヤ婆はDIOに切り捨てられたことに驚きながらも、最後まで秘密を話しませんでした。

要するに、エンヤ婆を倒したのは承太郎でも、命を奪ったのはDIO側の刺客です。巻を開いて確かめるなら、気絶は第159話、死亡は第161話。

OVA版の最期は原作と違う

OVA版で原作と違うのは、最期だけではありません。正体の隠し方とばれ方も変わるので、原作・TVアニメと3つの場面で比べました。

場面原作・TVアニメOVA
正体を隠す方法ホテルの女主人に化ける若い女性と老婆の姿を使い分ける
正体がばれるきっかけ承太郎を本名で呼ぶ偽キャプテン・テニールのときと同じ手で見破られる
最期の描写スティーリー・ダンに殺される死後、太陽の光を浴びて灰になる

OVAで見た人と原作で読んだ人とで最期の話が食い違うのは、この違いのためです。OVAでエンヤ婆の戦いを描くのは、Adventure 6「-報復の霧-」とAdventure 7「-正義-」の2話です。

エンヤ婆と関係する人物

仕える主のDIOから息子、命を奪った刺客まで、エンヤ婆とかかわる6人を関係と巻で整理しました。

人物関係巻
DIO仕える主。スタンドを教えた相手第14巻〜第28巻
J・ガイル息子。7人の刺客の一人第16巻で死を知る
ホル・ホース息子を置いて逃げたと恨み、命を狙う第17巻
ジャン=ピエール・ポルナレフ息子の仇。死体の群れで襲う第17巻
空条承太郎ジャスティスを吸い込んで倒す第17巻
スティーリー・ダンDIOの命令でエンヤ婆を殺す第17巻

人物の巻が第17巻に集まるのは、霧の町の戦いから最期までが、この1冊に入っているからです。エンヤ婆に狙われたあとのホル・ホースは、ホル・ホースの能力と最後の巻で追えます。

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参考

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