ダニエル・J・ダービーのスタンドはオシリス神|声優と承太郎戦

ダニエル・J・ダービーは、第3部『スターダストクルセイダース』で、カイロに着いた承太郎たちを賭けに誘うギャンブラーです。スタンドはオシリス神で、勝負に負けた相手の魂をコインに変えて集めています。

承太郎とのポーカーでは、手札を見ないまま賭け続ける相手のはったりに屈し、「コール」と言えずに気絶。死亡ではなく、第23巻で再起不能になります(アニメ第35話)。

「ダービー」は兄と弟の2人いるので、どっちの話なのか迷いやすいところ。ここでは兄ダニエルの能力と声優、3つの勝負の結末を巻数つきでまとめました。

この記事は第3部のダービー戦の結末まで触れます(ネタバレを含みます)。

ダニエル・J・ダービーのプロフィール(ダービー兄のフルネーム)

ダービー兄のフルネームは、ダニエル・J・ダービーです。綴りは D’Arby で、本人は「D(ディー)の上にダッシュがつく」と説明しています(第23巻 第212話)。

基本のデータを表にまとめました。

項目内容
名前ダニエル・J・ダービー
登場する部第3部『スターダストクルセイダース』
年齢弟テレンス(21歳)より10歳年上
誕生日原作に記載なし
身長・体重原作に記載なし
血液型原作に記載なし
出身原作に記載なし
立場DIOの部下。エジプト9栄神の1人
自称生まれついてのギャンブラー
口ぐせ返事の代わりに「グッド」
スタンドオシリス神
家族弟テレンス・T・ダービー
初登場第23巻 第211話/アニメ第3部第34話

誕生日や身長は、アニメ公式サイトの人物紹介にも載っていません。年齢は、弟テレンスの紹介と発言から分かります(第24〜25巻)。

「ダービー」のフルネームはいつ分かる? 名前の由来

兄の下の名前が分かるのは、弟テレンスのプロフィールが出てからです。第23巻の兄は、姓の「ダービー」しか名乗っていません。

OVA版では、初登場の場面で自分からフルネームを名乗ります。

名前の由来は、ミュージシャンのサナンダ・マイトレイヤの旧名「テレンス・トレント・ダービー」。弟テレンスも同じ由来です(『集英社ジャンプリミックス スターダストクルセイダース』vol.8)。

兄はカイロのカフェのギャンブラー(第23巻)、弟はDIOの館の執事(第24〜25巻)。こう覚えておくと、どちらの話かで迷いません。

ダニエル・J・ダービーのスタンドはオシリス神

オシリス神は、賭けに負けた相手の魂を奪い、コインに変えるスタンドです。アニメ公式サイトの人物紹介には、本体が死ぬと魂も死ぬので、賭け以外で取り返すのは難しいとあります。

賭けを有利にする力は持っていません。勝負の強さは、すべてダービー本人の腕によるものです。

ステータスは破壊力E・スピードD・射程距離D・持続力C・精密動作性D・成長性Dです(『JOJO A-GO!GO!』)。

負けを認めた相手の魂をコインにする

魂が抜かれるのは、相手が心の中で負けを認めた瞬間です。勝負の終わりを待つ必要はありません。

たとえばジョセフは、グラスをあふれさせる前に心の中で負けを認めています(第23巻 第213話)。この決まりは本体のダービーにも当てはまり、ポーカーの負けはカードを見せ合う前に決まりました(第216話)。

ほかの決まりは次の4つです。

  1. 勝負の前に、相手が「魂を賭ける」と意思を示す
  2. 抜けた魂はコインになり、何枚かに分けて賭けに使える
  3. 分けたコインは、全部そろって1人分の魂になる
  4. ダービーが負けを認めると、魂は持ち主に戻る

オシリス神のできること・できないこと

原作の場面ごとに、できることとできないことを表にしました。

項目できる・できない根拠(巻・話)
負けを認めた相手の魂をコインにするできる第23巻 第211話・第213話
1人の魂のコインを何枚かに分けるできる(6枚ずつ)第23巻 第214話
その場にいない人の魂を賭けさせるできる(花京院の魂)第23巻 第215話
賭けを有利にする・相手の心を読むできない第23巻 第211〜216話
殴る・物を壊すできない第23巻 第211〜216話
本体が死んだあとも魂を無事に残すできない(魂も死ぬ)第23巻 第212話

要するに、奪われた魂を取り戻すには、ダービーに負けを認めさせるしかありません。

オシリス神は何の神? 名前とデザインの由来

スタンド名は、エジプト神話の冥界の神「オシリス」から来ています。作中のエジプト9栄神では、1番目にあたる神です。

「9栄神」という区分そのものは、実際のエジプト神話にはない作品独自の設定。ほかのスタンド名の由来は、第3部のスタンド名の元ネタ一覧で確かめられます。

デザインについては、『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』に作者のコメントがあります。アフリカ系の民族デザインに、機械的な要素を足した姿です。

ダニエル・J・ダービーの声優は銀河万丈(OVA・ゲームも)

TVアニメで声を担当したのは、銀河万丈です(アニメ公式サイトの人物紹介)。ただ、媒体ごとに声が違うので、どの作品の話かで答えが変わります。

作品年担当
TVアニメ『スターダストクルセイダース エジプト編』2015年銀河万丈
OVA1994年内海賢二
カプコンの対戦型格闘ゲーム1998年〜岸祐二
『オールスターバトル』(ASB)2013年石井康嗣
『オールスターバトルR』(ASBR)2022年銀河万丈

TVアニメと同じ銀河万丈の声をゲームで聞けるのは、『オールスターバトルR』です。ASBでもASBRでも、ダービーは操作できるキャラクターではなく、カスタマイズモードの案内役です。

ASBではキャンペーンモードで賭けの相手も務めます(ASBRにはこのモードがありません)。

OVAで描かれたエジプト9栄神は、ンドゥールとダービーの2人だけです。ほかにどの戦いが入っているかは、OVA版とTVアニメ版の違いで確かめてみてください。

ダニエル・J・ダービーが登場する巻と話(第23巻・アニメ第34〜35話)

ダービー本人が出てくるのは、原作第23巻の第211〜216話です。アニメ第3部では第34〜35話にあたります。

出来事原作の巻と話アニメ第3部の話
カフェで一行に声をかけ、ポルナレフと賭ける(初登場)第23巻 第211話第34話
ジョセフとグラスとコインの勝負第23巻 第212〜213話第34話
承太郎がポーカーを挑み、指を折る第23巻 第213〜214話第35話
ダービーが1回目に勝ち、2回目はキングのフォーカードが揃う第23巻 第215話第35話
「コール」と言えずに気絶し、再起不能第23巻 第216話第35話
弟テレンスとの戦いで名前が出る第24〜25巻第40〜41話

アニメ第34・35話の題は「ダービー・ザ・ギャンブラー その1」「その2」。原作でも、第211〜216話が「ダービー・ザ・ギャンブラー その①〜⑥」です。

注意したいのが巻の題で、第23巻は「ダービーズコレクション」。「ギャンブラー」が付くのは、話の題のほうです。

OVA版では、Adventure 10「ダービー・ザ・ギャンブラー」(1994年7月21日)が同じ戦いを描きます。

ダービーと承太郎のポーカーの結末(3つの勝負)

承太郎とのポーカーは、ダービーが「コール」と言えずに気絶して決着します(第23巻 第216話)。その前のポルナレフとジョセフとの勝負も合わせて、3つを表にしました。

相手勝負結果(話)
ポルナレフ猫が2切れの肉のどちらを先に食べるか負けて魂をコインにされる(第211話)
ジョセフ酒を満たしたグラスに交互にコインを入れ、あふれさせたら負け負けを認め、魂を奪われる(第213話)
承太郎ポーカー(配り役は近くの少年)ダービーが気絶し、再起不能(第216話)

ポルナレフとジョセフはダービーの仕込みに負け、2人の魂を取り戻す役が承太郎に回りました。

ポルナレフとジョセフが負けた勝負

最初に賭けに乗ったのは、館の場所を早く聞き出したかったポルナレフです(第23巻 第211話)。肉を食べる猫は、実はダービーの飼い猫でした。

ジョセフは、こっそり酒を注ぎ足してダービーを追い詰めました(第212話)。わざと名前を2度間違えて呼び、「二度と間違えるな」と怒らせてもいます。

ダービーのほうは、勝負の前にグラスの下へチョコレートを仕込んでいました。日の光でそれが溶けてグラスの傾きが直り、もう1枚コインが入ります(第213話)。

仕掛けを見抜いた承太郎は、次の勝負にポーカーを指名します。暴力こそ使わないものの、これまでで一番危険な相手と見たうえでの指名です(第213話)。

承太郎とのポーカーはどう決着した?

決め手は、魂を賭け続けた空条承太郎のはったりでした(第23巻 第215〜216話)。勝負は次の順に進みます。

  1. 承太郎がスタープラチナの目の良さを見せ、イカサマは通じないと告げる(第213話)
  2. 配り方のイカサマを見抜き、ダービーの指を折る(第214話)
  3. 1回目は、承太郎の8と9のツーペアがジャックとクイーンのツーペアに負ける(第215話)
  4. 2回目、ダービーはキングのフォーカード。承太郎はアヴドゥルと、その場にいない花京院の魂まで賭ける(第215話)
  5. 承太郎は母ホリィの魂を上乗せし、代わりにDIOのスタンドの秘密を賭けろと迫る(第216話)
  6. ダービーは「コール」と言おうとして声が出ず、立ったまま気絶する(第216話)

2回目の途中、承太郎の前には火のついたたばこや飲み物が一瞬で現れます(第215〜216話)。それを見たダービーは、スタープラチナでカードもすり替えたのではと疑い始めました。

承太郎はイカサマをしたのか(最後の手札)

「スタープラチナで手札をすり替えたの?」と気になりますよね。承太郎は、2回目の勝負で自分のカードを一度も見ていません(第23巻 第215〜216話)。

アヴドゥルが確かめると、承太郎の手札はまったく勝負にならない弱いものでした(第216話)。すり替えは、ダービーの頭の中で膨らんだ疑いにすぎません。

死亡ではなく再起不能

ダービーは死んでいません。極度の緊張で正気を失い、再起不能になりました(第23巻 第216話)。

ポルナレフとジョセフはもちろん、それまでコインに閉じ込めていた人々の魂も、すべて持ち主に戻っています。正気を失ったので、DIOのスタンドの秘密は聞き出せないまま終わりました。

弟テレンス・T・ダービーとの違い(ダービー兄と弟)

兄弟はどちらも魂を奪うスタンド使いで、最後は2人とも承太郎に負けて再起不能になります。

「どっちが強いの?」と迷う人は、まず表で勝負の中身を比べてみましょう。

項目兄 ダニエル弟 テレンス
立場カイロのギャンブラーDIOの館の執事
スタンドオシリス神(9栄神の1番目)アトゥム神(9番目)
勝負の種目猫の賭け・コイン・ポーカーテレビゲーム
魂の入れ物コイン人形
心を読む力なしYES・NOの二択で読める
結末ポーカーで気絶し再起不能(第23巻)野球ゲームに負けて再起不能(第25巻)
TVアニメの声優銀河万丈諏訪部順一

館の入口で一行を迎えたテレンスは、自分は兄よりはるかに上だと言い切っています(第24巻 第228話)。一方の承太郎は、兄貴ならこんなイカサマは簡単に見破っていたとテレンスに告げました(第25巻)。

テレンス本人と承太郎で言うことが正反対なので、どちらが上かは作中でも決まっていません。

ダニエル・J・ダービーと関係する人物

勝負の相手と、家族や仕える相手をまとめました。

  • 空条承太郎:ポーカーでダービーを破る(第23巻 第216話)
  • ジャン=ピエール・ポルナレフ:最初に魂を奪われる(第23巻 第211話)
  • ジョセフ・ジョースター:グラスとコインの勝負で魂を奪われる(第23巻 第213話)
  • モハメド・アヴドゥル、花京院典明:承太郎がポーカーで2人の魂を賭ける(第23巻 第215話)
  • テレンス・T・ダービー:10歳年下の弟(第24〜25巻)
  • DIO:ダービーが仕える相手

スピンオフ作品『クレイジー・Dの悪霊的失恋』には、DIOとの出会いが出てきます。ダービーはポーカーでDIOと勝負し、そのスタンドの恐ろしさを知って絶対服従を誓いました。

参考

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