ジョジョのエアロスミスの能力|息を探すレーダーと弱点・元ネタ

エアロスミスは、ジョジョ第5部『黄金の風』でナランチャ・ギルガが操るスタンド。ラジコンほどのプロペラ戦闘機の形をしていて、両翼の機銃と機体の下の爆弾で攻撃します。

さらに二酸化炭素を探すレーダーで、目に見えない相手でも息をしていれば見つけ出します。

ただ、レーダーが教えてくれるのは、二酸化炭素が出ている場所と量まで。それが誰の息なのかを見分けるのは苦手で、ここがこのスタンドのややこしいところです。

この記事では、できること・できないことを根拠の巻つきで分けました。同じ名前のバンドのことや、原作の巻とアニメの話数の対応もまとめています。

この記事は、第5部のナランチャの最期(第62巻)まで、戦いの結果に触れます(ネタバレを含みます)。

エアロスミスの基本情報(ナランチャのスタンド)

本体は、ブチャラティのチームにいる17歳のナランチャ・ギルガです。名前・形・ステータスを表にまとめました。

項目内容
名前エアロスミス(Aerosmith)
英語版の名前Li’l Bomber(北米版で改名)
本体ナランチャ・ギルガ
登場する部第5部『黄金の風』(単行本第47〜63巻)
初登場(原作)第50巻「ナランチャのエアロスミス」その①
アニメの最初の戦いホルマジオ戦(第5部第10〜11話)
形ラジコンほどのプロペラ戦闘機
外見の分類b・y型(人型でない・メカ寄り)
ステータス破壊力B・スピードB・射程距離 数10m・持続力C・精密動作性E・成長性C
同じ名前のものアメリカのロックバンド、エアロスミス

目を引くのは、射程距離の「数10m」と精密動作性の「E」です。遠くまで飛ばせる代わりに、細かく狙うのは苦手なスタンドだと分かります。

ステータスは単行本に載っている値です。アニメ版では、射程距離がBとされています。

外見の分類は、画集『JOJO A-GO!GO!』によるものです。「人型でない(b)」と「メカニカルなもの(y)」を組み合わせたのが「b・y型」。

ネット上では、全長を40cmとする説明も50cmとする説明もあり、数字がそろっていません。どちらも数字の元になる原作の場面は示されておらず、「ラジコンほど」と覚えておけば十分です。

操縦席のパイロットの名前は「スミス」

機体の操縦席にはパイロットが乗っていて、名前は「スミス」とされています。

出どころは、連載中の『週刊少年ジャンプ』1998年9号です。コラム「気分はJOJO 最終回SPECIAL!!〜5部Q&A〜」で、この名前が示されました。

エアロスミスの能力(機銃・爆弾・二酸化炭素レーダー)

エアロスミスは、戦闘機の形をした機体と、ナランチャの片目を覆うレーダーの2つでできています。機体が「撃つ」、レーダーが「探す」という分担です。

両翼の機銃・機体の下の爆弾・プロペラで攻撃する

主な武器は両翼の機銃で、掃射で相手を追い詰めます。機体の真下には爆弾があり、上から落として攻撃します。

プロペラそのもので敵を切り刻むこともあります(第57巻)。

発進と回収には、ナランチャが横に伸ばした両腕を滑走路に見立てて使います。近くの敵には腕を突き出して発進させ、その瞬間に撃ちかかります。

遠くの敵を探しに飛ばすだけでなく、目の前の敵にもすぐ攻撃できるわけです。

二酸化炭素レーダーで「息をしている相手」を探す

レーダーが探知するのは二酸化炭素です。生き物の呼吸にも反応するので、ナランチャが目で見られない相手でも、息をしていれば撃てます。

射程距離も長く、チームでは偵察や敵探しでもたびたび活躍します。

精密動作性はEですが、レーダーの精度そのものは高いのが強み。一度相手を絞り込めば、センチ以下の単位で測って攻撃できます。

注意したいのが、レーダーが教えてくれる中身です。分かるのは二酸化炭素が出ている場所と量までで、それが誰の息なのかを見分けるのは苦手です(第51巻)。

機体が離れた場所で感じ取ったことは、ナランチャにはレーダーを通して限られた形でしか伝わりません。射程と力の関係など、スタンドの基本ルールはスタンド(幽波紋)とはにまとめています。

エアロスミスができること・できないこと

得意なのは「遠くから探して撃つ」こと、苦手なのは「相手を見分ける」ことと「狙いすます」ことです。根拠になる巻やステータスを添えて、表にまとめました。

項目できるか根拠
数10m先まで飛ばして攻撃するできる射程距離 数10m(単行本のステータス)
両翼の機銃で撃つできる第50〜51巻(ホルマジオ戦)
機体の下の爆弾を落とすできる第50巻(ホルマジオ戦)
プロペラで切りつけるできる第57巻(クラッシュ戦)
見えない相手を呼吸で見つけて撃つできる第59巻(リゾット戦の終盤)
反応が誰の息なのかを見分ける苦手第51巻・第59巻
燃えるものが多い場所で敵を見分ける難しい(全部に反応する)第51巻(ホルマジオ戦)
狙いすました正確な射撃苦手精密動作性E(単行本のステータス)

上の5行と下の3行で、得意と苦手がはっきり分かれます。リゾット戦の終盤(第59巻)は、この両方が一度に出てくる場面です。

リゾットのメタリカは、砂鉄を身にまとって周りの風景に溶け込めます。そのリゾットが、ディアボロの策略でエアロスミスに撃たれ、致命傷を負います(第59巻)。

見えない相手でも見つけられる一方で、誰の息かを見分けるのは苦手。リゾット戦を読むときは、この2つを頭に置いておくと流れを追いやすくなります。

エアロスミスと同じ名前のバンド

スタンド名と同じ名前の、エアロスミス(Aerosmith)というアメリカのロックバンドがあります。マサチューセッツ州ボストンの出身で、1970年に活動を始めました。

デビューは1973年1月の1stアルバム『野獣生誕』です。映画『アルマゲドン』の主題歌「ミス・ア・シング」でも広く知られています。

第4部以降のスタンド名には、洋楽のアーティスト名・曲名・アルバム名から取られたものが多くあります。

エアロスミスが登場する巻と話数

初登場は第50巻で、話の題そのものが「ナランチャのエアロスミス」です。その①〜③が第50巻、その④〜⑧が第51巻に入っています。

アニメでも、第5部第11話の題が同じ「ナランチャのエアロスミス」です。主な戦いを、原作の巻とアニメの話に対応させました。

出来事原作の巻アニメの話(第5部)
初登場・ホルマジオと戦う第50〜51巻第10〜11話
スクアーロとティッツァーノを倒す第56〜57巻第22〜23話
ディアボロの策略でリゾットを撃つ第59巻第27話
本体のナランチャが死亡する第62巻第35話

最初の相手はホルマジオです。数センチまで体を縮められたナランチャが、エアロスミスの銃弾で反撃します(アニメ第5部第11話)。

ホルマジオは、怒りを爆発させたナランチャの激しい攻撃で返り討ちにあいました(第51巻)。

ボスの親衛隊との戦いでは、ティッツァーノがエアロスミスの弾丸からスクアーロをかばって死亡します。スクアーロもエアロスミスのラッシュを受けて敗れました(第57巻)。

ナランチャのラッシュの掛け声は「ボラボラボラボラ……ボラーレ・ヴィーア(飛んでいきな)」です。

「エアロスミスは強いの?」と気になる人は、ステータスとこれらの戦いの結果を見比べてみてください。

リゾット戦でボスが使った能力は、エピタフとキング・クリムゾンの記事で整理しています。

エアロスミスの最後の登場は第62巻です。ローマの最終決戦で、ナランチャはボスのキング・クリムゾンに隙を突かれ、鉄柵に串刺しにされて殺害されます。

第5部で誰が生き残ったかは、ジョジョ死亡キャラ一覧と生き残りで確かめられます。

関連するスタンド・人物

エアロスミスが関わった主な相手を、関わった巻の順に表にしました。

スタンド・人物エアロスミスとの関係
リトル・フィート(ホルマジオ)最初の相手。機銃掃射をさばくスピードを持つ
クラッシュ(スクアーロ)第56〜57巻の相手
トーキング・ヘッド(ティッツァーノ)第56〜57巻の相手。ナランチャの舌に取り付く
メタリカ(リゾット)第59巻でエアロスミスに撃たれる
キング・クリムゾン(ディアボロ)リゾット戦でエアロスミスを策略に使う

主に戦った相手は、暗殺チーム(ホルマジオ・リゾット)とボスの親衛隊(スクアーロ・ティッツァーノ)に分かれます。

エアロスミスが出てくる巻でいうと、暗殺チームは第50〜51巻と第59巻、親衛隊は第56〜57巻。読み返したい戦いを探すときの目印にしてください。

同じチームのジョルノのスタンドについては、ゴールド・エクスペリエンスの能力にまとめています。

参考

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